
快晴に恵まれた・・・?暑いさなかのセントラルサーキット。ユーロカップ番外編、夏の9時間耐久まつり2012に参加してきました。
今回はイーグルスポーツさんのプジョー206に、ドライバーの一人として乗せて貰うことに。
鬼軍曹BIGBAMBOO監督を筆頭に、YRT仲間沢山の気心知れたチーム。みんな一生懸命楽しんできました。
9時間の長丁場レース。朝からスケジュール一杯でのんびりしてられません。朝一に20分ほどのテスト走行兼予選。まだ経験の浅い若手U君とがく君の二人に10分づつ乗って貰う事に。
予選側はYRT若手ホープ(笑)のがく君。やはりまだ乗り慣れていない車。やっと感触を感じ始めた頃?って所で予選終了。1分48秒台で、9時間エントリー24台中23位のブービー(^^;しかしこれが後の波乱の第一歩に?
向かえて決勝。出走順は公平にあみだくじで決定(爆)
1番手はテスト走行でも走った若手のU君。2番手に次回のK4GPでも一緒に走る事になったドゥブルシュブロンさん。3番目に僕、4番目ががく君、5番目にhide'sさんの順番。
スタート進行順調に進み、人生初のローリングスタートに挑むU君。上手くこなして飛び込む1コーナー。大きな波乱無く快調に周回を重ね、スティントの終わり頃にはなんと7位までジャンプアップ!
続いてのドゥブルシュブロンさん、僕と順当に繋いで行く間、何度かのSCを上手く利用したりで、がく君にバトンタッチする頃にはなんと総合5位まで上がってしまいました。
予想より遙かに上位のポジションに、BIGBAMBOO監督は胃が痛い〜!とか心臓が苦しい〜!とか心配で落ち着かない様子(^^;
その後さらに車両火災が2回も起きたりの波乱を上手く乗り越えて、ほんの一瞬だけですが総合3位まで浮上!ピットは大騒ぎ(笑)
さすがにそう長くはそのポジションに居られなかったものの、車には一切トラブル無く、ピットワークはほぼ完璧にこなし、全員の1回目のスティントが終わった所で左フロントタイヤのみ交換。びっくりする位短いピットストップで安定5位を死守。
僕も第2スティントをタイヤを温存しながら安定周回でこなし、後続にバトンを繋いで行きます。
7時間目、第9スティントでコースインするがく君。予選ではブービーだった彼が、気がつけば周回43秒台に突入。予選より5秒も速いやん!(^^;
僕がだいたい44秒周回だったので、そのタイムも抜かれてしまい・・・う〜ん、正直言って、悔しいぞ!(笑)
もう1回乗りたい衝動を抑えつつ、彼には「若手ホープ」から「YRTのエース級」に昇格してもらい、これから一層ばんばん走って貰わなければと思うのでした(笑)
それはともかく、びっくりする位順調にバトンを繋いで来ての最後のスティント担当は、頼れる男hide'sさん。燃料がちょっと厳しくなって来ているので、これまで6000回転縛りだった所を5000回転しばりと条件厳しくなったのですが・・・
しかしやっぱりこの人、魅せてくれます。ここまでのチームベストは第5スティントでhide'sさん自身が出した43秒台後半だったんですが、最終スティントでタイヤを使いきって良し!となった途端、回転縛りが厳しいのに再び43秒台を連発!243周目に43秒3とチームベストをコンマ5も更新!総周回数256周だったのに、なんでこんな所でベストが出るのか?(^^;
ここでとうとう監督が動き、ペースダウンのサインが(爆)
と、まぁ、最後にちゃんとオチをつけつつ、抜群のピットワークと采配で9時間を完璧に走り切り、総合5位、クラス優勝を勝ち取りました。ちなみに上位4台は全部BMWのisなので、BMW以外の車ではダントツ1位!しかも上から11台までで見て、うちが一番ラップタイムが遅いと言う・・・耐久レースの妙ですね〜
ドライバー5人のタイムはばらつき少なく、全員45秒前後でほぼ安定。これは車への負担がドライバーによって極端に変わらない事を意味してて、車への負担を最小にしつつ、立てたレース戦略の通りに事を運べるという事になります。さらに車の仕様自体は、基本的なレース装備以外はほぼノーマル。車体のバランスが一番良い状態なので、無茶をしなければなかなか壊れません。つまり、トラブルなどでの予定外のピットストップが起こりにくく、常に最小限のロスで走り続ける事が出来る訳です。
さらにチームスタッフ全員が「その時自分がすべきこと」をよく判って行動していたと言うのも、好成績の大きな要因です。予め監督から的確な指示が出いて、それぞれがきちんと自分のすべき作業を無駄なく行う事で、ピットワークタイムも全チーム中TOPクラスだったのでは無いかと。
これまで大小色んな耐久レースに出ましたが、その中でも一番上手く行けたレースだった様な気がします。
そんなこんな、クラス優勝、総合表彰、さらに予選23位から総合5位でのフィニッシュと言う事でのベストパフォーマンス賞まで頂いてしまい、1回のレースで3回表彰と言う貴重な体験までさせて貰っちゃいました(^^;
耐久レースは、スプリントの様に「壊れても良いからいったれ〜!!」って言う事が(基本的には)出来ません。自分が握っているハンドルは、次のドライバ−へ必ず繋いで行かなければいけないバトンです。車を大事に、しかもちゃんと走らせ、バトンを繋いで行く。スプリントとは全く違う、みんなで力を合わせて闘っていく悦びが有りますね。ほんと、充実したレースでした。
終了後はやはり焼き肉で〆!(笑)
みんなで旨い肉をたらふく食べて、心もお腹も暖かになって帰路につきました。
皆さん、ほんとお疲れ様でした!
一緒に走れてほんと、楽しかったです!
Posted at 2012/08/08 01:06:21 | |
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セントラルサーキット | 日記