三菱自動車(純正) エアーベンチレーター  

旧GX号からの引き継ぎ部品。

U4x系ミニキャブに設定されていたもので、農業グレードやPTOダンプなどで標準装備されていたようで、運転席と助手席の両方に装着されていたようです。ただ、簡易ダンプのGX号には装着されていませんでしたが・・・。

ヘッドライト裏のカバー部より走行風を車内に取り入れる物で、足元に走行風が直に入ってきます。トラックはドアピラー周辺に排気用のトンネルが空いていますが、本来はこうしたベンチレーターがあって初めてその機能がフルに発揮できるわけです。

その効果はトライ号で既に十分すぎるほど実証済み。クーラーのないGX号では、トライ号以上に室内の快適性を維持する上で重要な役割を果たす事でしょう。

ただ、難点はその価格・・・。MB657615という部品番号で旧GX号に装着した2014年時点では新品が出ましたが、同時期に購入したトライ号のベンチレーターの、実に3倍近い値段になってましたorz。サンバーのものは、ただスライド式のシャッターが付いているだけですが、ミニキャブのベンチレーターはばね仕掛けのバタフライ式シャッターで、内部には水の侵入を防ぎ、恐らく吸気の流速を速める意味もあるであろう、逆向きのルーバーまで付いた、非常に凝った構造をしています。これでは価格が高くなるのも無理もないというか、こんなに変に頑丈な作り方してるから部門が傾いちゃうんだよ・・・orz