オイル漏れ、カムシャフトシール。誤手配。残念。
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
1時間以内 |
1
:若干、補足、加筆しました。
ーーーーーーーーーーー
え〜っ、一年余り前にこの車輌を購入に至りましたが、納車前に此方からオイル漏れを指摘しましたにも関わらず販売元にてそのまま登録、車両検査を任せ何故か陸自で検査完了。
スチーム洗浄で乗り切った模様。
併せて、バッテリー新品、タイア溝有りに交換となりました。ファルケン2本新品。
車検を通すだけでいい此方としては、有難い限りです。その仕上げは、結構雑では有りましたが。
こちらのオーナーの、娘さんなのか?年の離れた内儀の方なのか地元で愛されている洋菓子屋のロールケーキを頂き相殺します。(笑)
此方が原因を把握している前提の話しです。
中古を購入した場合、ホンダ車はシール系の交換、対策は必須です。高回転NAの定石です。他社でも同様です。
併せて、フロントバンクのタペットカバーからの滲みも有りましたが、手の入る範囲の固定部を一度緩めて締め直すと、
と?
「何〜んと言う事でしょう!」
ほぼ粗漏れは止まりました。折角、パーマテックス=リークストップスプレーしたのにスプレーで汚しただけになりました。
まっ、絶対、
間違い無く止まる事は有り得ないので一時的な事では有ります。
シールパーツは入手済みなので、いざとなったら、
面倒ですがチョンマゲを摘出して交換するだけですよね?
2
外して分かった事ですが、入手していたカムシャフトシールA6616(武蔵)は、考察する限りファンベルト側のシールだった様に思います。(後日先人の整備手帳を拝見しますと、その様です。)
で、見えている黒い輪っかは外したシールです。シールを外すには、焼き鳥の竹串が最適です!(笑)
まあ、折角外したのでシールは再使用ですが割れや亀裂も無かったので液体ガスケットで厚さを稼いで装着しました。
再挿入時は、エンジンオイルエレメント装着と同様にエンジンオイルを塗布してやって下さい。
で、その場しのぎの処理では有りますが、パッキンの入る溝へ液体パッキンを塗り込む方法として竹ベラなんかで溝へ沿わす様にすれば当面は凌げると思います。
貧乏性なので、私はワイパーブレードのステイン骨をストックしていましたのでそれで代用しました。
画像は、液体パッキン処理後です。
参考迄に、概算ですがシールパッキンのはまる溝寸法は「内径49.2φ、外径53.0。しかしながらはまる溝の寸法は、3m/mなんです。
53.0-49.2=3.8m/m。
これから考察するに、溝3m/mに併せたシールでは寸足らず。
又、3.8m/mではスリーブツライチなのでシールの意味は成しません、よね?
少なくとも0.2〜0.3m/m出さなければいけませんね。
仮に3.8×49.2(汎用は内径49.0でしょう)で有っても、潰れを見込んだらせいぜい0.1m/m。でしょう?
汎用品を使うなら、大まかに4.0×49.0なら申し分無いと思います。
各々考察して下さい。純正を使っても暫くは漏れませんが、J型エンジンの宿命、高温との格闘は容易では無いと感じます。
3
EGR=排気ガス還元装置を外した方がシール交換は作業し易いでしょう。
併せて、排ガス通路も点検しましょう。
二次側(還元側)はオイルで湿っていませんでしたが、EXからの一次側はそこそこオイルで湿っていました。
固着は無し。
時間が有って急遽行った作業なので、本来なら簡単な細いナイロンブラシでスケールをこそげ落としたのですが、ウエスとエンジンオイルで湿らせたウエスで簡単に届く範囲で処置。
詳しくは、KA-8の整備手帳を参照して下さい。
カムシールカバーを外す際は、画像の様に下へウエスを敷くと後の処理も簡単になります。
EGRのガスケットは、もちろんそのまま再使用。
参考迄に、レンチはソケット含め10,12,14で間に合います。
10はイグニッションコイルハーネスの脱着、12はEGRとカムシャフトシールカバーの脱着、14はO2センサーハーネスを保持しているステーの脱着に使います。
ソケット式のラチェットレバーは、用無しです。ブレードラチェットは場所によって有効です。
手持ちなら、インパクトレンチとフレキシブルジョイントを使うと容易です。
4
横から。
5
アップで。
液体パッキンを使っていなかった様ですが、外すのに結構な力を要します。
外す迄、シックネスゲージの要らない物を挟んで少しずつ手前へずらして行きましたが、外したら何の事はない!左右に捻りながら外せる事が判りました!
6
先程紹介した、タペットカバーのシールパッキン。
片バンクセット、送料別で約¥1,500-。プラグホールシール、スタッドボルトのパッキンワッシャーもセット。
購入はパークアップさんでしたか?
7
シールパッキンを再使用する際に、嵩増しの液体パッキンは上記で述べた様に竹ベラやワイパーブレードの端材の先で適量取り、カバー本体を回しながら焦らず塗布すればはみ出さずそこそこ均一に塗布出来ます。
半乾きの状態で再使用シールパッキンを嵌めて、気になるはみ出しを除くと嵌合時も無理無く作業出来ます。
忘れ無い様、シールパッキンにエンジンオイルを塗布して下さい。
ーーーーーーーーーーー
で、3日経った状況ですが、今迄残っていたオイルも流れ切り、試験のウエスやカバー廻りを見ても滲みは治りましたよ。
当てずっぽうの段取りでは、こんな作業になりその後の懸案を引きずることになります。
反面教師にして下さい。
では。
[PR]Yahoo!ショッピング
入札多数の人気商品!
[PR]Yahoo!オークション
関連コンテンツ
関連整備ピックアップ
関連リンク