
建築が始まってから、トラブルが全く無かった訳ではありません。
打ち合わせ不足によるコンセントの位置や部材の間違いとか、後工事の断熱材の目地シール不良とか、建材の損傷とか・・・・とか・・・これだけ規模の大きな事柄ですので、細かい所で色々有りました。
担当の現場監督さんは、レスポンスはちょっと遅めですがお願いした事はきっちちやってくれて頼りになります。
大きなTVを置く予定の場所には、通常より高い位置にTVコンセントを設置する予定でした。TV後ろにコンセントが有るので配線が見えない様になる。そう考えてなのですが、メインの場所と寝室で、この件の打ち合わせ不足と言うか、色んな打ち合わせがありすぎて意思疎通が上手くいかずに、目論見と違う位置になってしまっていました。内壁を貼る前に気づいていれば簡単に修正できたんですが、見るところが多すぎて最近まで気づかず・・・しかしまぁ、高さの変更はそれ程大事では無いとの事で、現場修正でなんとか。
倉庫内のコンセントは、本来は外部扱いになるので屋外用の防水コンセントを取り付ける事になる。。。のですが、それでは出っ張りが大きすぎて棚の配置等に支障が出ます。その為、使用部材を検討して貰い、屋内用と同等の薄型の物を取り付けて貰う事になってました。しかし出来上がってみると屋外用がそのままついています。3箇所全てがその状態なので、そもそもそういった打ち合わせ内容が現場に伝わって無い模様。現在確認と変更待ち。(後に、ちゃんと屋内用の薄い物に付け替えて貰えました。)
1Fの屋根裏は一面が2Fの外壁に面しています。ここは現場施工でスチロールパネルを追加貼りするんですが、その目地テープが結構浮いてて隙間まるけ。きちんと圧着して貼り込んで欲しいとお願いした所、翌日にはちゃんとやり直されてました。
ふと気づくと、寝室の窓になんか汚れがついています。よくよく見ると外側面で、あれ?これ?傷?ヒビ??汚れならクリーニングしてくれれば充分ですが、傷やヒビならいずれ広がって割れてしまうので、交換して欲しい所です。これは現在確認待ち。
頼りになる監督さんですが、言った言わないの話しでおいおいってなってしまった事も有りました。
玄関脇の壁に埋め込みをお願いしたポストの取り付け工事ですが・・・
当初の打ち合わせでは、現場合わせ工事になり、外壁を剥がして入れ直すので、かなりの工事費がかかる。それでも良ければと。ポスト本体の倍以上の工事費見積でしたが、それでもこの先ずっと済んでいくのに大事な点と我慢。それでお願いする事になりました。
そして工事が始まると・・・壁にグラインダーで穴を開け、ポストを収めてサイディングにビスで固定・・・って、本来壁の中に入るはずの固定ベース部分が外に出てしまってます。現場監督さんに「これ、仮止めですよね?」って聞くと、いやこれが完成型ですよって。んなあほな!
壁めくって中に入れるって言ったやん!とクレーム。監督さんはそんな事言っていない。工場で組み上がって届いた外壁パネルなので、現場でサイディングをめくるような事は出来無い、と。そりゃおかしいでしょ?そう言ったから高い工事費でも納得して依頼したのに!!とちと声を荒げてしまいました。
その後の打ち合わせで、やはりサイディングをめくる事は出来無いけど、取り付けベースが中に入る様に穴を少し広げて入れて固定。ちと広くなってしまった隙間ですが、コーキングできちんと埋める事で飛び出しを最小限に収めるやり方に変更。再工事でなんとか許容出来る所まで仕上がりました。
やれやれ。
そして・・・
トラブル関係で一番起きて欲しくなのが、近隣住人達とのトラブル。そういった面では概ね良好な状態・・・だと思ってましたが、残念ながらやはり起きてしまいました。
1件は工事開始前からその兆候がありました。近所のあるお宅ですが、現場監督さんが建築開始前の挨拶に行った際に「夜寝るのが遅く朝起きるのも遅いから、早朝から工事されると五月蠅くて迷惑。絶対止めて欲しい」と言う内容を、非常にキツい言葉で・・・・聞けば別のお宅建築の際(HMはSハウス)にかなり問題となったとの事。事情は判りますしモメたくは無いので、一般的な時間より少し遅くから工事を始める様にしてのですが・・・早くからかなり厳しい言葉で引き続きクレームが入ってるそうです。マイッタなぁ。
もう1件は隣接するお宅からのクレーム。工事が始まると、境界ブロックは建てないのか?目隠しフェンスは?そちらの土がうちに流れ込んだら困るじゃ無いか!と。至極ごもっともなお話です。ブロックもフェンスもちろん建てる予定では居ましたが、外構工事はHMさん経由だとかなりお高い事になるので、家が出来てからやろうと考えてました。そういった話しが現場には伝わっておらず、その為現場に問い合わせて来たお隣さんとちゃんと話す事が出来ず、問題になってしまった様子。これは僕が直接説明させて貰う方が良さそうだと、連絡先を教えて頂いて電話にて説明。納得して貰えました。ただ、別で外構工事となると、フェンス完成は下手すると来年になります。入居すれば僕らの目が直接お隣さんの敷地内お部屋の中を見る事になりますし、当然「いつになったら出来るんだ?」と不安になるでしょうから、HMさん経由で入居前に工事してもらう事に変更しました。
と言うことで、追加工事として営業Kさんと外構屋さんとで打ち合わせ。状況と希望を伝え、ついでに駐車場の土間打ちも合わせて見積もって貰い、出て来た金額は・・・僕の予想のほぼ2倍、なんですと〜!?
見積案を見ると、な、なんか随分おしゃれなデザインになってます。見た目シンプル、駐車場はコンクリ打ちっ放しでいいって言ってたのに、ブロックで模様が描いてあるし、玉龍が植えてあるし、各部材は随分割高な物になってるし、・・・。そんな金額は出せませんので、あくまでこちらの希望に添う内容での見積を再度お願いし、省ける所は省いて貰い、それでも随分とお高い内容にはなりましたが、ぎりぎりなんとか許容出来る所までつめ直してなんとかOK出しました。多分、地元の外構屋さんにお願いすればあと何十万円って単位で安く出来るんでしょうが・・・一応ダイワハウスの保証がつく形になるので、まぁ仕方なしですね。
この外構工事は全体の工事の仕上げ段階で行う段取りなのですが・・・ここでもまたまたトラブルが発生。
当初、この土地は過去に使った事が無く、地中に何も埋まっていないと聞いていました。しかし基礎工事の段階で少しコンクリの破片が出土。ご近所さんのお話でも、以前はここに簡単な倉庫が建っていて、トラック会社が駐車場件倉庫として使って居たとの事。あれ?ちょっと話しが違う?・・・
しかしまぁ、実際の工事にはあまり大きな影響は無かったので気にしてませんでしたが、駐車場を作る為に土地の西端を掘り返した所、かなり大きな基礎ブロックが沢山出土しました。小型シャベルカーでは持ち上がらない程の大きさの破片が幾つもあり(最大で写真の物の3倍ほどだそうです)、これ程の規模だと産廃としてきちんと処分しなきゃいけません。
しかし、それが判ったのが11月後半。
この土地の売買契約では、瑕疵担保期間が受け渡しから3ヶ月。地中埋設物もその対象なので、その3ヶ月以内に判って居れば元の地主さんに処分費用を請求出来たけど、なんとまぁ3ヶ月とちょっと経過後の判明・・・処分費用が極端な額にならなかった事も有り、結局自腹となってしまいました。
費用が極端で無いと言っても、何万円かはかかります。引き渡し直前でかつ最後のローン実行直前。ローンの手数料やら火災保険長期一括支払いやら倉庫土間の塗装工事やら倉庫部の照明工事やら・・・余分な費用がいっぱい掛かってる所にさらに追い打ちかかってしまい、気持ち結構凹んでしまいました。まぁ、仕方ないんですけどね。
営業さんが頑張ってくれて、本来の費用から幾らか値引きして貰えたのが救いです(^^;
そんなこんな、もうあと数日で完成検査。そして、引き渡しです!
(続く・・・)