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エンジンが欠品のQA50。もはやバイクとしては致命的である(笑)
QAのエンジンはOHV・2速ミッションの変なヤツ(失礼)らしい。
OHVと言えば真っ先に思い浮かぶのは古いカブ。C100でしたっけ?
バイク素人ですがそのくらいは聞いたことがあります。
まだ部品あるのだろうか?高く付くのではないだろうか?
ココで誰もが(誰もやろうと思わない?!)思い付くのがOHCエンジンの流用かと。
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C100にOHCを載せたという話はネット上で見聞きした事があります。
しかも、ちょっと加工すれば載るらしい。
まぁネットの人々の話はレベルが高いので、「ちょっと」は当てにならないけど(笑)
しかしC100のOHC流用に関係する画像を見ると、ちょい気になる事が…
エンジン上部のマウント穴位置が、QAのそれとは明らかに異なって見えるのです。
そして知る事実としては、同じOHVエンジンと言えど、
QA50とC100のエンジンは別物である事。
でも同時に朗報も。
それはQAのエンジンはリトルホンダなる車両のエンジンをベースとしており、
更にそのベースがポートカブなる車両のエンジンだと言うこと。(出典が行方不明ですがどこかで読みました)
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整理すると、流用出来そうなエンジンは2種類。
(確実ではありませんし、他にもあるかもしれません)
①ポートカブC240のエンジン(1962年式)
そんな古いエンジンどこにあるんだい??(笑)
なんて思いましたが、意外と中古が出るみたい…
とはいえ、エンジンが手に入ったところで、オーバーホールするのは大変でしょう(資金的に)
②リトルホンダPC50のエンジン(1969年式)
モペッド?と呼ばれる足漕ぎペダル付きバイク。
エンジンにペダルが付いている…これを載せたらもはや子供用自転車(笑)
まぁそれも面白いけど、モンキーの車格でペダルを付けても、大人には乗れないでしょう(汗)
…やっぱり後々のメンテナンスを考えれば、OHCへの載せ換えが現実的では?
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ネットサーフィンにて世界中からQA50のエンジンスワップに関する資料を探す。
便利な時代ですねぇ~。そして、本当に続々と写真が見つかります(!)
この古い車両の延命を行おうとすると、スワップという結論に至るのでしょう…
(日本人の考える修理方法とはちょっと違いますよね)
大半の車両は、既存の下部マウントをそのまま使用し(ちょっと広げたり、小加工はしている?)、
上部のマウントを自作して、OHCエンジンを流用搭載している模様。(あくまでも画像での判断)
以下、発見した車両に関する覚書。
…人様の写真を勝手に使うのはマズイので、
下手な文章だけで申し訳ないのですが、想像力を働かせて読んでください(笑)
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製作例①赤線部分
長方形の鉄板をフレーム左右方向に渡し、アングルで作った上部マウントを溶接。
・単純、強度も出そう。
製作例②赤線部分
丸パイプをフレーム左右方向に渡し、下部マウントと同じような形状のマウントを自作。
・①と似ていますが、①より自然な形状。でも作るのが大変そう。
製作例③(3台発見)黄色線で切断
純正の上部マウントを切断。新たにマウントを自作し、同じ位置に溶着。
・純正のエンジン搭載方法に近いのでバランスが良いかも。ただ、金属加工のスキルがないと厳しいなぁ…
製作例④青線で一旦切断
純正の上部マウントを中間で切断。前後をひっくり返して再溶接。(ネジ穴位置が後退する)
・コレが良いかと思ったのですが、QA純正の上部マウントは車体中央から左側にオフセットしているのです。センター出すの厳しいよ。
製作例⑤緑線
シート固定穴に板状の自作ステーを共締めし、上からエンジンを吊るす。
・簡単ですが、エンジンが下部マウントを中心にシェイクしそう。どうやって固定しているのだろうか?
製作例⑥
5Lモンキー?のエンジンマウントを、フレームごとそっくり移植。右足ブレーキ化も可能。
・レベル高い!!全く別のフレームです。どこをどうやって繋ぐんだ?
製作例⑦
Z50Aのエンジンマウントをそっくり移植。
・フレーム形状は似ているのでなんとかなりそうですが、溶接箇所が多く、作業は大変かもしれない。
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私のスキルでは、
金属の部品を切るくらいは出来ますが、キレイに切れる自信はありません…
溶接も自分では出来ないので、プロにお願いするような感じです。
よって、現物合わせでチマチマ進めていくというのは難しい。
上部と下部のマウントを別々で作成して、位置合わせを行うと言うのが困難なのです。
テキトーに取り付けた結果、捻じれが生じてエンジンが取り付けられないなんて事になったら大変。
大金を掛けてショップに預ければ出来るでしょうが、コレはあくまでもお遊びだと言うことを忘れてはならない(笑)
そうなると、マウントASSYで移植する6、7が実現可能なものとなってきます。
ただ先程も書いたように、5Lのフレームを移植するのは見通しが付きません。
じゃあ、Z50Aですかねぇ~。
※写真はZ50Aのマウント周り
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部屋に以前製作したZ50Aが置いてあるわけですが、QA50と見比べていて気付きます。
「コレ、全く同じフレーム形状では??」
QA50の基本設計はZ50Mと聞きますが、Z50MはZ50Aより小さいと認識しています。
しかしながらQAは、全くと言って良いほどZ50Aと寸法が同じ(目視判断)。
違いはフレームに開けられた穴(意匠?軽量化?)の有無くらい。
そうなると、Z50Aフレームのマウントを切り出して、QAフレームに貼り付ければ良いだけじゃん!!
ただ、冷静に考えてくださいね?
各所同じ寸法のフレームを切り出して、溶接。
もはや、Z50Aを壊してZ50Aを作るようなもの。無駄の極みです(笑)
でも、QAフレームを手に入れてしまった時点で後戻りは出来ないのです!!
後は行動あるのみ!
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なぜこのフレームを手に入れたのかは、もうお気付きですよね?(笑)
流石に本物のZ50Aを切断するなんて勿体無くて出来ません。
歴史の重さと資金的負担がのしかかります(汗)
よって、リプロフレームを使うのです。
とはいえ、そのままでもちゃんと使えるフレーム、
勿体無い病が発病する前に計画を進めなくては…続く!
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