
10日早朝から舞洲でのD練参加の為、9日夜に大阪入りしました。
時間に余裕を持っての西進なので、ついでにデルタさんにお邪魔してMINI-CUPセントラルスペシャルの話しも詳しく聞こうと。
で、高速を降りて暫くして・・・急にエンジンが全然吹けなくなりストール。それを2回ほど繰り返し、微妙な気配を繰り返しながらなんとかデルタさんに到着。高速出口から近くて良かった(汗
Sメカさんにあれこれ診てもらい、念のためプラグを交換して復調を確認。ついでにブレーキのエア抜きももう1回して貰い、なんとか思いっきり走れる状態に。
MINI-CUPの話しもあれこれ聞き、参加を約束してホテルへ。ノンビリする余裕は無いので、翌朝に備えてすぐに寝てしまいました。
でもって早起きして舞洲へ。
予定通り到着して準備。先回残念な事になるも皆さんに助けてもらって大事に至らずでしたので、今回こそはちゃんと走りたいんですよね。で、幸い天気は良好。気持ちよく走れそうです。
受付に行くと「もう直りました?」と声を掛けて頂いて。。。覚えていて頂いて嬉しいやら恥ずかしいやら(^^;
今回は長谷川プロのグループ。
主に高い速度域からの急制動~180度旋回と2速での比較的高速スラロームを主課題に、パターンを多少変えながら同乗して中から、外から全体を見て、あれこれこまかくアドバイスを貰いながらみっちり反復練習です。
急制動からターンイン開始までしっかり前荷重を残して前輪のグリップを維持、力強く曲がる事で最小のステアで小さく回る・・・
立ち上がりでのステアの戻し遅れに気を付けてお釣りを貰わない様にスムーズな立ち上がりでロスを減らす・・・
上手くリズムを取ってヨーの発生~収束と加重の変化をコントロール、必要に応じてさらにブレーキで前荷重をコントロールして、間隔の違うパイロンの間もスムーズに曲がれる様に・・・
9時から始めて3時間。休憩は各自適宜にとの事でしたが、自分が走らない時も他の人の走りをみてて、何度も何度も練習してたらあっという間に終わってました。
午後からのパイロンアタックに備えて給油に出て・・・ここでMINIの不調の最初の兆候が現れました。一般道へ出た所でハンドルが微妙に右に曲がってる・・・?
轍のせいかな?・・・でも恐いから一旦戻るか・・・と思って動き出したら直ぐにセンターに。大丈夫そうなのでそのまま近隣のスタンドへ。リッター169円という、このご時世としてもボッタクリなガソリンをちょっとだけ入れて戻った所でannbellさん登場!
午後からのタイムアタックまず1本目。annbellさん同乗でまずはさぐりさぐり1分33秒164。この感触なら30秒切り辺りが目標かなぁと2本目。フル加速から最初の右ターンでちょっと強めのブレーキ・・・コキっとなんかブレーキ片効きな感じがしないでもない・・・けどそのままアタック。課題を一つ一つこなすもブレーキのタッチの悪さだけじゃ無い何か違和感が・・・タイムは1分33秒284と逆に落ちてしまいました。
パドックに戻って足回りを確認。特に異常は見あたらない・・・けど、念のためロアアームに施してある加工部を再度増し締めして3本目・・・全開加速からのフルブレーキを蹴り入れた瞬間にハンドルが右へパキっと曲がってしまいます。な、なんだ~!?
しかし、スローダウンしてゆっくり戻る途中で普通に回復。パドックでジャッキアップして下回りをチェック。特に異常見あたらず・・・
ここの所ブレーキのタッチが悪化してきてるので、その絡みだろうか?
或いはパワステ????
一通りチェックして出来る増し締めをして、お願いしてもう1回だけ出走。最初のフルブレーキで3回目よりさらにハンドルが曲がってしまいます。ハンドルを切ればなんとか車体は向きを変えてくれるので、そのままアタックを強行。ブレーキを踏むとぐんにゃり。ハンドルの感触もふにゃふにゃ。
でもなんとか全部の課題をクリア。だけど当然タイムなんて出るわけありません。
でもって、ゴールからパドックに戻るまでの間にまたまた回復。。。わ、訳わかんらん(;_;)
まさかまさかですが、2晩続けてデルタさんのお世話になってしまう事になりました。(D練の皆さん、今回も色々有り難う御座いました、とても勉強になりました。これからも機会見つけて参加させて下さい!)
で、ゆっくりデルタさんに辿り着き、持ち上げて診て貰うと・・・ロアアームの加工部分にずれが発生してまた元に戻った様な痕跡が。真下から診ないと判らないのですが、固定ボルトがずれて動いて出来た傷が有ります。加工部分の先端も力が加わって曲がってしまってます。
原因はここか・・・・
実は、フロントサスのアッパー部分だけでは充分なキャンバーがつかないため、ロアアームの長さを変えられる様に加工して無理矢理ネガキャン増やしたんです。
これにより旋回スピードをより高くする事が出来るようになったのですが、この加工部分が弱点となってしまった訳ですね・・・・
整形して増し締めして試走・・・強くブレーキを踏むとNG・・・
再度整形してバリ取りもしてワッシャーを新品にしてロックタイトも塗って増し締めして・・・でもやはりNG。
変形具合が限界を越えてしまい、ボルトではもう充分な面圧がかからず固定出来ない状態になってしまってます。
RHCのY社長には熱に熱を重ねると強度が大幅に落ちると反対されたのですが、最終的には可動部を溶接して動かない様に無理矢理固めてしまうしか無さそうです。そうしないとレース所か帰る事も出来ないかも・・・
SメカさんがデルタのマイスターM社長に掛け合って下さって、その場で大急ぎ溶接。ポイントや形状を工夫してなるべく強度は維持出来る様にして下さって・・・
仕上がったロアアームはがっちり固まって頼もしく感じます。
結局夜中11時までかかって仕上げてくれて・・・デルタの皆さんにはもう頭上がりません(;_;)
デルタさんを後にしていざ西浦へ。
高速での感触は完全と言っても良いくらいの良い反応。しかし、時間が無くて今の所障害が出ていない左側は未対策・・・でも、こんなに頑張って直してくれた皆さんの努力・・・手伝ってくれる為にわざわざ電車で大阪入りしてくれた友人・・・今年最後のユーロカップ・スプリントを闘う為に沢山の苦労をしてやっとここまで来た・・・今走れてるじゃ無いか!だったら走りもしないで諦めるのは早すぎるんじゃないか!
一旦は諦めると言ってしまった事ですが、挑戦しなきゃ判らない事だから、挑戦しないで止めるより挑戦してから考えよう。そう決めて明日に挑む事にしました。
12時過ぎにホテルに着。どうしてもこなしておかなきゃいけない仕事のメールとかを処理し、1時半過ぎにやっと眠りにつきました・・・