名古屋大学医学部解剖弔慰祭

今日は覚王山日泰寺にて行われた「名古屋大学医学部解剖弔慰祭」に参列して来ました。

実は２月に父が他界したのですが、その際に父の生前からの強い希望で「日本篤志献体協会、不老会」を経由して名古屋大学医学部に父の遺体を献体をしました。

春には不老会主催の慰霊祭が平和公園で行われたのですが、その時はどうしても抜けられない用事があって出席出来ませんでした。今回の名大医学部主催の弔慰祭には幸いスケジュールが合ったので、母と一緒に参列してきた訳です。

雲一つ無い快晴となり、参列した遺族は２００人以上いたでしょうか。名大の学生達や関係者も合わせると３００人以上の思いの外大きな祭りでしたが、終始落ち着いた雰囲気で取り進められ、１時間ほどで終了しました。

個人的には宗教事には特に一切の思い入れは無く可能な限り避けて通る性分ですが、儀式の宗教的な意味などはおいておいて、こういったイベント事をきっかけとして過去を思い返して見るのは悪くない事だと思います。正直、学生の頃はかなりの放蕩息子だったので、充分な親孝行が出来たのだろうか？とか、父と交わしたふとした会話を思い出し、その時の気持ちや父の考えをあれこれ想像してみたり、幾ばくかの後悔も感じつつささやかながら悪くない時間が過ごせた様に思います。

それと繋がって、「人生っていつか終わるんだ」という事実をかみしめる事になり、ちょっと焦りの様なものを感じたり・・・日々を大事にして、やりたいと感じた事は出来るだけやっておなかいとなぁと思ったり・・・

多分、僕も献体すると思います。出来ればずっと先がいいんですが。

献体に関して興味が有る方は日本篤志献体協会に問い合わせてみて下さい。献体そのものは事前に登録しなければならず、手続きに１週間程度かかるので注意が必要です。