Speeduino@ブーストコントローラー自作 その2(台上動作確認)

前回の続き。

システム構成が決まりましたので、実車搭載前の動作確認を行いました。無事ソレノイドバルブが動いたので、内容を整理します。

車のバッテリーは安定化電源で代用。吸気圧、アクセル開度はスライド抵抗を用いて代用しました。

問題はクランク信号の模擬。
ファンクションジェネレータ(信号発生器)は持っていないので、Arduinoを用いて疑似信号を作成させます。

疑似信号を作成するため、4G63エンジンのクランク信号がどのようになっているのか調べてみました。

親切な事に、4G63の波形信号は、Speeduinoのマニュアルに記載されていました。これによると、4G63はクランク信号はただの方形波である事が分かりましたので、適当な周波数で模擬させています。
eduinoのマニュアルから抜粋)

適当なプログラムを作りました。初心者定番のLED点滅プログラムです。
これで、ブースト制御ユニットでエンジン回転数を検知する事ができました。

#include <TimerOne.h>

long t1 = 1000; // パルスON時間 1ms
long t2 = 1000; // パルスOFF時間 1ms

void setup() {
pinMode(13, OUTPUT);
Timer1.initialize(10000); // 10ms後に割込みループ開始
Timer1.attachInterrupt(T1Isr); // Timer1割込み開始
}

void loop() {
}

void T1Isr() {
digitalWrite(13, HIGH); // パルスON
Timer1.setPeriod(t1); // パルス幅セット
Timer1.attachInterrupt( T2Isr ); // タイムアップでT2Isr
}

void T2Isr() {
digitalWrite(13, LOW); // パルスOFF
Timer1.setPeriod(t2); // 次のパルス
Timer1.attachInterrupt( T1Isr ); // タイムアップでT1Isrに戻る
}

次回は、純正圧力センサーの特性計測を行っていきます。