今朝の朝日新聞ウエッブ版で目を引いた記事。
日本郵船の大型クルーズ客船「飛鳥」が来年の2月をもって退役らしい。その代わりとして、日本郵船の子会社が現在北米で運航している1.6倍の大きなクルーズ客船が「飛鳥2」として運航されるとか。
私たちが結婚したのは10年前。ありきたりの旅行やスケジュールが忙しい海外旅行は避けたくて、かつ思い出に残るものをということで新婚旅行に「飛鳥」のクルーズを利用しました。
実はこの船は長崎で作られた日本最大の客船であることと、内装に叔父も関わっていた事もちょっと有るんですね。
横浜から乗船したのですが、そこに至るまでの心の高ぶり、白い流麗な大きな船体を初めて見た時の感動、待合室での気恥ずかしさ、乗船タラップを一段一段登っていく緊張は2度と味わえないものでした。
そして一歩船内に足を踏み込んだときのホールの豪華さときらびやかさ、そして頂いたウエルカムシャンパンの味。
それからの数日は初日の船酔い含めて、感動も印象も思い出も忘れられないものになりました。
船のサイズが需要に追いつかない事が最大の理由みたいです。当時でも一人数百万もする世界一周ツアーなんかすぐ予約がいっぱいで、何年か後の予約しか出来なかったほどだったのですが、その人気は未だに衰えていないんですね。仕事の一線から身を引かれた、壮健なお金持ちの方々が増えたのでしょうか?
ところでこういう船って退役後はどうなるんでしょうね。新しい船で別の沢山の思い出が今後新たに作られていくのでしょうが、ちょっと寂しくなりました。
Posted at 2005/04/01 12:39:49 | |
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