昨日ランチアデルタを見てあらためて、ジウジアーロのデザインってイイなと思いました。
ジウジアーロの最高傑作と言うと・・・
Pandaですよ!
ここで、Pandaのうんちくです(言わせてください^^;)
フィアット・パンダとは,イタリア生まれの小型乗用車「FIAT PANDA」のことです。
エンジンは排気量わずか900~1100ccしかない小さな車です。イタリア車の中でも,もっとも安い車です。
イタリア車ですから,よく壊れます。おまけに音はうるさいですし,パワステなんてものはありませんから,ハンドルも重い,いわゆる「オモステ」です。ちなみに,パワーウィンドウもなければ,エアバッグももちろん付いてません。当然ながら,カーナビなんてものは存在しません。
そんな悪いところを挙げれば切りのないパンダですが,それを上回る良さがあるのもまた事実です。
うるさい...けれどよく回るエンジン
パンダのエンジンはかなりうるさいです。エンジンが回っている最中は,いつもより知らず知らずのうちに大声で話をしていたりします。カーステレオのボリュームも大きくせざるをえないので,エンジンを切ったときなどそのうるささにびっくりすることがあります。とにかく,今の車に比べたら相当うるさいです。
重い... けれど楽しいステアリング
パンダのステアリングは重いです。パワステなんて当然ついてません。急なカーブを曲がるのには,ちょっとした力が要ります。
それでも,カーブを曲がれば,ヒョイッとハンドルが元に戻るのが,いや,戻ろうとするのがパンダのステアリングの楽しいところ。タイヤがやや太めのせいもあって,どこまでもまっすぐに走ろうとするのです。これにブレーキとクラッチを巧みに使ったアクセルワークを組み合わせれば,何だか楽しくカーブを曲がれます。ぐうっと減速しつつ,ぐいっとハンドル切って,曲がったところでアクセルゴー!ハンドルをヒョイっと戻せば,くるっと曲がります。
パンダは性能があまりよくない(余計な機能がない)ので,逆にドライバーの技術が問われる車です。車の性能に寄りかからない,ドライバーに必要な本当の技術とは何かを教えてくれる。素直なハンドリングです。
四角い...けれど丸いキュートなデザイン
そして,最後にデザイン。これは,かの有名なカーデザイナー・ジウジアーロによるデザインなのです。ジウジアーロと言えばランボルギーニやVWゴルフなどのデザインで世界中に知られている超有名工業デザイナーですが,パンダも実は彼の手による作品なのです。
別にデザイナーが有名だからとかそういうわけでパンダのデザインがすぐれているというわけではありません。パンダは一見すると別にどうということもないデザインのような気がします。日本の小型車に似ていなくもありません。
ですが,よく見てみると,何とも味のあるデザインなのです。見ているほどに引き込まれる飽きのこない,それでいてシンプルなデザイン。まさにジウジアーロマジックです。
まず,その構成がほとんど直線であることにまず驚かされます。とにかく,徹頭徹尾,直線にこだわったデザインと言うか,パンダの中で丸いのはタイヤくらいなものです(当たり前だ)。ここ数年で車は丸い方向へとどんどん進んでいっているようですが,そんな時代にあって,パンダの直線を軸にしたデザインは逆に新鮮に見えます。
ゴルフやミニも悪くはないのですが,パンダの直線美にはかないません。フロントガラスも平面ガラスを使用してますし,フロントグリルのフィアットのエンブレムももちろん直線です(これはたまたま...)。インテリアでも,コンソールパネルは直線的ですし,あちこちに直線を配したいさぎのいいデザインは拍手ものでしょう。
この直線デザインの中にあって,やはり車の中核をなすタイヤの丸さが目を引きます。また,ほんの少し丸みを帯びたボディの角の部分が(いくらパンダでも角までとがってはいません),これとは直線的なボディと対照的に丸さを引き出されて見えるのです。この辺りが四角いけれど何となく丸くキュートに見える,不思議なパンダのデザインの魅力なのかもしれません。
(Forza! PANDAより抜粋)
なんか、ランチアデルタに刺激されちゃいました。
ランチアデルタも良いし欲しいけど。。。
また、懲りずにPandaに乗りたいな~^^;
Posted at 2013/02/18 21:31:08 | |
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