
秋田の旅5日目の朝です。
東北に来てからというもの、昼間は日差しがあるとそれなりの暑さになりますが、夜になるとグッと冷え込んできます。フリースが欲しくなるくらい。
今回の旅では標高の低いところでのキャンプが多いので暑さが心配でしたが、ちょうど過ごしやすい気候でした。(蚊はまだ結構いましたけどね…)
さて、朝食です。
今日はお出掛けをするので朝食はシンプルに、ということでオニギリです。
ご飯に塩昆布を混ぜて握ったら子ども達には大好評でした。
長女がみんなの分のノリを巻いてくれました。
今回の旅では、この「縦長のノリ」が重宝しました。切らずにそのままオニギリに巻けるサイズなので、子どもでも自分で巻けるんです。
いただきます!
9:00にキャンプ場を出発。
デリカD:5を走らせること30分。秋田駅に到着です。
なんてかわいい、“なまはげ”でしょう〜。
今日の目的地は男鹿半島。
さて、秋田駅ではママと長女だけが車を降り、2人はここから鉄道の旅を楽しむことにしました。
パパと次女はデリカD:5でJR男鹿線を並走していきます。
とりあえず、ここからはママからのレポート。
秋田駅では列車の時間まで少し余裕があったので、観光案内所に寄り道してみました。
スタンプを押したり、
乗っかれる地図?
なんかで遊んでまったりと過ごしました。
では、ホームに向かいましょう!
秋田駅から男鹿駅まで760円。
長女はまだしばらくお金がかからないので、こんな形の鉄道の旅も気軽に楽しめます。
改札を入るとD51を発見!
長女には、SLを新幹線の違いはどう写るのかな?
いずれ、どちらにも乗せてあげたいものです。どっちの方が好きになるかなぁ?
ホームに降りると男鹿行きのディーゼルカーが待っていてくれました。
車両の側面には“なまはげ”が!
さすが男鹿半島ですねぇ〜!
列車に乗って、お菓子も食べてご機嫌な長女。
男鹿までやく1時間の乗車は飽きることなく楽しめたそうです。
よかったよ。
本当はパパが乗りたいところだったけれど、乗せた甲斐がありました。楽しんでもらえたなら何より。
男鹿駅に到着。
男鹿線では、駅名の看板には必ず“なまはげ”が描かれていたそうな。
う〜ん。本当に「男鹿半島=なまはげ」なんですね。
こんな経験を積み重ねれば、長女も鉄子になるかな?
車もトレーラーもいいけれど、いろいろな旅の手段を楽しめるようになってくれたらいいな、なんて思います。
そんなこんなで、たった1時間だったけれど、鉄道のショートトリップは無事に終了しました。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
さてさてこちらは、ママと長女を降ろした後のパパと次女の行程です。
秋田駅から男鹿駅まで向かう途中、「道の駅・あきた港」に寄り道しました。
ここに着いてまず視界に飛び込んで来るのは、高さ143mの秋田ポートタワー。無料で登れる展望台となっており、360℃のパノラマを楽しめるそうです。
登ってみたい気はしましたが…
長女達が乗っている列車に抜かれないようにしなきゃいけないし、次女としては、
こっちの方が楽しそうだったんで。
こちらは、屋内緑地公園のセリオンリスタ。秋田の自然をミニマムに表現したナチュラルゾーンだそうです。ガラス張りなので、温室効果で暑いくらいでした。
どこに行っても、子どもにはこういったものの方が楽しいんですね。
「○ーちゃん(姉)いないねぇ〜。ママいないねぇ〜。」なんて言ってはいましたが、だからと言って泣き出すようなことはなく、一人で滑り台に夢中になっていました。
私と次女が2人で過ごす時間は意外と少ないので、これはこれで貴重な時間となりました。
「道の駅・あきた港」を出発して間もなく、信号待ちをしていたら衝撃的な光景が!!!
なんと、港の敷地にブルートレインが何両も置かれていました。帯が金色の車両も白色の車両も混ざっていたので、北斗星や“あけぼの”を引退した車両なのでしょうか。これから外国へ輸出されるのかな?(スクラップでなければ嬉しいのだけれど)
マレーシアに行くと、日本で引退したブルートレインに乗れる、という話を聞いたこともあります。ぜひ、第二の人生をぜひ謳歌して欲しいものです。
信号待ちの数十秒間だったけれど、感動的な出会いに興奮してしまったパパでした。(だって、私の鉄道好きは小学6年生の時に乗った北斗星が出発点でしたからね。)
さて、男鹿半島を左前方に眺めながら、気持ちのいい海沿いの道を北上します。
4車線の走りやすい道で、「これでもかっ!」ってくらい白バイが走っていました。(笑)
海沿いを快走して男鹿半島へ。
そして、男鹿駅に到着です!
そして間もなく、列車が到着しました。
カメラを構えていたら、気づいた奥さんが車内から手を振ってくれました。
ママと長女を向かえに改札へ行くと、
おぉ!
いたいた!!
こっちはちょっとかわいい?
こっちはリアル。
横あるボタンを押すと“なまはげ”がしゃべります。
「わりー子はいね−か!?」って。しかも、ボタンは4つ。4カ国語あります。
長女はかなりビビってました…トラウマにならなきゃいいけど。(笑)
さて、男鹿駅から車を走らすこと10分程。
「日本の渚・百選」にも登録されている、鵜ノ崎海岸にやってきました。
約200m先の沖合まで歩いて行けるという、全国でも珍しい遠浅の海岸だそうです。
ベンチを見つけたので、休憩。
「小腹が減った時のために」と持って来た、朝ご飯の残りのオニギリ。結局これがお昼ご飯となってしまいました。
子ども達は喜んでいたので、良しとしますか。
さて、せっかくの遠浅の海岸なので、足くらい浸けてみましょう。
と思ったら…
2人とも服のままジャブジャブと水の深い所に入ってしまい、ビショビショに。
仕方ないので…
このまま泳いでしまうことにしました。
水着はないけれど、浮き輪をデリカD:5に積みっぱなしにしといてよかったよ。
本当にどこまで行っても、
足が着く浅さです。
水中を見ると、貝がたくさん。お魚もチラホラと泳いでいました。
シュノーケルをしたら面白そうです。
2人はヤドカリ探しを楽しんでいました。
曇り空だったので気温は「暑い」という程ではなく大人は泳ぐ気にならなかったけれど、水温は温かくて子ども達は気持ち良さそうに水に浸かっていました。
水ではあったけれどシャワーもあったので綺麗サッパリに潮を流すこともでき、予想外の海水浴を満喫することができたのでした。
さて、この後は男鹿半島を時計回りに進んで行きます。
鵜ノ崎海岸を出て10分もしないで到着したのは、「ゴジラ岩」。
看板の脇を入り、海岸に降りて行きます。
どこにあるんだ???
子どもは海水浴の後ということで爆睡中。
とりあえず、パパが走って探しにいくことに。
あった!
あれか!
確かに、ゴジラだ!
岩って、見る角度が少し違うだけで形が変わるから、探すのに苦労しましたよ。
帰りがけに、こんな看板を見つけました。
なんだ…書いてあったんじゃん。ゴジラの見つけ方。
それにしても、看板の右上の写真は見事ですね。ゴジラが火を吹いています!
さて、再びデリカD:5を走らせました。
道沿いにデッカイ“なまはげ”。
本当に男鹿半島は“なまはげ”の土地なんだなぁ。
確か、小学校の国語の教科書に“なまはげ”の話があったんですよね。私も奥さんも同じ歳なので、「あったねぇ~。そんな話。」と話が盛り上がりました。子どもながらにどう感じていたのかは覚えていないけれど、30年も前の話なのにとにかく強く印象に残っています。
地図を見て予想はしていたけれど、男鹿半島の西側はアップダウンの激しい海岸線でした。
さっきは海沿いを走っていたのに、今は断崖の上を走っていたり。
途中、絶景のP泊ポイントが何カ所もあって「こんなところにP泊して、海に沈む夕日を眺められたら最高だなぁ。」なんて思ったりもしましたが、「トレーラーを牽いてきたらブレーキが焼けるな…。」という結論に辿り着きました。
さて、内容盛りだくさんの男鹿半島。既に写真が50枚近くになってしまったので、ここでとりあえず一区切り。午後の話は「2017.8 秋田の旅⑤後半」に記したいと思います。
(つづく)
<備忘録>
太平山リゾート公園キャンプ場9:00 → 秋田駅 → 道の駅秋田港 → 男鹿駅 →11:40鵜ノ崎海岸12:50 → ゴジラ岩 → (つづく)