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Mark V Collectorの愛車 [リンカーン マークV]

整備手帳

作業日:2024年5月11日

エアコン使用時の水温上昇対策(その4) ウォーターポンプ交換(エーデルブロック ハイフロー)

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目的 修理・故障・メンテナンス
作業 DIY
難易度

初級

作業時間 12時間以上
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 エアコン使用時の水温上昇対策については、昨年までに比較的安易な電動ファン取付けとウォーターポンププーリー交換の対策を講じてきましたが、目標であるエアコンON・Dレンジ+ブレーキを踏んで停止した状態で水温85℃をキープできる状態には至っていません。

 っということで、今年は更なる対策を講じるべくラジエーターとクーリングファンを手配済だったのですが、4月の初めにトラブルが発生!

 この車を動かす前には、水と油の点検だけは欠かせないようにしているのですが、この日は冷却水リザーブタンクの水位が既定のマーキングより低下していることを確認(画像下左側)。

 車の下を覗いて見ると、緑色の液体が・・・・しばらく不動となることが確定しました。
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 車両をリフトアップし、昨年より仮に装着しているアンダーカバーを取り外してみると、オイルパン下部に飛散したLLCが乾燥した痕跡と、クランクプーリー後方のハーモニックバランサーに乾ききっていないLLCの雫を発見。

 痕跡を辿っていくとウォーターポンプのメカニカルシールからリークが発生しているようです(ヘッド周りやブロックの損傷等が原因ではなく一安心です)。
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 冷却水を抜き取りラジエーターホースとベルトトレイン周りを取り外すと広大な作業スペースが生まれます(これに馴れると最近のFF車なんか全くいじる気になれません)。
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 ウォーターポンプを手配します。

 夏季の水温上昇対策として、今回のトラブルが無くてもいずれ高流量のウォーターポンプに交換したいと思っていたところだったので、標準的なOEM互換品の価格($30程度)に比較し、10倍程高価なエーデルブロック製のハイフロータイプを選択(Edelbrock Victor Series High Performance Street Mechanical Water Pumps 8844 $339.92+送料 $62.05=$401.97)。
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 1週間ほどで到着した製品は素晴らしい品質で、CNCにより精密加工されたインペラーや、極限まで詰められたハウジングとのクリアランスなど、非常に満足度の高いものです(この製品はMade in U.S.A.です)。
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 まずはウォーターポンプ前面に固定されているエアコン・パワステポンプ・オルタネーターの各ブラケットを取り外し。
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 ウォーターポンプ最下部のボルトを緩めるのに支障となるクランクプーリーも取外します。

 久々に単体として取外されたこれらの部品達は、この機会に徹底的に清掃し化粧直ししておきます。
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 ウォーターポンプを固定している11本のボルトを抜いて、ポンプ本体をエンジンブロックから取外し。

 取外したボルトは全て5/16-18(UNC 5/16)でしたが、首下長さ・二面幅等数種のものが混在しているため、間違いの無いようガスケットのコピーを貼り付けた段ボールに刺して保管しておきます。
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 恐らく数十年ぶりに取外されたウォーターポンプ(交換歴は不明です)。

 エンジン側からはブロック内に残った冷却水がジワジワと滲み出てくるため、ブレーキエア抜き用のブリーダーを使用して吸い出しておきます。
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 ブロック側のタイミングカバー表面は金属製スクレーパー→セラミックスクレーパー→オイルストーンを使用して徹底的に清掃。
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 今回、数十年ぶりに取外される機会を得た全てのボルト穴やボルトはタップやダイスでさらい、完璧にリセットします。
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 今回使用するアルミ製ウォーターポンプは、これまでの鋳鉄製に比較し重量は半分以下、鋼板プレス製だったインペラーはアルミ削り出しとなり、極限まで詰められたインペラー~ハウジング間のクリアランスと相まって冷却水流量の増大に大きな期待が持てます。
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 旧品より水温からEGRの作動タイミングをコントロールするPVS(Ported Vacuum Switch)を取り外し。
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 ヒーターホース接続ニップルとPVSを取付けて装着準備完了。
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 このウォーターポンプには非常に高品質なInterface製ガスケットが付属していましたが、サービスマニュアルではガスケット両面にRTVを塗布するよう指示されているため、まずウォーターポンプ側にガスケットを装着します。

 使用するRTVは数十年来愛用している信頼のトヨタ純正シールパッキンブラック(これまでこの製品を使用して組んだエンジンで水や油が漏れたことは一度もありません)。

 ウォーターポンプ側にガスケットを貼り付けた状態で、ラップを張った平板上に静置し一晩硬化させます。
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 45年ぶりに露わとなったタイミングカバーはDupli-Colorのエンジンエナメル(フォード純正色のディープブルー)を使用して化粧直し。
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 翌日、ガスケットの装着状況を確認。

 これからウォーターポンプをエンジンブロック(正確にはタイミングカバー前面)に装着しますが、エンジン側からスタッドボルト等は1本も生えていないので、一発で正確に位置決めするため、UNC 5/16の寸切りボルト2本を仮に設置しガイドとします。
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 昨日装着したガスケット面にシールパッキンブラックを乗せて、エンジンブロックに仮装着。
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 11本のボルトはネジ部にRTVを塗布して締め込みます(この年代のV8 エンジンは、ブロック側のネジ穴がウォータージャケットやエンジン内に貫通している箇所が多く、サービスマニュアルでもその旨指示されています)。

 最後に仮装着していた寸切りボルトを正規のボルトに入替。
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 指定の締付トルクは17~24Nmなので、トルクレンチを使用し22Nmで対角に締付けます。
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 ウォーターポンプの装着が完了しました。
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 以前墨入れしたハーモニックバランサーもこの機会に化粧直ししておきます。

 クランクプーリーは48~67Nmということで、60Nmで締付。
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 エアコン・パワステポンプ・オルタネーターの各ブラケットを復旧して、ウォーターポンプ交換の作業は完了です。

 次回以降、既に購入してあるラジエターとクーリングファンの交換に続きます。

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この記事へのコメント

2024年5月13日 17:06
ご無沙汰しております。
やはり、走行前の目視点検の重要性を感じますね。
私は車も乗っている人間も古い為、金属製だと安心します。
以前、ネットで知った情報ですが、樹脂製のウォーターポンプの羽が経年劣化でバラバラになり、
軸だけになりオーバーヒートした事例があると聞きました。
軽量化やコストカットに貢献出来ると思いますが、
オーバーヒートしてしまっては本末転倒の様な気がしますね。
その水温計も警告灯に代わり、気づき辛くなっていると思います。
コメントへの返答
2024年5月13日 19:10
こんばんは~
いつもコメントありがとうございます!

点検は大事ですよねー
不具合が発生しても自宅車庫であれば、しばらく不動になるだけで済みますが、出発後にトラブルが発生すると、最悪の場合路上停止→レッカーとなってしまいます。

その日無事に帰ってこれるかどうかは、車庫を出るまでに僅かな違和感を感じ取れるかどうかに掛かっている、と思って暖機運転中も五感を研ぎ澄ましています。

部品の樹脂化には本当に腹が立ちますねー

自動車も所詮工業製品なので、コストが最優先となるのは今も昔も変わらないとは思うんですが、昔はまだ良心があったと感じます。

特に欧州車。うちの足車はまだ大丈夫ですが、耐久性も検証せずに何でもかんでも樹脂化して、10万キロも走ればあちこちからオイル漏れ。
皆さんなんであんなモノに高い金払ってるんだろう?と不思議になります。

っとつい悪口が・・・これぐらいにしときます。

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