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同行二人の"同行号" [フォード フィエスタ]

パーツレビュー

2008年3月9日

ミシュラン パイロットプレセダPP2 (195/50R15)  

評価:
2
MICHELIN パイロットプレセダPP2 (195/50R15)
これまで履いてきたタイヤ,

・コンチネンタル エココンタクト2(純正 175/65R14,4万キロ弱走行)
・BS レグノ GR-8000(175/65R14,4万キロ弱走行)
・BS レグノ GR-9000(175/65R14,2万キロ弱走行)

と強引に比較してみます。タイヤのタイプやインチアップの効果をあえて無視した自分なりの順位付けです。走行距離を伸ばすにつれて微改訂を重ねています。


・グリップ
 コンチ < PP2 ≒ GR-8000 < GR-9000
 ※ コンチは古くなったときの性能の低下が著しい。PP2 は荷重がかかっていないとき(発進時やコーナーで減速したとき)にあっさりすべる(走行1~2万kmくらいの間がグリップのピーク)。やや摩耗してきたときのウェットの信頼性は PP2 がトップ。ただしさらに摩耗が進行したときは×。

・ハンドリング
 PP2 < GR-8000 ≒ コンチ < GR-9000
 ※ GR-8000 は駐停車の前後が重い。PP2は落ち着きがない(不安定というワケではない)

・直進・コーナーでの安定
 PP2 < コンチ ≒ GR-8000 < GR-9000
 ※ PP2 は轍にハンドルをとられやすい(新品時と摩耗時に顕著。応答はよく修正はしやすい)。GR-8000 と GR-9000 は限界を探りやすい(運転が丁寧になる)。コンチはエコタイヤながらいかにも欧州タイヤ的な安定感がある。GR-8000もそれに似た味を持っている(一般的な国産タイヤのイメージとは異なる)

・転がり抵抗
 PP2 < GR-8000 ≒ コンチ < GR-9000
 ※ GR-9000 は燃費を改善しやすい一方,ブレーキタイミングを早める必要がある。PP2は最も制動しやすい

・乗り心地
 コンチ ≒ GR-8000 < PP2 ≒ GR-9000
 ※ GR-8000 と GR-9000 は安定感と引き換えに段差や荒れた路面ではゴツゴツしやすく,摩耗時にはややバタバタしてくる。PP2は路面によってピッチングが気になるが意外と乗り心地がいい。1万キロ以上走るとゴツゴツ感が増してくる。

・静寂性
 コンチ < PP2 << GR-8000 < GR-9000
 ※ PP2 は意外とうるさくないが,1万キロ以上走るとうるさくなってくる。

・耐摩耗
 PP2 ≒ GR-8000 ≒ GR-9000 < コンチ
 ※ コンチは溝が残っていても古くなると性能が大きく低下する傾向(硬化してヒビが入りやすい)


総じて,PP2はスポーティさを演出した快適性の高いタイヤ,レグノはコンフォート系を詠いながらしっかりしていてよく走るタイヤ,という気がします。GR-8000はサーキットで並のスポーティタイヤよりも良いタイムを出していたという話は本当だろうと思います。

PP2 はクルマや走りをスポーティなイメージにしたいけれれど,インチアップなどによる乗り心地や騒音を犠牲にはしなくないときに向いてるかもしれません。また,荷重をかけたときほど安定する傾向が見られるので,街乗り中心のコンパクトカーなどでは美点がが発揮しきれないでしょう。グリップやハンドリングは初期と摩耗時にやや不安定さを示すせいで減点傾向にありますが,最盛期の印象はかなり良いです。


フィエスタのハンドリング性能を引き出したりタイヤの小ささをカバーする安定感を得るには PP2 よりも ENERGY3 の方が合っているかもしれません。PP2 は純粋な欧州タイヤではなく,アジア銘柄・タイで製造されているので,当然かもしれません。十分な走行性能を保ちながら静寂性や乗り心地も求めるワタシとしては GR-9000 が最も不満の少ないタイヤでしたが,コストパフォーマスンスが低いのが難点でした。


いずれのタイヤも低速でややゴツゴツします。ハンドリングを犠牲にしてもかまわないならコンフォート系・エコ系の柔らかいタイヤを選べばかなり解消されると思います。

関連情報URL:http://www.michelin.co.jp/tires/pc/pilot_preceda_pp2/index.html
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この記事へのコメント

2008年3月11日 21:22
復活おめでとうございます。PP2のハンドリングの評価が低いのが気になります。
私も同じタイヤなので・・・。乗り心地が良いだけですか?レスポンスはどうなんでしょう?
コメントへの返答
2008年3月11日 22:31
ありがとうございます。

グリップやハンドリングはすこし印象がよくなってきました。下りのワインディングではコーナー内での細かい進路修正がしやすく楽しいです。

レスポンスは悪くないのですが,ヘンなクセがあるような気がします。もうすこし慣れてみます。

上りのカーブで前輪がグリップを失ったことがありましたがあれはなんだったのかな…
2008年5月26日 16:43
こんにちは。
僕はまだ走行5000km弱で交換はちょっと先なのですが(多分)、今から色々見て検討しています。
同行さんの評価によるとGR9000が総合力で圧倒的に優れているみたいですね。
(ただ、“高い”ってことですね・・・)
うーん、参考になります!
コメントへの返答
2008年5月26日 17:53
こちらまでようこそ。あれこれ悩むのが楽しいですよね。

GR-9000 は高価なので性能的に優れているのは当たり前のような気もします。また,上のインプレには表していない「フィーリング」などを加味すると,圧倒的に優れているわけではないように思います。楽しさよりは安定志向なタイヤのように感じられ,静寂性や乗り心地に関しても車種や走り方によっては恩恵は大きくないと思います。

フォーカスなら ST よりもノーマル,二代目よりも初代に向いていそうなイメージが…

ともあれ,オーナーの走り方や好みにあったものを選ぶのがベストなんでしょうね(ありきたりですが)。



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