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紅の猫のブログ一覧

2017年11月03日 イイね!

三江線 江津発三次行423D にて・・・

三江線 江津発三次行423D にて・・・













三江線、その全線のほとんどを江の川と並行して走る。



江津~三次 108.1キロメートル 輸送密度はJR運行中路線の最下位。



でも地域と刻んだその歴史をそれだけで廃止にしていいとは思えない。




廃止の噂を聞いてからいそいそと乗り鉄に来る私などに、とやかく言う資格はないのだけど、少しでもその歴史に触れその存在を胸に刻むために、最初で最後の三江線をしっかり味わう事にする。



 





今は5時前。


誰もいない待合室、自走販売機の味気ないモーニングコーヒー。




始発前の写真を撮っていたら、他の乗客も集まり始めた。



皆さんカメラは持っていても乗る事だけに徹しているのか、ホームに来ても静かだ・・・。










撮りの血も流れている私の方は、始発の一時間以上も前に静まり返った駅へ来て撮りまくっていたのに^_^;



 





発車時間の10分前に二両のキハが入線する。







乗車メンバーは間違いなく『秋の乗り放題切符』利用組。






私は、無人駅でドアの開閉の無い二両目のボックスシートに陣取る事にした。

三次行なら進行方向左側の方が江の川の流れを長く見れる♪






辺りがまだ白み始めないうちに、軽やかなディーゼルの音を響かせて、小型のキハがゆっくり発車する。3時間28分の旅の始まりだ。






左右に大きくゆられながら、江の川の流れのようにゆっくり走る。






まだ明けきらないホームにコスモスだけが明るかった。






人が渡らないような小さな踏切にも警報機が安全を守る。







江川の急迫する狭あいな地域を、縫うようにそしてゆっくり列車は走る。








三江線は、並走する江の川の堤防を横切って走っているところが数か所ある。
江の川が増水した時、そこから住宅街などに増水した河川の水が流れ込み、浸水する恐れがあるため、陸閘とよばれる水門が5か所設置されている。

陸閘とは、線路を巨大な水門で締め切ることで浸水を防ぐ設備である。
水防待機の際には三江線の線路閉鎖を行い、国土交通省職員もしくは浜田鉄道部の職員が陸閘の操作を行う。

この珍しい陸閘も車窓から見ることができる。








このホームにも列車を待つ人がいる。

たとえ一人でも、毎日必ず来る列車はその人にとって必要なのだ。





流石、廃止が決まって話題の三江線では、こんな取材も行われていた。

俳優として、そして鉄道好きとして有名な六角精二さん、NHKの番組のようだ。


撮影が始まった二両目が急ににぎやかになる。

一緒に出てくれと頼まれたが、主役がかすむとまずいのでお断りしたww





江の川と絡みながら列車は進む。






423Dは途中二度、すれ違いをする。





一つは石見川本、そしてこの浜原駅だ。

浜原では三次5:38の江津行とすれ違う。






川とトンネルと鉄橋、三江線らしい車窓。

いつの間にか枕木がコンクリーに変わり、レールも太くなっていた。

昭和508月に開通した浜原~口羽間。

初期に開通した区間の速度は出しても40㎞/hでノッチがオフだったけど、
この区間はエンジン全開、煙をあげで80㎞/hでぶっ飛ばす。

キハ120もやるときゃやるよの、面目躍如。






さぁ、三江線の名物駅『ホームが日本一高い場所にある駅宇津井』に到着。

大勢の小さなお客さんだ、この子らも地上20mのこのホームまで登ってきたんだ。





六角さんをはじめNHKのクルーはこの駅で下車、駅の下にはマイクロバスが待っていた。






車内は一変した。

こういうお客さんをたくさんの乗せて走る列車はうれしいだろうな♪





口羽から三次までも古い区間なので、列車はエンジンのオンオフを繰り返しながら、ゆっくり進む。








江の川は河口に扇状地を持たないめずらしい川。これはゆったり流れていた川に対しあとから中国山地が隆起し、しかし川が大地を掘り下げそのままの流れを保ったかららしい。

河口から山間部に入っても川幅は変わらないままだ。
平地に関してはかえって河口の江津より支流が集まる盆地の三次の方が広い。






その盆地に開けた三次は大きな街だった。





広島へ向かう芸備線、芸備線はさらに山間深く備後落合~伯備線の新見へ

また三つ先の塩町から福塩線で福山までと、路線のかなめだ。

ちょうど広島からの上りが到着、この車両は折り返し広島行き「快速みよしライナー」になる。二番線には府中からの普通が到着と、賑わう三次駅。

広島への芸備線は一時間に一本は運行するが、あとの二線が本数は少ない。

中国地方は山間部は三次の他、備後落合、新見、津山などこのような要の駅は多い。





三江からの始発は折り返し424D石見川本行になる。





この列車は石見川本で87分停車した後、江津行426Dになるのだが、石見川本では、駅でお出迎えイベントがあったり、駅前のランチのお店を紹介したりとなかなか活発。おかげでこの列車は時間帯の良さもあって、満員の盛況だった。








最初で最後の三江線 ・・・ 終点です。








では、  また   =^_^=







◆ 一部フォトアルバムの方へも写真廻しております。

  よろしければご覧ください。










Posted at 2017/11/03 10:31:22 | コメント(5) | トラックバック(0) | 猫列車で行こう | 趣味

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