タイベル交換　vol.3

タイベル交換　２日目
今日最初は、下にもぐってクラッチ下部のパンチパネルを外して、写真のような自作の金具を取り付ける。
クラッチリングギアに噛みあわせ、クランクを止める。

３６ｍｍのソケットにブレーカーバーを繋げ、さらにステンレスパイプで延長した９０ｃｍの長さでクランクプーリーボルトを緩める。
最初ビクともせず、格闘すること１５分、心も工具も折れそうになるが、なんとか緩んで良かった。　４年まえに自分で締めたものだが、これほど締まっているとは思いもよらなかった。

右バンクから、ベルトに目印を入れて、新しいベルトも同じコマで挿入できるようにしておく。

テンショナーを少し緩めてストッパーの穴の位置を調節し、今度は縮めて、テンショナーの穴にストッパー代わりに１．５ｍｍのヘックスを差し込む。
上部のプーリボルトはベルトが有るうちに緩めておく。

テンショナープーリを取り外し、ベルトもとる。

プーリーを取った状態、２年ほど前に交換したシール、オイル漏れはないが、エキゾースト側はオイル漏れしやすいので、新品に交換する。

上が新品、下が古品。ＨＩＬＬ製ベアリングは丁寧に紙に包まれ、専用の箱に入れられ、シールされている。￡１２０（２３０００円）/個もする。古いベアリングはベルトが当たらない部分に錆が浮いているが、ベアリング自体はガタもなくスムースに回る。もう少し持ったかも？
新しいベルトはフェラーリの文字は印字されていないが、フェラーリ純正と同じＤＡＩCO製。こちらは４０００円/本。使用感はあるものの、まだまだ使用可能な感じ。交換がもったいない気がする。

プーリーも可能な限り洗浄するが、限界がある。
使用上不都合はないので、有る程度の汚れは許容する。
プーリーを止めるボルトは、緩み防止剤を取り除いたり、洗浄に結構手間がかかった。