灯火類改善(その1) フロント・パーキングランプ FCSリレー自作・取付
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
コンチネンタル・マークVのフロント・マーカーランプは、パーキングランプとターンシグナルが一体となっており、パーキングランプスイッチONの状態でターンシグナルを作動させると、パーキングランプが点灯したままターンシグナルが点滅します(US仕様の場合)。
この状態は、光量が増減するだけで点滅ではないため、日本の保安基準に適合しません(いわゆる非関税障壁ですね)。
このため、このタイプの車両で日本国内の車検を取得する場合、ターンシグナル作動中にパーキングランプを消灯するリレーを取付けるのが一般的です(このリレーをFCSリレーと呼ぶようです)。
私のマークVには、このFCSリレーが付いていないので、車検はまだまだ先ですが、どうせ必要になる物なので製作・取付することにしました。
車両への取付にあたっては、純正のハーネスを極力傷つけないよう、以前ebayで購入していたスペアのワイヤーハーネスからフロントターンシグナルのソケットとハーネスを切り出し、BAY15d(S25ダブル)の口金と合わせて、既設ハーネスのソケットから延長する形とします。
2
一般的に使用されているFCSリレーは、大容量の電解コンデンサとリレーを組み合わせた単純な構造が多いと思いますが、今回は格安の中華タイマー基盤を使います。
このタイマー基盤は、トリガ信号を受けて多彩なモードでリレーを作動させることができる優れ物で、今回のような用途にうってつけです(しかも\600と、リレーやコンデンサ、基盤等をバラで購入するよりも安価です)。
3
このタイマー基盤は設定値が不揮発メモリに記憶されるため、電源はパーキングランプから取っています(常時電源不要)。また、US仕様(光量増減式)にも手軽に復帰できるよう、電源ラインにスイッチを取付けました。
そして、車検時に必要となる側面方向指示器の配線も、このリレーボックスから予め引き出しておくことにします(今回は配線のみで取付けませんが)。
4
いきなり完成してますが、写真はタイマー基盤にパラメータを設定しているところです。
トリガ信号(ターンシグナル+)入力でリレーON、トリガ信号断から1秒間(写真では1.5秒間を示しています)リレーホールド→リレーOFFに設定。
パーキングランプの+側をリレーのNC(通常ONで通電時にOFF)端子に接続することで、リレーがONの間パーキングランプが消灯する動作になります。
5
車両に装着して問題なく動作したので、同じものをもう一個製作。
6
車両のハーネスからダブル球を取り外し、リレーボックスから出ている金口を接続、電球をリレーボックス側のソケットに差し替え配線は完了。
本体はコアサポートの上部に両面テープで貼り付けました。
7
コアサポートからヘッドライトまでの空間がスカスカなので非常に作業性が良いです。
8
これで車検前に慌てなくて済みます(やはりUS仕様の方がカッコいいです)。
[PR]Yahoo!ショッピング
[PR]Yahoo!オークション
タグ
関連整備ピックアップ
関連リンク