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Mark V Collectorの愛車 [リンカーン マークV]

整備手帳

作業日:2024年5月25日

エアコン使用時の水温上昇対策(その5) ラジエーター(3層)・クーリングファン(6枚羽根)交換

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目的 修理・故障・メンテナンス
作業 DIY
難易度

初級

作業時間 6時間以内
1
 昨年から取り組んでいるエアコン使用時の水温上昇対策として、前回のウォーターポンプ(画像上青丸部)交換に続き、今回はラジエーターとクーリングファン(画像上赤丸部)を交換します。

 この車のラジエーターは、新車時から40年以上経過しており、漏れや腐食等はありませんが、水管内部の断面減少や詰まりが発生しているのは確実です。

 このため数年前より新品への交換を考え、部品を発注しようとしていましたが、二年前から始まった円安で購入のタイミングを逸し、円相場を気にしつつ一年以上が経過してしまいました。

 そんな中、昨年末のブラックフライデー前のセールで1割程のディスカウントが行われているのを発見。円安の方もしばらく続きそうなので、この機会に購入しておくことにしました。

 また、送料が大きく変わらない範囲で他に何かないかなーっと物色していると、風量増大を謳うクーリングファンがあったため、これもあわせて購入($448.66+送料$134.84=計$593.5)。
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 1週間ほどでオハイオの倉庫から無事に到着。

 1978年以降マークVのラジエーターは、2層(コア厚1.5インチ)が標準で、トレーラー牽引パッケージオプション装着車のみ3層(コア厚2.25インチ)となっていますが、今回購入したのは純正品と同形状で3層のタイプです(アルミ製だと4層のものもありますが、数年で漏れが発生することが多いようなので、今回は銅・真鍮製のものにしました)。

 また、クーリングファンは純正の5枚羽根に対し6枚羽根で少し径が大きくなっています。
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 作業は前回のウォーターポンプ交換と一連で行っており、冷却水抜取り、アッパー・ロアーホース取外し、ベルトトレイン周り取外しは完了した状態からのスタートです。

 まず、ラジエーターに接続されているリザーバータンクへのゴム配管(画像上)とATFクーラーへの金属配管を切離します。
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 ATFクーラーへの配管は1/2フレア接続で、下側の配管がオイルパンへの戻りとなっているので、上側の配管を先に外してしばらく放置しておくと、重力でATFクーラー内のフルードがオイルパンに排出され、ATFが漏れることなく切り離しすることができます。
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 ラジエーター本体はボルト等での固定はされておらず、亜鉛メッキされたアッパーサポートにより、ゴム製インシュレーターを介して保持される構造です(同じマークVでも1977年モデルだけは、この辺りの構造が先代のマークIVと共通になっており、1978年以降のモデルと異なります)。
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 ラジエーターサポートを取外すと、ラジエーターはロアーサポートに乗っているだけの状態となりますので、上に持ち上げるだけで簡単に取外すことができます。
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 ラジエーターが無くなるとエアコンのコンデンサーまで50cm近くの広大な空間が出現。
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 昨年取付けたラジエーター下部の隙間を塞ぐプレートを取り外し。

 新旧ラジエーターの形状・寸法はほぼ同一です。
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 ドレンコックはプラ製の簡易なものが装着されていたため、手持ちの純正に準じた真鍮製のものに交換。
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 ATFクーラーのフィッティングは旧ラジエーターから移設しても良かったんですが、ネジ部の固着等によるトラブルが心配だったため、同時に購入した新品を装着(ラジエーター側がNPT-1/8で配管側が1/2フレアのもので、マスタング用として販売されているものです)。
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 ロアーサポート(画像右赤丸)を装着してからラジエーターを乗せ、アッパサポートを取付。

 SummitRacingのレビューでは「ラジエーターの形状が異なり、アッパーサポートがはまらない」との投稿がありましたが、そのようなことも無くピッタリ装着できました。
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 ATFクーラー配管の継手部には念のため銅製のフレアパッキンを使用。
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 クーリングファンを装着してベルトトレイン周りを組立。

 っとここでトラブルが発生!オルタネーターのベルトに張力を掛けるため、いつものようにバールで抉っていたのですが、パキッっと嫌な音が・・・(画像下)。

 3年程前に交換したばかりのTuffstaff製140Aオルタネーターを破損してしまいました。

 やってしまったものは仕方ないので、とりあえず純正の70Aオルタネーターに再登板してもらい、新たなオルタネーターを調達することにします。
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 ロアー・アッパーの各ホースを接続して組立は完了。
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 計10リットル程のクーラントが抜けているので、5リットルのLLCと水を投入。
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 暖機とともにエアー抜きして作業終了です。

 これで一旦車は動く状態になりましたが、純正オルタネーターでは容量不足で電動ファンを長時間使用できないため、テスト走行はお預けに・・・

 っということで、次回以降にまだまだ続きます。

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この記事へのコメント

2024年5月25日 17:40
こんばんわ~。
エンジンルームが広くて作業性と放熱性が良さそうですね。
やはり、輸入品を購入する際、円安を痛感しますね。
コメントへの返答
2024年5月25日 19:29
こんばんは~
いつもコメントありがとうございます。

確かにエンジンルームには余裕があり、放熱性が良さそうに見えるんですが、夏場はなかなか水温が下がりません。

この車のエンジンは6.6ℓもの排気量から僅か159HPの出力ということで、ガソリンエンジン史上最も効率の悪いエンジンの一つとして有名で、燃料の持つエネルギーの大半が排熱として放出されているのではないかと思います。

円相場が1ドル110円台だった頃から、もう2年近く経過しましたが、未だに$100≒10,000円みたいな感覚が抜けきりません。

輸出産業の追い風となる円安は、日本の国益にもつながることから、もう1ドル100円台に戻ることは無いのかもしれませんねー

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