Spread-K ＥＣＵ・ＲＯＭチューニング  

G350Dに載ってから約1年半。
納車後すぐに浦和のボンドさんで外装をEdition463風にしてもらったので見た目はカッコよくなって満足していましたが、
出足の遅さと加速性能にだんだん不満が出てきました。
エンジンをかけるやいなや「S」モードにするのが日常になっていましたが、これも何だか面倒です。
「常にSモードで固定する方法ありませんか？」なんて無茶振りをボンドさんにしてみましたが、即答でムリだと分かりました。
いろいろ調べてみると、手軽にパワーアップする方法としてサブコンを導入している方が結構いることを知り、ボンドさんに手配をお願いしました。
そんな時、シートベルトのアラームキャンセルでお邪魔したSpread-Kさんでこれまでのいきさつをお話していたことろ、ECUのROMチューニングによって、私の不満は解消されるとのお話をいただきました。
パソコンにメモリーを追加してサクサク感を出すのではなくて、cpuそのものを高速のものに載せ替えましょう、みたいな話です。
費用はさておき、確かにそれが可能なら最もいい選択な気がします。
その時も、ガレージ内はカイエンやベンツが同じメニューで入庫されていました。
エンジンが変わる訳ではないのに、コンピューターの書き換えでどこまで変化が出るものか分かりませんでしたが、オーナーの自信に満ちた言葉を信じてお任せすることにしました。
インストールには実働３日くらいを要するとのことだったので、その場でスケジュールを抑えてもらいました。

代車のミニクーパーSをお借りし（これもとても楽しいクルマでした）、待つこと３日。
当然ですが見た目は全く変わらないので、何が行われていたのか外側からはうかがい知れません。
エンジンをかけても音に変化は無し。
「いい感じになりましたよ。まあ乗ってみて下さい」というオーナーのドヤ顔だけが、どうやら満足の行く仕上がりになったことを感じさせます。

早速首都高へ。
まずは「料金所ダッシュ」。
ゲートが開くやいなや、アクセルをググっと踏み込んでみます。
一瞬遅れて、怒涛のような加速が！
もちろんモードは「E」のままです。
面白いように加速します。
「そうそう、これ、これだよ〜！」と独り言を言いながら、目の前のクルマを次々とパスしていきます。

エンジン自体が変わっている訳ではもちろんないので、音や挙動に違いはありません。
しかし、チューニングが施された後の感触は、今までは度数のズレたメガネをかけていたのかも・・と思わせるものがあります。
何だか対象がボケるメガネだなあ、なんて思っていたのは、メガネのせいは無かったということです。
ピントを合わせた瞬間に、一気に霞が晴れ、全てのモノがクリアに見える・・
ECUチューニングというのは、この「ピントを合わせる」という作業のように思えます。
この先ずっと「気持ちいいくらい加速するディーゼルのゲレンデ」に乗れることを考えると、工賃も納得です。
たぶん今までより一層「踏んで」しまうため、燃費の悪化は避けられないでしょうけど。
これをやってからディーラーで販売してくれたらいいのに、と思うくらいオススメのメニューです。

※過去の実績はこちらが参考になります。
https://blogs.yahoo.co.jp/spread_k/41770425.html