
ユーロカップ2014第4戦、今回も「NSFactory MCS with イーグルスポーツ.YRT.DL.TK」として参戦して来ました。
秋晴れとなったセントラルサーキット。今回からなつかし仲間が一人復帰。かつてのライバルHさん号に、同じく当時一緒に走って居たS山君が乗っての参戦。車のポテンシャルは僕の水色号と同等。ドライバーはちょっと練習不足かも知れませんが、同じAクラスで走ってくれるとの事で、楽しみです!
今回のレースはBMW−MINI−Aクラス5台、Bクラス4台の出走。さらにユーロラジアルレース、VWチャンピオンレース、ロータスチャンピオンレースと4つのレースが混走。ユーロラジアルレースにはいつもの仲間AUDIーS4のKさん80号車と、久々に一緒に走る事になったE36M3のannbellさん79号車、イーグルスポーツ206RCのBIGBAMBOO社長78号車も出走。特にannbellさんのM3は僕の水色号とラップタイムがかなり近いので、予選決勝共に接近戦になりそうな予感。楽しみです!
僕らのレースそのものは少し遅めの時間からですが、車検の準備で朝一から結構バタバタ。レギュレーションをちょっと勘違いしていて、ウェイトハンデは直近2戦分の結果のみで計算だそうで、当初90kgだと思ってたバラストが60kgで良いと言うことに。幾らか楽に走れるなぁ・・・そう思っていたのですが・・・
9時半からの予選。60kgのハンデに合わせてダンパーを前後共にいつもより1段階締めてみました(F16R14戻し)。その作業の際に嫌な光景が・・・リアのブレーキパッドが殆どありません。左はまだベースプレートよりちょっと薄いって程度ですが、右リアは刷毛で塗ったか?って程度しか残っておらず、こりゃヤバイかも?・・・あまりリアに負担がかからないMINIですが、それも有ってすっかり見落としていました。さすがにこの状態は不安・・・まぁスプリントレース1回分位は保つとは思いますが、これが心に乗せた大きなウェイトとなってしまいました。
2番目にコースインして早くからアタック開始。しかし、車体が思う様に曲がってくれずに狙ったラインが取れません。低速コーナーで入り口アンダー。高速コーナーで出口アンダー。ダンパーの調整は充分な効果無し。バランスが取れず走りにくい!車体が重く加速が鈍く、リアブレーキの不安も有ってイマイチ思いっきり行けません。計測2周目で思った様なタイムが出ず、ちょっと焦って頑張った3周目に出た1分35秒25がベストタイム。その後は落ちる一方。結果、ポールポジションは34秒1を出した79号車annbellさん。1秒ほどあけて2位が僕、さらに1秒ほどで3位に71号車IIJIMANさん。4位に72号車o-zinさん。80号車Kさん、久々の69号車S山君と続いてここまでが36秒台。ライバル達が真後ろについていて、一切気が抜けない状態です。
イーグルスポーツさんが用意して下さったおでんを頂きつつ(モチ巾着旨い〜!!)、仲間達が出るリトルやMTFのレースを応援しつつ、お昼過ぎに迫る決勝。予選の走りにくさをなんとか改善したく、もうちょっとダンパーを調整しようとは思うものの。。。どっちに振ったらいいか悩む所。決めかねてしまいBIGBAMBOO社長に相談。ドッグファイトになった状態で車を振り回して競り合いしたいのなら、中高速コーナーの出口で操舵が生き、早くからアクセルを踏んで行ける方向にした方が良いだろうとの事。低速コーナーはアプローチで工夫すれば姿勢が作れるはず。その方向ならフロントを少し緩めてみたらどうだろうと。それでF17R14に微修正。これで決勝に挑みます。
順調に進行していきスターティンググリッドに整列。左前にポールの79号車を望み、戦い方を考える。スタンディングスタートの苦手なFFに対して相手は得意なFR。きちんと決めて着いていかないと、あっと言う間に離されて勝負権が無くなってしまう。スタートが猛烈に早い80号車は5番手からのスタート。あそこからでも先頭を狙って来るだろうから、そこに上手く絡めば1コーナーで前に出られるチャンスが有るかも?
とにかくもスタートをきっちり決めるのがなにより重要。気合いを入れて、だけど気負い過ぎない様に気をつけて、シグナルを待ちます。
1分前でエンジンスタート。いつもの儀式・・・DSCを切ってカウンターを入れて、ファンを入れて、軽くアクセル入れてエンジンの鼓動を感じて・・・
30秒前・・・5秒前・・・レッドシグナル点灯から。。。消灯でスタート!
強めのアクセルで一気にクラッチミート。一瞬だけタイヤ空転したのをクラッチでアジャスト、アクセルは戻さない!速度が乗った!2速に上げてさらに加速!視界左に79号車、食らいつく!左後ろから迫る71号車、その向こうから一気に追い抜いて行く80号車!やっぱ速い〜!
79イン,80アウトとサイドバイサイドで飛び込む1コーナー、79号車のテールに食らいついていき、80号車との間に割り込む!2番手のまま立ち上がる2コーナー!71号車も80号車のインに飛び込んで食らいついてきた!4台テールトゥノーズでバックストレート・・・M3速い!後半で離される!
諦めず飛び込む4コーナー、車がちゃんと曲がってくれる!そのままS字区間で距離を詰め、ヘアピン飛び込みでレートブレーキ!79号車がちょっとアウトに膨らむ!隙有り!インに飛び込んで前に!前に!前に!・・・出切れない!!
立体交差前までサイドバイサイドのまま意地の張り合い!しかしじりじり先行されて抜けないまま最終コーナーに飛び込み!真後ろに迫る71号車。3台連なって戻るホームストレート、M3のパワー炸裂されてどんどん引き離される!ううむ、牽引ロープくれ〜!!
71号車にピッタリ着かれながら2周目に突入。必死で後ろを引き離し、必死で前に食らいつき、ヘアピンでまた真後ろに着けて隙を伺う!最終コーナーで79号車がアウトに膨らみ、インに飛び込む!しかしここから加速勝負!抜けない!
そのままストレート毎に少しずつ差が広がっていく。真後ろに迫っていた71号車は、そのまま80号車、72号車とバトルになって距離が開き始めた・・・そんな油断からか、4コーナー飛び込みで痛恨のシフトミスを2回!4から3に落とす所が何故か5に入ってしまう!折角真後ろに食らいついていたのに、そのせいで中盤で3秒ほど差がついてしまう。しかし、この頃には後方との差も広がっていて、少し楽になってきました。となると頭に浮かんでくるのはリアブレーキの事・・・シフトミスでのロスを挽回するためにもブレーキで詰めていきたいが・・・ペダルに伝わる感触が甘くなって来た。パッドの限界が来てるのか!?
怖々とだけど、極力ペースを落とさない様に周回。と、一端広がった差が終盤でじわじわ縮まって来た!もうちょっと頑張るか〜!
しかし、最大3.4秒ほどの差を1.7秒差まで縮めた所で時間切れ、チェッカーとなりました。
後で聞けば、79号車もブレーキトラブルを抱えていて、後半は満足に踏めなかったとか。そう聞けば、ブレーキランプがちゃんと点いていなかった事にももっと気づけたはず・・・
ブレーキパッドの摩耗を見落とした整備ミス、2回もやらかしたシフトミス、相手の不調を見抜けなかった注意力不足・・・反省ばかり残ったレースでした。
クラス別では優勝する事が出来ました。ウェイトハンデはキツかったけど、ロスを最小限に抑えて気持ち良くMINIを走らせる方向性も見えたし、相変わらず水温に微妙な不安は有るものの悪化する気配も無く、最終戦も良い感触のまま行けそうです。シリーズチャンプはほぼ確定ですが、最後まで気を抜かずきっちり走り切りたいと思います。
早めに終わった表彰式後は、いつものえびす屋さんで焼き肉!妙に早い時間だったので、駐車場は仲間達の車ばっかり(^^;
旨い肉をたらふく食べて、仲間達とわいわい騒ぎ、今回も充実した1日でした。
一緒に走ったみなさん、応援んして下さったみなさんお疲れ様でした!
BIGBAMBOO社長、旨いおでんと的確なアドバイス有り難う御座いました!最後の最後に愉快なお姿も見せて頂いて、とても楽しかったです。
また次戦もよろしくお願いします(^^/