予定していたオーディオカスタムインストールが完了しました。
スーパーツイーターとスーパーウーファーを追加し、4Way+0.5のシステムが完成です。アンプは、今までと同じPRS-D700を2枚追加して、計4枚での駆動です。
デッキは、カロのDEH-P01を使い、マルチ機能をフルに使っています。
・ス-パーツイーター(1Way)「今回増加分」
色々な音場実験を経て、かなりこだわりの位置・角度にインストールして貰いました。

ダッシュボド上のエアコンリング付近のブツがそれです。
この中に、Magnat Xtrema213 に付属のセラミックツイーターが埋め込んであります。ミッドとつなげるために試行錯誤した結果、この位置に決まりました。
ミッドは、純正位置に埋め込んであるコアキシャルスピーカーです。
定番のピラーではミッドと離れすぎたり、間にダッシュボードの障害物が入ったりする影響で、良い音場が作れませんでした。
取り付け角度は、両ヘッドレストの中間付近を狙っています。
アンプは、助手席足元に専用のボードを製作して取りつけてあります。
左右拡大するとこんな感じです
運転中、視界上に入らない位置にありますので、「ココから音が出るんだろうなぁ」という先入観が全く発生しません。
遮断周波数10kHzの3次ハイパスで切っています。
・MID&Highレンジ(2Way)
ココは、今までと変わりありません。
純正位置にスラントをつけてコアキシャルスピーカーを取り付けてあります。
ボーカル域の殆どを担当しています。
駆動は、付属のパッシブを使って帯域分割しています。クロスオーバー周波数は3.75kHzとのことです。

160Hz~5kHzを遮断周波数として、それぞれ3次のバンドパスで切っています。
音の定位位置は、このユニットで殆ど決まります。かなり要な位置づけです。
160Hz以下まで出そうとすると、コーンの低域の振幅運動によりボーカルの音を濁してしまいます。また、110Hz近辺にドアパネルの固有振動数があり、盛大に不快な音がします。
・LOWレンジ(1Way)
ココも、今までと変わりありません。
運転席と助手席下に8.5Lのシールドボックスで鳴らしています。
ユニットは、ミッドと同じ物です。
同じユニットを使用することにより、自然なつながりを実現しています

遮断周波数80Hzの3次のローパスで駆動しています。
低域の制限は、特に設けてありません。自然な減衰で落としています。下手にハイパスを入れると、位相の回転によりサブウーファーと自然につながらなくなってしまいますので・・
高音側の周波数はかなり頑張ってもらっています。余裕を持たせるためにもう少し下の周波数でクロスあせたいのですが、肝心なMIDがダメダメなので、この設定になりました。
無理なく鳴らすために、吸音材チューンが非常に大変でした。
・スーパーウーファー(0.5Way)「今回増加分」
あえて、サブウーファーではなくスーパーウーファーと記載します。
Aliante 10Si をラゲッジに組みました。箱容量は、推奨容量17Lに対して18.5Lの密閉式で製作し、スペアタイヤのスペースに収めてあります。
ボックス外壁は、12mmと6mmの板をエボキシ接着剤を中間にはさんでサンドイッチしています。内外はFRPで強固に固めてありますので、かなり頑丈に出来ています。
かなり純正オプションチックにインストールできたのではないでしょうか・・・?
金属のスピーカーネットをしていますので、スーパーのお買い物袋くらいなら余裕ですが、重量物を運ぶ時には

このように、付属のカバーを被せることにより可能になります。
この状態ですと、とてもオーディオカスタムカーには見えません。
担当は、40Hz以下の志向性が殆ど無い低域部分になります。
遮断周波数31.5Hzの4次で切っています。本当に、量感アップのためにしか使っていません。バスドラのアタック音は座席下のユニットが担当しています。
コイツは、余韻の部分です。
アンプは、ボックス側面に見えないように取り付けてあります。
以上、インストールの概要でした。
調整に関しては、タイムアライメントとゲインのみを出しましたが、凄く良い感じです。
ステージングはかなり広がりましたが、定位感はバックミラー下に小さくまとまっています。
帯域分割により、6kHz以上の音の担当をダッシュ上のスパーツイーターに任せたことにより、いままで窓ガラスの高音反射によるキンキン感と左右の揺らぎがほぼなくなりました。
低域に関しては、アリアンテの高速なサウンドが、少し遅れながらもミッドにしっかりと付いてきて、分離感は殆どありません。むしろ、ラゲッジにウーファーが積んであるとは思えないような感じです。40Hz以下の音(というか、空気のうねり)をしっかりと補助してくれています。音は、しっかりと前から出ているように聴こえます。
オーケストラからテクノ系まで色々と聴いて見ましたが、どんなジャンルでもいけそうな感じです。
これから、少しずつ煮詰めて生きたいと思います。