
秋田の旅、3日目の朝。
目が覚めると同時にスマホをチェックしてみると、大曲花火大会は「開催」とのことでした。
やった!
そして、未練が残る「テント設営可駐車場」のサイトもついでにチェックしてみましたが、こちらの方はやはり「閉鎖」に変わりありませんでした。
う〜ん…。
さて、どうするかな?
とりあえず、朝食。
そして、撤収。
8:20
荒雄湖畔公園キャンプ場を出発しました。
偶然の出会いだったキャンプ場でしたが、ブランコ&滑り台付き芝生フリーサイトでなかなか居心地のいいキャンプ場でした。¥500/大人1人という料金もなかなか魅力的です。
お世話になりました!
さて、とりあえずは大曲を目指します。
国道108号線で奥羽山脈越え。
山道ではありましたが、仙台〜秋田を結ぶメインルートということもあり、道幅は広くて、牽引をしていても走りやすい道でした。
山脈を越えると秋田県・横手盆地です。
一面に田んぼが広がり、秋田が米所であることを教えてくれます。
雄勝こまちICから東北中央自動車道に乗り、無料区間が終わってしまう湯沢ICからは国道13号線に移って北上。
そして、この先の進路について本格的に悩みました。
あず君、どうしたらいいかな?
そして、奥さんと出した結論。
「閉鎖は決定だろうけれど、行けば何か情報がもらえるかもしれないから、とりあえず36番サイトに行ってみよう。」
こういう突発的な時の情報って、ネットで探すより現地で直接人に聞く方がいい情報が入るかな?と思いまして。
そして、36番サイトに近づいてみると、係の人に「×」印を出されて右折をさせてもらえず…。
後続車がいたので車を停めて聞いてみることもできず、仕方なくそのまま進むことにしました。
そしたら、
道沿いに臨時観光案内所を発見!
そこで、「トレーラーでも入れる駐車場はありますか…?」と伺ってみると、駐車場マップを差し出してくれ、「花火会場まで3km程離れていますが、ここなら大型可とあるので入れると思います。まだ満車にはなったとは聞いていません。」と、“ある駐車場”を教えてくれました。しかも、無料とのこと。
よしっ!
そこに行ってみるか!
そして、無事に駐車場を確保することができましたぁ〜!
大型専用スペースがあった訳ではありませんが、駐車場の隅に停めさせてもらうことができました。
しかも、
こんな斜面の隣りだったので午後は日陰になりそう。あず君にとっても最高の駐車スペースとなりました。
やっぱり現地で聞いてみるもんですね。意外となんとかなってしまうもんです。(笑)
さて、時間はまだ11時。
花火大会までまだまだ時間はあります。
そこで、駐車場の付近を散策してみると…
こんなに綺麗な芝生が広がっていて、
大好きな滑り台を発見!
2人は早速、よじ登り、
満喫していました。
いやぁ、こりゃいい駐車場に出会えたね!
トレーラーに戻ると、奥さんがお昼ご飯を作ってくれていました。
スパゲッティ、いただきます!
エントランスドアを開けると、こんな緑が飛び込んできます。
気持ちのいい風も流れ込んで来て、とてもP泊とは思えない心地よさでした。
昼食後も再び芝生を満喫し、
そして、お昼寝。
存分に身体を動かし、休息を取ることができたのでした。
さて、もうすぐ花火大会の時刻。奥さんがご飯を作ってくれました。
今回の旅ではキッチンも大活躍し、トレーラーの本領発揮といったところでした。
特に重宝したのは、このタワー冷蔵庫。
大量の食料を持ち運べるのはもちろんですが、冷凍庫がしっかりと冷えてくれるのでお肉もカチンコチンのまま運べるので大助かりです。
ご飯と照り焼きチキン、ナスとズッキーニの炒め物。
花火大会に備え、お腹いっぱいにして出発準備は完了です。
さて、行きますか!
駐車場から花火大会の会場まで3km程とのことだったので、1時間は歩く覚悟をしていました。けれど、20分も歩いたところでこんな田んぼが広がるところに出ましたぁ〜。
辺りを見渡すとシートを敷いたり折り畳み椅子を広げたりして花火を待ち構えている人がたくさん。ということは、この辺りでも見えるってことですね?
って、ことで私達もこの辺りで見物することにしました。距離があるから花火は少し小さいかもしれないけれど、子どもを背負ってあと30分歩くのもしんどいし、(帰りは確実に2人とも寝ちゃうだろうし…)、近づくほど人が多くて場所取りも大変だと思いまして…。
田んぼのあぜ道にシートを敷き、あとは待つだけ。
西の空に綺麗な夕焼けが広がっていました。
一昨日の大雨で開催が危惧された、大曲の花火大会。無事に開催できて本当によかった。
段々と辺りが暗くなり始めた頃、一発の花火が上がり、
大曲花火大会は開催となりました。
特にこの2日間、本当にたくさんの方が準備に奮闘されたのだと思います。
感謝です。
子ども達はもちろん大興奮。
立ち上がったり、寝転がったりしながら大曲の花火を満喫していました。
ちなみに、大曲の花火大会の正式名称は「全国花火競技大会」といいます。長岡・土浦に並んで「日本三大花火大会」にも数えられているのだとか。
「競技大会」なので打ち上げる花火には色々な条件があり、その条件の中で花火師さんが腕を競い合います。最近の花火大会はアニメキャラクターなど様々な形の花火がありますが、それらの創作花火はこの大会が発祥なのだとか。(Wikipediaより)
「競技大会」というだけあって、形といい、色合いといい、これまでにみたことのないような特徴のある花火ばかりで、期待通り、「遠くから来た甲斐があったよ。」と思わせる内容でした
しかしながら、2時間半というロングバージョンだったこともあり、後半にさしかかると子ども達は飽きてきてしまったのと、眠さも手伝って落ち着かなくなり…そして、信じられないことに寒くて寒くて。
「蚊」対策として長袖長ズボンで来ていたのだけれど、陽が沈むと同時に気温はグングンと下がり始め、周りをみると毛布をかぶっている人もいるくらいでした。
最後の方が見応えはあるのだろうけれど、そんなこんなで、後ろ髪を引かれながら最後の30分を残して切り上げることにしました。(田んぼの中を歩きながら見る花火もそれはそれでよかったですけどね!)
トレーラーに戻ってみると、なんと高いところまで打ち上げられている大きな花火は、駐車場からでも見られるじゃありませんか!
そして、ちょうど最後の連発をここから見る事ができたのでした。
めでたしめでたし。
あの花火を河川敷で見られなかったのは残念でしたが、またここに来る理由ができたということで良しとしましょう。これだけ快適なP泊地に出会うことができて、花火大会を満喫することができたのですから。
2018秋田の旅、とりあえず一番の目的はこれで達成です。
さて、明日からはキャンプを楽しむ旅が始まりますよぉ〜!
(つづく)
<備忘録>
荒雄湖畔公園キャンプ場8:20 → 10:40大曲
本日の走行距離:100km(牽引あり100km、牽引なし0km)
この旅での走行距離:663km(牽引あり610km、牽引なし53km)