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2026年09月26日 イイね!

Z900RS 純正イグニッションコイルの飽和特性を測ってみた

Z900RS 純正イグニッションコイルの飽和特性を測ってみた
Z900RSにLINK G4Xを載せるカプラーオンキットの、イグナイター回路の続きです。
1気筒分だけの単体試験用基板が組み上がったので、机上で純正コイルをつないで、一次電流の波形を測ってみました。
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<使用機器>
‧ECU:LINK G4X MonsoonX
‧疑似クランク信号:Arduino Nano(Ardu-Stim)、24-2、2,500rpm相当
‧点火ドライバ:自作の単体試験用基板(保護機能付きドライバーIC+パワー素子)
‧コイル:Z900RS 純正スティックコイル、プラグ:CR9EIA(実際に放電させています)
‧電源:高砂製作所 ZX-1600LA
‧オシロ:RIGOL DS1102
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<試験方法>
電源電圧を6Vから16Vまで1Vずつ変えて、基板の電流検出抵抗の電圧をオシロで直接測りました。外付けの電流プローブは使っていません。ドゥエルはわざと長めに固定して、飽和の手前から飽和後まで全部見えるようにしています。

<測定結果>
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電圧ごとの一次電流を重ねたグラフです。
‧電圧が高いほど、電流の立ち上がりが速い
‧ある電流まで来ると、傾きがグッと急になる → ここがコアの磁気飽和の始まり
‧飽和が始まる電流は、電圧を変えてもほぼ同じ。変わるのはそこに届くまでの時間だけ
‧高い電圧では、ドライバーICの電流制限で頭打ちになっている(と判断)

コイルに溜まるエネルギーは E = ½LI² で、単位はmJ。飽和した後はインダクタンスが下がるので、いくら通電を延ばしてもエネルギーは電流の割に増えず、熱が増えていきます。
つまり「短い時間で、たくさん溜められるコイル」が優秀なコイル。そして飽和するかどうかを決めるのは電圧じゃなくて通電時間なので、ドゥエルは電圧ごとに決めてあげる必要があります。

正直、このコイルが溜められるエネルギーは思ったより小さかったです。スティックコイルは鉄心が細いので、まぁそうなるよね、という感じ。長めに通電しておけばOK、は通用しないですね。

この結果で、やっとLINK側のドゥエル設定が出来ました。

<その他>
‧台上・周囲温度1条件・コイル1個での結果です。実車のハーネスでの電圧降下や、高温時の変化はまだ見ていません

また進捗書きます!
Posted at 2026/09/26 23:08:59 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2026年09月25日 イイね!

安定化電源 ZX-1600LA をPCから制御するソフトを作ってみた(無料公開)

安定化電源 ZX-1600LA をPCから制御するソフトを作ってみた(無料公開)
TAKASAGO の ZX-1600LA。定格 80[V]/160[A]/1600[W](設定は105%の 84[V]/168[A] まで可能)の直流電源です。
操作をミスったらシャレにならないレベルの奴です(汗)

とても高性能なのですが、前面の操作パネルがなかなか使いにくい。
ボタンとダイヤルで機能番号を呼び出して…をやっていると、せっかくの性能を生かしきれないんですよね。
ということで、PCから制御できるソフトを作ってみました。

それにしても、晩酌のお供がこんな機械になるとはね(笑)
※通電して何かつなぐときは、さすがにシラフでやりましょう。
配布先:こちらです! HTMLで動きます、インストール不要!

~できること~
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・出力電圧・電流・電力の数値表示と、波形のリアルタイム表示
・波形はCSVで保存可能
・CV/CC、OVP、OCP、過温度などのステータス表示

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・電圧、電流リミットの設定と出力ON/OFF
・OVP/OCPなどの保護機能の設定と保存
・立ち上りモード、スルーレート、ON/OFFディレイ、内部抵抗の設定
・通信ログの表示とテキスト保存

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・おまけで「電圧ステップ試験」のシーケンス機能
  1行が1ステップで、電圧と保持秒数を並べておくと上から順に実行してくれます。
  繰り返し回数も指定できるので、電源電圧を振って機器の挙動を見る…くらいの簡易な試験ならこれでいけます。
  ※画面の電圧・内容は動作確認用に置いた例です。初期パターンは最大25[V]まで上がるので、自分の機器に合わせて書き換えてから実行してください。
  ※シーケンス開始時に自動で出力がONになります。負荷の接続は先に確認してください。
  ※パターンの最大電圧が今のOVP設定以上のときは、確認ダイアログで了承した場合だけOVPを上げてから実行します。

インストール不要で、HTMLファイル1つをブラウザ(Chrome か Edge)で開くだけで動きます。
ブラウザの Web Serial という機能でシリアルポートを直接たたいています。

~接続方法~
①本体背面の RS-232C コネクタを使います。
 今どきのPCに RS-232C なんて付いていないので、USB-RS232C変換ケーブルを用意してください。
 自分はStarTech.com ICUSB2321Fを使っています。
②ソフトを開いて、ボーレート(画面では「ビットレート」表記)とアドレスを選んで「接続」→ シリアルポートを選択。
③ボーレートは本体の初期設定だと 9600 になっているかも。
 つながらなければ、ボーレートを変えて接続トライしてみてください。

<ボーレートの小ネタ>
読み取り1回で電圧・電流・電力・ステータスの4往復をしているので、
9600bps だと 500ms 間隔、38400bps に上げれば 200ms 間隔まで詰められます。
ボーレートの変更は本体の FUNCTION 61 か、コマンド SYST:COMM:SER:BAUD で行い、次回の電源投入から有効になります。

~公開します~
同じ電源を使っている会社さんも多いと思うので、よかったら使ってください。
本業とは別に個人で作っていると、なかなかこういうソフトを作る時間って取れないんですよね。
あなたの業務改善にぜひ(笑)

配布先:こちらです!
ライセンスは MIT です。改変・再配布・会社での利用も自由にどうぞ(無保証です。免責の範囲は下の<注意事項>のとおりです)。

<注意事項>
・個人が作った非公式ツールです。メーカー(高砂製作所)とは関係ありません。
・動作確認は ZX-1600LA(ファームウェア 1.46)の手元の1台だけです。
・大電力を扱う機器なので、使用は自己責任でお願いします。無保証で提供し、使用によって生じた損害について、作者は責任を負いません。
・いきなり実機につながず、まずは負荷を外した状態で動きを確認するのがおすすめです。

これから同じ電源を触る方の参考になれば幸いです!

Posted at 2026/09/25 00:46:20 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2026年09月01日 イイね!

オンラインショップ作ってみた

オンラインショップ作ってみた生まれて初めて、オンラインストア作ってみた!
アクセスだけでもしてくれると嬉しいです🙏
商品はまだ全然です🤣 見難いとか色々言ってもらえたら幸いです!

https://store.ypc-works.com/


Posted at 2026/09/01 20:26:56 | コメント(1) | トラックバック(0)
2026年08月02日 イイね!

また、つまらぬ物を買ってしまった。LINK G4X何個目???

また、つまらぬ物を買ってしまった。LINK G4X何個目???LINK純正の排気温度センサー。
インコネル製&先端剥き出しのお高いヤツ。

バイクは排気管剥き出しだから、
Monotaroとかで売ってる汎用品だとカッコ悪いんですよね〜。
かろうじてTRUSTに在庫1個だけありました!

新車両(Z900RS)に搭載のため、他にも一式購入してきました!こっちがメインディッシュですね笑
くだらない豆知識ですが、TRUSTから購入すると、セキュリティコード解除した状態で納入してくれます。


Posted at 2026/08/03 00:00:57 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日記
2026年07月27日 イイね!

点火時期の追い込み手法(酔っ払いのぼやき)

点火時期の追い込み手法(酔っ払いのぼやき)

ボヤキです。 

フルコン化に伴う、点火時期の追い込み方法について。


本来、自動車メーカー(OEM)の開発現場であれば、エンジン単体で試験ベンチを構築して、負荷・気温・気圧・水温なんかを外部機器でコントロールしながら、最悪条件を意図的に作り出して測定したりするんですよね。
でも、そんな数千万円クラスの高額な試験設備、一個人が設営できるわけもなく、貸してくれる事すらありません。(大学等の研究機関で、運が良ければ貸してくれるかどうか…というレベルのはず)。


ただ、私が住む愛知県の尾張地方は、幸い(?)なことに全国的にもトップクラスの「高温多湿」な環境。
真夏のこの時期に計測するのは、点火時期のセッティング的には実用領域のワースト条件にかなり近く、実はセッティングを詰める上で有用な環境だったりします。

問題は、その「ノック音の取得方法」です。
シャシダイ(シャーシダイナモ)でエンジンを回していると、周囲の音がとにかくうるさくて、運転席にいると微小なチリチリとしたノック音なんて到底聞き取れません。

そんな時に絶対に必要になるのが「ノックアンプ(ノックモニター)」です。
例えば有名なところだと、PLEX社の「PLEX KNOCK MONITOR」などがあります。モータースポーツ向けの製品で性能は申し分ないのですが、やっぱり最低限このレベルの精度と機能が欲しい。

とはいえ、お値段なんと15〜20万円超え……高いっすよねぇ。

「最終的には、銅管(チューブ)をブロックに当てて耳で直接聞くのが一番」という、原始的な手法が最も有効な事は痛いほど分かっているんですが、シャシダイを回しながらそれをやるわけにもいきません。


となると……「作るしかない」という結論に至ります。

私が欲しい理想のスペックはこんな感じです。

  •  ・ボッシュのフラットレスポンス型ピエゾセンサー対応

  •  ・メカノイズを消し去るデジタルフィルタリング機能

  •  ・タッチパネル(またはエンコーダ)で任意のカットオフ周波数を直感的に設定

  •  ・クリアな音で確認できる強力なヘッドフォンアンプ出力

  •  ・PC接続で、USBマイクとして機能しリアルタイムで高速FFT(周波数解析)と録音が可能

最低限これがないと、一人でシャシダイを回しながら点火時期をギリギリまで攻めるなんて物理的にムリぽ。


DSP(ADAU1701)とESP32-S3あたりを組み合わせれば、部品代1万円以下で10万円超えの業務機レベルのモノが作れるんじゃないか? と妄想だけしてます。

どうしようかなぁ。

Posted at 2026/07/27 23:35:13 | コメント(2) | トラックバック(0) | 工作 | 日記

プロフィール

「基板を収めるケースのCADを作成なう。基本はZ900RSのエンジンECUの形状を踏襲し、必要なコネクタの穴なんかを追加しました。まぁまぁの出来栄えかな? お試しで印刷して、実車に乗せてみます。」
何シテル?   11/02 23:44
かにゅある といいます。エボVII GT-A、YAMAHA TURBO1、魔改造ゼファー750など、過給機付きの乗り物ばかり乗っています笑 「YPC-WO...
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