リメンバー ブルートレイン

北海道の旅、2日目から3日目の一部をこちらへ抜き出しました。


実はその昔、ブルートレインに憧れておりました。それは、中学・高校生の頃で、ブルートレイン全盛期
の頃でした。 乗るというのは高嶺の花(高値の花)でしたので当時もちろん叶うことはなく・・・
オトナになって乗ろうと思った頃には、ブルーの車両はどんどん無くなっていきました。

調べてみると、現在は新幹線網の発達で、夜行特急列車はどんどん無くなり、今、定期運行で残っている
寝台特急列車は、北海道への「カシオペア」、山陰への「サンライズエクスプレス」、九州の「ななつ星」
と、どれもブルーの車体ではなくなってしまいました。
実はあと1つ、急行で寝台車を備える列車が北海道に残っているのです。
それは札幌と青森を結ぶ 「急行はまなす」です。



急行なので、正確にはブルートレインとは呼べませんが、「リメンバーブルートレイン♪」の気分で
はまなす号に乗車してきました。



乗車前、先ずは腹ごしらえから。
腹が減っては、列車に乗れず・・・と言いますね。 (^^)ゞ

札幌駅近くで、本場のスープカリー。
この北海道旅行初めてのスープカリーです。本場はやはり旨い♪









駅にて列車の入線時刻を確認。乗車位置確認のためホームへ向かいます。
案内板の「急行はまなす号」に乗車します。今回の旅行の目的の1つでもありました。








乗車口を表すプレートです。
現在、札幌駅から乗車出来る夜行列車は、カシオペア、(臨時の)北斗星、急行はまなす号
です。プレートが並んでいるので撮影してみました。









私の乗る車両は、増21号車。
1号車と2の間に繁忙期のみ増結している車両だそうです。
実は、このはまなす号の寝台車に乗りたかったのです。
私の指定券（寝台券)も、1週間前にタイミングよく空き席をゲットしたものです。







ブルーのＤＤ５１がブルーの客車をけん引して入線してきました。
ブルートレインではありませんが、雰囲気はまさにブルートレインです。
ちなみにこのＤＤ５１は特別で、北斗星も牽引する北斗星仕様のDD５１になります。










こちらは、車内です。

私の寝床は、上段、なので梯子を使って上がります。









こんな眺め。









ご存知の方も多いと思いますが、ベッド横の上から張られている2本のべルトが、支えになり
体の落下を防ぎます。落ちたら、確実に骨折りますから、寝相に不安のある方は下段指定で
予約して下さいね。(爆)



私の記憶違いでなければ、このＢ寝台車(2段式寝台)は、昔はＡ寝台で使われ、車両の入り口にあった
★★★3つは、Ａ寝台の頃の名残りの星印と思います。
昔私の乗った頃の Ｂ寝台は、3段式寝台でした。
今は、個室寝台化が進み、従来のＡ寝台車両が、Ｂ寝台となり、Ｂ寝台料金で乗れるのだと思います。
この辺の記憶は不確かなので、ご存知の方がいましたら教えて下さいね。



そう実は私、この2段式に乗るのは初めてで。。。(^^);
その意味でも、乗車が楽しみでした。「祝初2段式寝台♪」、「祝はまなす乗車♪」
缶ビールで乾杯後、寝付きました。 2段式のベッドは・・・・意外とふんわかした寝心地で 快適でしたよ。 (^0^)



翌朝の青森には早朝5時39分着。



青森駅へ到着時には、先頭はＥＤ７９機関車に付け替えられています。これは青函トンネル用の
機関車になります。
青森到着後、すぐにＥＤ７９は切り離されて、代わりにＤＥ１０につけ変わります。今度は車庫への回送だけの
ための機関車付け替えです。













こんな機関車付け替え風景を見るのも久しぶりです。


さて、早朝到着、気持ちも良いので、青森駅近辺を散策します。
いい感じの橋が、目に飛び込んできます。
昔、青函連絡船として活躍した八甲田丸がメモリアルシップとして停泊？しているようです。
付近を興味深く散策します。











その後、レンタカーの窓口オープンを待って、レンタカーにて1日、動き回りました。


途中、青森空港で妻と合流。夜には札幌を目指します。
今度は、札幌行きの急行はまなす号に乗車します。









入線時刻になり、今度はＤＥ１０に牽引されたはまなす号が入線してきました。
そしてすぐにＥＤ７９に付け替えられて出発を待ちます。









乗車する車両は、のびのびカーペットという車両です。
画像のように、進行方向に対して90度の角度でゴロっと寝ころび、目的地まで就寝出来る車両です。
はまなす号には、1両だけこの車両があり、とても人気の車両です。
このカーペット席には、2階席があり、進行方向に対して90度ではなく、進行方向と並行して席(シート)がある
席数が数席しかない、人気の2階席シートがあります。
この2階席シートをゲットしていたので、ここで就寝します。











上段からの眺めと、今夜の寝床になります。
他から独立した感じが良いと思います。 私は良く眠れました。(^0^)








ラウンジの様な、カウンターテーブルが指定席の一角にあり、利用することが出来ます。









青函トンネルは不覚にも寝てしまいましたが、函館駅の機関車付け替えは見ることが出来ました。(^^);






札幌駅に無事到着。
はまなす人気なのか、ホームでは多くの人が撮影していました。
その後、回送を見送りしました。











私は暫く、鉄道の興味から遠ざかっていましたが、最近になってまた興味が沸いてきたようです。
今回の旅行で、この列車に乗ることが出来て良かったです。

古き良き時代の夜行列車。いつかなくなってしまうと思いますが、また機会があれば乗ってみたいと思いました。


長文お付き合いいただきありがとうございました。