電動ウォーターポンプ(EWP)交換&サーモスタット交換①

ゴールデンウイークに作業の予定だったけど、何かと予定だらけで忙しいので本日、強引に電動ウォーターポンプ(EWP)とサーモスタットの切り離しに取り掛かりました。

ファンシュラウドを切り離し、スタビライザーをどけてパワステラインの移動。赤丸のラバーマウントには17mのナットが内蔵されているので、ラバーマウントのねじれ防止のため17mmレンチで押さえながら10mmナットを外す。
外すのは運転席側一か所。

ラックにはパワステラインを止めるブラケットが10mmボルト（下からは見えない）で運転席、助手席共に取り付けられている。緑〇の4番。
このブラケット２個と運転席10mmナットを外せばラインが移動できる。

ここは車種によってまちまちかもしれない。
E92 335i LCI車両の場合です。

ラインが移動出来たらEWPにアクセスできるようになる。

ここからがまず第一関門の登場。

EWPには手を付けず、ロウアーホースとサーモを取り付けてある赤丸のワンタッチカプラーを外す。ここは固着していてなかなか外れません。根気よく何度も揺らし続ける。
上下左右に車両上から下からとひたすら揺さぶる。すると少しずつLLCが漏れ出すのでLLCを被りながらも我慢して続けているとLLCの量がドバドバ漏れ出したらあと少しで外れます。相当苦労するはずです。ｗ

ここの水ラインが外れたら、EWP上部②のE12ボルトを外します。上記のホースを外さずにこのボルトへのアクセスは相当困難です。やってやれないことはないでしょうが、どっちみちロアーホース外さなきゃ進めないんで先にホースを外した方がいいよね。

ここも結構大変です。

上からも下からも全く見えません。You Tubeなんかでは何故かみんな下からアクセスしてるんですよね。不思議だぁ～
しかし、①のクリップを外すと上から見えるようになります。適当なエクステとラチェットで上から外せます。ただしこのE12ボルトはやや下向きに付いているので、注意。舐めやすいです。ボルトは使いまわししてはいけないアルミボルトで10Nm程度の締め付けトルクです。

クリップのせいでE12ボルトが見えないでしょ？

ここまできたらひたすらホースを外しEWPを先に外します。写真はEWP撤去後。
残るは、サーモ。

サーモに付いてるホースは４本だが、EWPに繋がっているホース以外３本を外す。

最後のラスボスはこの青〇。

ここもワンタッチカプラーなのですが、どーにもこーにもなかなか外れません。ひたすら揺さぶって外します。
今回、バールは一度も使っていません。
樹脂が割れそうで怖くて使えません。

やっと摘出。

工賃高いのも納得。

シミレーションもばっちりで作業に入りましたが、頭でわかっていることと、実際やることは別だと痛感致しました。

結構大変ですが、一度経験すると次回はあるのかどうかわかりませんが、楽勝でしょう？　ｗ