三江線、その全線のほとんどを江の川と並行して走る。
江津~三次 108.1キロメートル 輸送密度はJR運行中路線の最下位。
でも地域と刻んだその歴史をそれだけで廃止にしていいとは思えない。
廃止の噂を聞いてからいそいそと乗り鉄に来る私などに、とやかく言う資格はないのだけど、少しでもその歴史に触れその存在を胸に刻むために、最初で最後の三江線をしっかり味わう事にする。
今は5時前。
誰もいない待合室、自走販売機の味気ないモーニングコーヒー。
始発前の写真を撮っていたら、他の乗客も集まり始めた。
皆さんカメラは持っていても乗る事だけに徹しているのか、ホームに来ても静かだ・・・。
撮りの血も流れている私の方は、始発の一時間以上も前に静まり返った駅へ来て撮りまくっていたのに^_^;
私は、無人駅でドアの開閉の無い二両目のボックスシートに陣取る事にした。
三次行なら進行方向左側の方が江の川の流れを長く見れる♪
辺りがまだ白み始めないうちに、軽やかなディーゼルの音を響かせて、小型のキハがゆっくり発車する。3時間28分の旅の始まりだ。
左右に大きくゆられながら、江の川の流れのようにゆっくり走る。
三江線は、並走する江の川の堤防を横切って走っているところが数か所ある。
江の川が増水した時、そこから住宅街などに増水した河川の水が流れ込み、浸水する恐れがあるため、陸閘とよばれる水門が5か所設置されている。
陸閘とは、線路を巨大な水門で締め切ることで浸水を防ぐ設備である。
水防待機の際には三江線の線路閉鎖を行い、国土交通省職員もしくは浜田鉄道部の職員が陸閘の操作を行う。
この珍しい陸閘も車窓から見ることができる。
江の川は河口に扇状地を持たないめずらしい川。これはゆったり流れていた川に対しあとから中国山地が隆起し、しかし川が大地を掘り下げそのままの流れを保ったかららしい。
河口から山間部に入っても川幅は変わらないままだ。
平地に関してはかえって河口の江津より支流が集まる盆地の三次の方が広い。
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