6点ロールケージ
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
  中級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
過去ネタになります。
この車には6点ロールケージを入れました。
やはり、アメリカ製で、専用キットなるものだから簡単につくだろうと安易に購入したら・・・
箱に入っていたのは鉄板数枚と鉄パイプ数本、鳥居形パイプ1本、円筒のスポンジ数本です(ーー;)
説明書を見ると、英語でいろいろ書いてあって…
要約すると
”任意の場所に鉄板をあてがい、ドリルで穴を開け、ボルトで固定。付属の鉄パイプを適当な長さに切って、先ほど取り付けた鉄板に溶接。最後にクッションを巻けば完成。
なーんだ、簡単じゃん
っておいヽ(`Д´)ノ
どこが専用設計なんだ?んだったら、パイプ買ってきて作っても同じじゃないか(`・ω・´)
どうりで、安いはずだ…
と、思いつつも、やはり言葉の壁により、文句も言えず…
2
結局頑張って自作ることに(ほぼ自作なのであえて組立とは言わない)。
当然車内で溶接機を光らせるわけですから、内装は一部はがしです。
説明書の写真では明らかにナロードしたプロストックらしきマシンの室内が出ていました(For Streetって書いてあったのに…)
ま、アメリカじゃ、プロストックみたいなの、一般道走っているもんね…
3
せっせと内装はがして、説明書記載のところ(左右ドア後端付近・リーフ前側ピボット部)に鉄板を当てるが、そこはフロアーがまるで平らでなく、全然当て板として機能しないので、今度は酸素で炙って曲げます。
鉄板があてがえるようになったら鳥居を基準にするので、まずこいつを決めます。左右の足の長さを揃えて…ってハナから揃ってないじゃん…
仕方がないので、曲がりの位置と、対角とで寸法を出して切り取り量を決めました。
そして、鉄板へ溶接…フロアー裏近くにはガソリンのパイプ、怖すぎます。
ので、点付です(^_^;)
4
鳥居からリヤバンパーへとパイプを伸ばしバンパーブラケットへつなげと書いてあります(やはり説明書写真はレース車両)。
仕方がないので、リヤウインドウ下のスピーカー取り付け穴を通ってバンパーへ直結できるよう、ベンダーで曲げて合わせます。
この状態で、鳥居と溶接と書いてありましたが、120%無理なので、9ミリ厚の鉄板に穴を開け、鳥居に溶接し、リヤバンパーからのパイプの先端を潰して穴を開け、ボルト締めするようにしました。
5
お次は、前側です。
やはり鳥居中段から、ドア横を通って、フレーム付近フロアに鉄板で固定です。
パイプをあてがうと、今度はドアの内張り、アームレストがかわせません。
ここまで来るともう驚くこともなくなり、とりあえずフロアーの適切な位置へパイプが来るよう曲げ加工し、先端を斜に切り、鉄板へ借りづけします。鳥居側は、やはり同じく先端を潰し、鉄板にボルト締めです。
そして最後に鳥居の左右を繋ぐパイプを入れます。ここも後部座席の乗降性を考えると外せるようにしたほうが良いので、同じく先端を潰し溶接した鉄板にボルト締めできるようにしました。
6
仮組みが終わったら、車から降ろして本付です。
できるだけ、熱による変形が大きくならないよう、熱を入れる順番を考えながら溶接していきますが、それでも寄ってしますので、何回も修正を入れながらの作業になります。
車体の補強にあたりますので、下手に作ると、逆にボディーを痛めることになりそうですので、結構シビアに作っていきます。
本付後の仮組みもうまくいったら、またおろして今度は塗装です。
サササッと下地を塗ったあと、内装に合わせ赤を塗りました。
7
何回くんだり、下ろしたりしたかわかりませんが、塗装が終われば、いよいよ組んで終了です。
車体による個体差があるので、この形でも市販品として不十分ですが、”車種別設計”というぐらいなら、せめてこれぐらいの作りで製品化して欲しいものです。
アメリカのアフターパーツって結構付ける人に加工を要求するものが多いけど、そんなにアメリカ人は器用ですかねぇ(ーー;)
いや、もちろん、すごい器用な人もいるけど、そう言う人は、こんなインチキ臭いキットなんて使わずに一からつくるだろうし…
8
装着後は、明らかに、車体剛性が上がりました。鈍感な自分でも、はっきりとわかるぐらいでしたので、相当の効果だと思います。
あ、ドアのアームレストの問題ですか?
えぐりましたよ、アプサラスのメガ粒子砲がかすめたのごとく…
後日写真をUPします
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