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Mark V Collectorの愛車 [リンカーン マークV]

整備手帳

作業日:2019年8月10日

灯火類改善(その1) フロント・パーキングランプ FCSリレー自作・取付

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目的 修理・故障・メンテナンス
作業 DIY
難易度

初級

作業時間 3時間以内
1
 コンチネンタル・マークVのフロント・マーカーランプは、パーキングランプとターンシグナルが一体となっており、パーキングランプスイッチONの状態でターンシグナルを作動させると、パーキングランプが点灯したままターンシグナルが点滅します(US仕様の場合)。
 この状態は、光量が増減するだけで点滅ではないため、日本の保安基準に適合しません(いわゆる非関税障壁ですね)。
 このため、このタイプの車両で日本国内の車検を取得する場合、ターンシグナル作動中にパーキングランプを消灯するリレーを取付けるのが一般的です(このリレーをFCSリレーと呼ぶようです)。
 私のマークVには、このFCSリレーが付いていないので、車検はまだまだ先ですが、どうせ必要になる物なので製作・取付することにしました。
 車両への取付にあたっては、純正のハーネスを極力傷つけないよう、以前ebayで購入していたスペアのワイヤーハーネスからフロントターンシグナルのソケットとハーネスを切り出し、BAY15d(S25ダブル)の口金と合わせて、既設ハーネスのソケットから延長する形とします。
2
一般的に使用されているFCSリレーは、大容量の電解コンデンサとリレーを組み合わせた単純な構造が多いと思いますが、今回は格安の中華タイマー基盤を使います。
 このタイマー基盤は、トリガ信号を受けて多彩なモードでリレーを作動させることができる優れ物で、今回のような用途にうってつけです(しかも\600と、リレーやコンデンサ、基盤等をバラで購入するよりも安価です)。
3
このタイマー基盤は設定値が不揮発メモリに記憶されるため、電源はパーキングランプから取っています(常時電源不要)。また、US仕様(光量増減式)にも手軽に復帰できるよう、電源ラインにスイッチを取付けました。
 そして、車検時に必要となる側面方向指示器の配線も、このリレーボックスから予め引き出しておくことにします(今回は配線のみで取付けませんが)。
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いきなり完成してますが、写真はタイマー基盤にパラメータを設定しているところです。
 トリガ信号(ターンシグナル+)入力でリレーON、トリガ信号断から1秒間(写真では1.5秒間を示しています)リレーホールド→リレーOFFに設定。
 パーキングランプの+側をリレーのNC(通常ONで通電時にOFF)端子に接続することで、リレーがONの間パーキングランプが消灯する動作になります。
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車両に装着して問題なく動作したので、同じものをもう一個製作。
6
車両のハーネスからダブル球を取り外し、リレーボックスから出ている金口を接続、電球をリレーボックス側のソケットに差し替え配線は完了。
 本体はコアサポートの上部に両面テープで貼り付けました。
7
コアサポートからヘッドライトまでの空間がスカスカなので非常に作業性が良いです。
8
これで車検前に慌てなくて済みます(やはりUS仕様の方がカッコいいです)。

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この記事へのコメント

2019年8月11日 23:35
ども。
いつも素晴らしい整備手帳ありがとうございます。
今回感じたこと三点です。

1.毎度のことながらオリジナル状態に戻る整備をされていて尊敬いたします。とてもじゃないが真似できません、、、

2.電気の勉強をやっておけばよかったと痛感しております。(内容が濃いことは分かるのですが、内容の半分以上が私にとっては宇宙人の会話です(笑))

3.空間が大きく整備性が高くて、フルサイズのアメ車ヲソルベシ!
コメントへの返答
2019年8月12日 1:38
こんばんは~
とんでもありません!マークVも最近はシャシー周りの整備がひと段落し、小ネタの連続でお茶を濁してます(ベンツ5速化やパワステレス化の足許にも及びません)。

私も過去、色々な車をその時点でベストと信じた方向に後先考えず改造していた時期もありました。
しかし、人間の価値観というものは、時が経つにつれ変わるものです。結局、さんざん苦労して造り上げた“作品”でも、純正状態にリセットしたくなる時が来ることが幾度もありました。

特にこの車の場合は、保存状態が割と良いこともあり、現車の部品を上回るコンディションの代替品を見つけることが難しいため、なおさら慎重になっていると思います。

電気の知識も大したことありません。+と-の“電気”についてはある程度理解できますが、“電子”については全くチンプンカンプンです。おかげで説明文も支離滅裂で分かりにくい文章になってしまい申し訳ありません(笑)。

この時代のアメリカ車はスペース効率という概念が存在しないようです。特にマークVのコアサポートから前部は、ヘッドライトカバーの開閉スペースで約30cm、更にそこからバンパー前端までは40cm位延長されていて、現代の価値観で見ると不合理極まりない構造なのが面白いです(こういう不合理な部分が自動車の個性であり魅力なんでしょう)。

それでは、ハイゼットのコラムシフト化、楽しみにしてますよ~

プロフィール

ごくフツーのしがないサラリーマンです。 少し前まで軽くて速い車が好きだったのですが、いつの間にか趣味で所有する車が2台とも「フレーム構造、車重2t超、規格灯丸...
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