気になったので調べてみたメモ。
気付いたことを都度追記していきます。
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2021/12/29追記
自動車情報媒体の「AutoMesseWeb」から誤報である旨の発表がありました。
抜粋すると、以下二点が要旨になるようです。
・騒音規制「フェーズ3」の導入時期は未定
・アフターパーツのマフラーは2024年9月以降も当面の間はこれまで通り使用可能
「自動車の騒音規制」報道に関する誤報の訂正とお詫び(AutoMesseWeb)
https://www.automesseweb.jp/correction20211229
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はじめに、ここにまとめているのは誰かの不安を煽る目的ではなく、「準備と対策が必要になるよ」って意味でとりあえず自身の整理の為に書いています。
●国土交通省資料
https://www.mlit.go.jp/common/001128252.pdf
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・使用過程車において新車時の騒音から悪化しないことを確認する相対値規制を採用する
・協定規則第51号の導入により、定常走行騒音の規制効果が確保されることから、協定規則第51号の適用にあわせて、定常走行騒音規制は廃止
・使用過程車に対する近接排気騒音規制は、これまで車両の種別毎に一律の規制値を設けて規制する手法(以下「絶対値規制」という。)により行っていましたが、
車両の型式毎に新車時に測定された値と同等の近接排気騒音値を求める規制手法(以下「相対値規制」という。)に移行します。
ただし、これまで絶対値規制が適用されていた使用過程車については、相対値規制を遡及適用せず、従前通り、絶対値規制を適用します。
また、純正マフラーを現行のマフラー性能等確認制度等により性能等が確認されたマフラーに交換したものにあっては、当面、絶対値規制を継続することとします。
・使用過程車において新車時の騒音から悪化しないことを確認する相対値規制を採用することに伴い、
使用過程車において、加速走行騒音を有効に防止するものであることが明らかでない消音器への改造又は変更(交換)を禁止することとします。
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●BE/BH(平成11年規制対象車)の場合
新車時車外騒音規制値:91dB
車外騒音規制値上限:96dB ※従来の規制値通り(相対値規制を遡及適用せず、従前通り、絶対値規制を適用)
測定方法(~2024年8月31日):近接排気騒音(車検時に実車で測定)
測定方法(2024年9月1日~):
測定自体は廃止(純正マフラー以外は証明機関による加速走行騒音の性能表示の義務化≠JASMA認証ではない)
※ JASMA認証の基準は「近接排気騒音」の為、「加速走行騒音」の証明にはならない。
※ 実車測定がなくなりマフラーの認証取得時に測定した値で承認される為、車検の時だけサイレンサー付けても意味なし。
※ 認証取得時の測定方法は知らんけど、認証基準に「音低減機構を容易に除去することができる構造の禁止」があるのでサイレンサーで静かになるはNGっぽい。
・・・今まで通り、JASMA認証があればOKってなれば本当に助かるんですが・・・。
・・・要するに、2024年9月1日以降に車検を通す場合は、新車・中古車問わず、純正マフラーか証明機関による加速走行騒音の性能表示証明のあるマフラーじゃないとダメよ~んってこと。
2016年(平成28年)4月19日までに製造された車の規制値は製造年ごとの規制値上限が「当面」は適用される。
販売済みの社外マフラーに加速走行騒音の性能表示証明書を発行してくれるかは、アフターパーツメーカーの頑張り次第。
ワンオフはまず確実にアウト(証明機関に車両持込でってパターンはあるだろうけど、費用負担がヤバいと思う)。
--2021.09.06追記 ココカラ--
■性能認証機関の一例
JMCA:
https://jmca.gr.jp/
JQR :
https://www.jqr.jp/
JATA:
http://www.ataj.or.jp/
JARI:
https://www.jari.or.jp/
ある程度試験手数料を公開していたJQR・JATAに依ると、試験1回あたり10万円+αといった感じ。
すんなり一発ならいいけど、2回3回となれば30万円↑の世界が見えてくるので結構厳しいですね。
--2021.09.06追記 ココマデ--
車検だけで考えるなら、自分は順当に行くと2026年4月までに対応が必要ってことかな・・・。
※ 保安基準だから、厳密に言うと車検前でも公道走行時に警察から提示を求められた際に提示・確認出来ないとアウト・・・。
対応を検討し始めねば。
--2021.09.05追記--
フジツボのサイトでBE5 RSK・ブリッツェン2002用のスペックシートを発見。
https://www.fujitsubo.co.jp/products/detail/976
加速時の4000~6000rpmで97dBって書いてある…アウトかも知れん。(´・д・`) アチャー
同じレガエボでも型式ごとに性能は異なるので、気になる人は個別に調べてください。
BEEとBHE用は111dB超えてるから、認証厳しそうだなぁ・・・。
--2021.09.06追記--
「証明機関による加速走行騒音の性能表示」については、2010年(平成22年)4月1日以降に製作された車両には既に適用されていて、以下の刻印を指すらしい。
アフターパーツメーカーが追加で認証取得してくれたとして、JASMA認証番号と紐付けた紙の証明書で済めばいいけど、マフラー本体に刻印が必要となれば有償修理扱いでマフラーを送付して刻印を入れてもらうことに・・・往復送料とかもあるから1~2万円くらいは掛かりそうかな。
ちなみに性能証明は車種ごとに認証されているので、マフラーに刻印がありエンジンが同一型式であっても他車種流用は認証なし扱いで軒並みアウトです。
社外品としては静かなレガリスR typeEVOLUTIONでも結構厳しそうなので、爆音が売りのストレート・メガホン系のマフラーは認証取れない可能性が高いかも。
■参考:藤壷技研掲載の法令関係資料ページ
https://www.fujitsubo.co.jp/about-exhaust-systems/regulation/
このルールだと、マフラーに対して車種とエンジンの型式、過給機の有無が紐付いて認証されているので、
NAしかない車種のターボチューンやEJ20をEJ25とか別型式のエンジンへ載せ替えしてるスワップチューンも2024年9月以降はそのままじゃ車検が通らないってことになりますね。
私は関係ないけど・・・。
※ ターボチューンやスワップチューンは型式変更の「改」認定を取得すれば問題ないですが、マフラーも車種とエンジンの型式、過給機の有無に合わせて認証を再取得する必要が出てきます。
そして、お上(国土交通省・自動車検査登録事務所)がどう判断するか次第だけど、純正マフラーも改の仕様に対して認証していないので、「改」だと純正マフラーすらNGを食らうかも知れない。
しかも、「改」は対応する市販製品はほぼなくて、個人での認証取得になるのでかなりハードルが高い。(´Д`;)
■BE/BHに絞った場合の現状考察
同じBE/BHでも車種型式とエンジン型式と過給器の有無毎に認証が必要になる…。
無理やりターボ用のマフラー付けてるNAは純正しか選択肢が無いな。
認証取るにもRSK・GT-Bでも型式毎の極ノーマルに近い実車が必要で…うーん。
S401のGH-BESはまた別型式だから、これも別途認証取得が必要だけど、NA以上に台数ないから製品がないよね…。(´・д・`)
S401も純正マフラーにしないと車検が難しいかも(現状、フジツボはS401対応品なし)。
■ターボグレード
GF-BE5(EJ20T)
GF-BH5(EJ20T)
TA-BE5(EJ20T)
TA-BH5(EJ20T)
■NAグレード
TA-BE5(EJ20)
GF-BE5(EJ20)
TA-BH5(EJ20)
GF-BH5(EJ20)
GF-BH9(EJ25)
GF-BHC(EJ25)
LA-BEE(EZ30)
LA-BHE(EZ30)
TA-BE9(EJ25)
TA-BH9(EJ25)
■S401専用型式
GH-BES(EJ20T)
■余談
車検の実車測定が無くなってしまうと、純正マフラーや証明機関による加速走行騒音の性能表示証明のあるマフラーを不正改造しようとする輩が出てきそう(というか昔からいる)だけど、これは目視でバレるのかな?
溶接のプロが分からないようにやったら出来てしまいそうだけど、発覚したらメーカーも怒られるだろう。
更に不正改造した輩がメーカーのせいにしたりして泥沼化した場合で、最悪同一製品の認証取消しとかになったら他のユーザーも迷惑を被ることも考えられる。
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Posted at
2021/09/04 18:45:45