ユーロカップ2008第6戦 3時間耐久レース 前編はこちら♪
ブレーキの効きや挙動を確認しながら、最初の1周だけハザードをつてけゆっくり周回。ストレートエンドでのハードブレーキでちょっと後ろが不安定な感触は有るものの、コントロール可能なレベル。異音は特になし。制動力も問題なし。勿論エンジンは絶好調。
最終コーナーを立ち上がった所で決断!このまま行くぞ!!
コンクリートウォールで心配そうに見守る仲間達。OKのサインを出しながらホームストレートを全開で通過!思いっきり飛び込む1コーナー、大丈夫!ヴィータはちゃんと走ってくれる!
15分に及ぶ完全停止時間を含め、序盤で20分近くを失ってしまいダントツの最下位となってしまいましたが、レースはまだ2時間半も残っています。復調したヴィータのエンジンもやる気満々の気配。追いついてきたTOPグループにはラインを譲るものの、ストレートではあまり離されずついていけます。快調!!
僕の担当30分弱を、同格以上の車もお構いなしにコーナーでストレートで追い回し、
スプリントレースしてる位の気持ちで力一杯走り切り、多少小雨が舞い出すも、だんだんこの車の走らせ方が判ってきた後半に1分43秒フラットまでタイムアップ。
予定通りの時間を走ってピットイン、ドライバー交代。
予め練習していた通り、左右の各サポート係がドアを開け、ドライバーが右から飛び出すと同時に左から次のドライバーが乗り込み、サポートが手伝ってベルトを装着!すぐさまシートを合わせてエンジンスタート!停止から僅か18秒そこそこで再スタート!見事!!
さらにドライバー交代をしている間の僅かな時間だけ、数リッターだけでもいいから給油を行う事で、後半に1回巡ってくるかもしれない給油のロスまで削る作戦!
気持ちよく飛び出して行くShinta君!さすがはエース!早々にタイムアップしていき1分42秒台を連発!
相変わらず時折小雨が舞う中、テクニカルセクションでは総合TOPの車にすら食らいついて離れない激走!上は遠いけど着実にポジションを上げて行きます!
予定時間を大過無くきっちり走り切りドライバー交代、最初に戻って今度はhide'sさんの番!
やっぱりズバっと切れ味抜群のピットワークであっという間にドライバー交代!1回目の鬱憤を晴らすかのごとくコースに飛び出して行きます!
1巡目で気持ちよく走りきれなかった分、このスティントのhide'sさんはひと味違いました!最初からばんばん飛ばして行き、チームベストを更新、中盤でとうとう1分41秒7までタイムアップ!走り慣れてるので1スティント25分はずっと全開で行ける長さです。スプリントペースで容赦無くプッシュプッシュ!
しかし後半にかかり、時折舞う程度だった小雨が連続するようになって来て、路面コンディションが目に見えて悪化して来ました。
リタイヤしたりトラブルで後退する車がちらほら出て来た事も有り、さらにじわじわと順位が上がって来てますが、ここでさらに微妙な事になって来たぞ・・・
もちろん少々滑る路面でコントロールを失う様なドライバーじゃ有りません。
順調に走り切って僕の2巡目。やはりズバっとドライバー交代を済ませ、僕の運転で意気揚々とコースに復帰。
(電源の問題でここでビデオが停止してしまい、後半の1時間が撮影出来ず、残念・・・)
路面コンディションはやはりはっきりと濡れて来てます。
一度綺麗になっているので埃が浮き上がって猛烈に滑るって程じゃ無いけど、確実にグリップしなくなって来ている路面。今年、何度も走るハメになった慣れ親しんだコンディションですね(^^;
しかし、この状況ではひょっとすると・・・
慎重に、かつ、思い切って何台かを抜いて担当時間半分弱過ぎた頃でしょうか、一層悪化したコンディションにコースアウトする車が続出。危険な場所に止まってしまった車両が3台ほど。こりゃ回収が入るなと思ってたら、やはりSCが入りました。
残りの時間は全てSC先導によるフルコースイエローの状態。
これまでの経験からSCが入っても配列調整がされる事無くそのまま解除まで待たされるのですが、今回は本来の手順通りにTOPがSCの真後ろにつくまで場所を選んで追い越し指示が出されました。
初めての経験ですが、SCの動きを慎重に見守りながら何周目かのホームストレートで抜いていけとの指示。距離を開けて抜いていき、今度は最後尾に追いつく為に、慎重にかつ大急ぎで周回。周を重ねる毎に回収作業が進んでいってちょっと焦りましたが、SC解除前になんとか追いついた~!
結局SC導入中のまま僕の担当は終了してピットイン。慌てず騒がずスムーズにShinta君へと交代。コース復帰後まもなくSC解除!どの車もストレスを爆発させたかの様に全開全開!!
この段階で順位は24,5位程度だったでしょうか。11周以上遅れのダントツ最下位からよくもここまで順位を上げたものです。残りは30分少々、あと少し!
路面の悪いこの状況は我らに有利!さらにプッシュし続けるShinta君、じわじわと順位が上がって行きます!
残り15分少々となった頃でしょうか、最終コーナー立ち上がりで1台がコース外で停止!白い煙が上がっていて、クラッシュでは無くマシントラブル???
立ち上がりの一番微妙な位置に止まっていますので、これはまたSCが入るか???
もしSCが入ったら、当初の予定を少し繰り上げてドライバー交代。hide'sさんに最後のハンドルを引き継いでゴールを目指します。
と、やはり再びSC導入によるフルコースイエロー。タイミング的には下手をするとこのままチェッカーかも???
直ぐにピットイン指示。SCの走る速度が一層遅く感じられますが、問題無くドライバーを交代して最後のスティントです。
(少し余裕が有ったので、この時急いでビデオの電源をチェック。インバーターの接触不良だったのか通電が回復してくれて録画再開!)
コース復帰時の残り時間は10分程、回収作業が終わるのが先か、チェッカーの時間が来るのが先か・・・・せめて全開競り合いの状態でチェッカーフラッグ受けたい!!
残り3分少々でなんとか回収完了!やった!!頑張ったサーキットスタッフさんにありがとう!!!
みんな意気揚々とエキゾーストを響かせてホームストレートを駆け抜けて行きます!
あと3周分の残り時間!雨はほぼ止んだものの路面はまだ濡れてます。ここまで来たら全車走りきれ~!!
順位の変動は無いものの、慎重に大胆に最後の瞬間目指して走るhide'sさん。ピットロードにはみんな集まってその瞬間を待ちます。
スタートから2時間55分経過、コントロールタワーにチェッカーフラッグが用意されます。
最終コーナーを立ち上がってくる総合1位の赤いis!チェッカー!!
次々とゴールする車達。程なくウルトラヴィータ号も無事にフィニッシュ!!やった~(^^/
予選22位。一度はぶっちぎり最下位まで落ちたものの、力一杯走り切り、抜群のピットワークで順位を戻し、再び22位を獲得しました。
上位3台までが同一周回。チューンドis、スタンダードだけど凄腕ばかり(なんと現役GTレーサーまで!?)がハンドルを握ったis、今だ現役のM3BとBMWのスポーツクーペが上位を独占する結果となりました。
そして我れらがウルトラヴィータ号はTOPから遅れること11周・・・ヴィータの速度で11周するのにかかる時間は20分弱・・・たらればを言うなと判っていながら、序盤の20分近いロスが無ければひょっとしたら・・・等とつい考えてしまいます。
草だろうがクラブマンだろうがGTだろうがF1だろうが、レースは結果が全て。しかしスゴイ可能性を感じさせてくれるウルトラヴィータ号とチーム戦略に、改めてどきどきしてしまいますね!
来年、今度こそ作戦を完遂して総合上位を狙うべく、リベンジです!!
hide'sさん、Shinta君始め、ヘルプに来てくれた皆さんも含めてチームのみんな!有りがとう御座いました!すんごい楽しい1日でした!
走った皆さん、応援に来た皆さん、スタッフの皆さん、お疲れ様でした!
また来年もがんばろ~!!(^^/