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オーディオ（サブバッテリー給電）用の2次電源再び。
今度は、容量を少しアップして360W設計です。

基準電位と安全性を見直し、部品選定からやり直してます。
もし、コレでも容量が足りなかったら、パラるだけで増やせます。

まだ、実験段階なのでバラックです。
上手くいったらちゃんと作る予定です。


上手くいってほしい・・・・

電源周りの改善を行う前に、事前検証を行ってみました。
自動車電源特有のノイズが、音の立体感や分解能を損ねているのは明白なので、電源システム構築前の検証になります。
まぁ、早い話がサブバッテリー搭載のための事前検証といったところでしょうか。


いつものように、オシロスコープの出番となります。


まずは、バッテリー部のACノイズ成分を確認してみます。




もろ、ノイズが出ていますね。オルタネータ回転による発電時の電圧揺らぎがのっています。サーボノイズのような激しいスパイクが無かったのが救いです。

不思議なのが、長周期のものと短周期のものが乗っていることです。
短周期の方は何の影響だろう？？

とりあえず、ECU等のノイズかもしれないんで、エンジン止めてACCだけONの状態にしてみます。


あれ？綺麗に消えちゃいました。
短周期のノイズもオルタネータから発せられていたようですね。


次の検証は、キャパシタでノイズを取る検証をして見ます。コレで平滑化できれば、サブバッテリー化の必要も無いわけですから。。。。
にとまず、BA-LabのBE-101をパラって見ました。

その時の電圧波形がコレです


綺麗に短周期のノイズが消えました。
このキャパを入れると、「高域が抜けるようになる」と言われているのは、短い波長のACノイズを吸収してくれるからじゃないかと思います。

ただ、エンジンの回転に同期した、長周期は変動はそのまんまです。流石にここまで波長の長い変動は吸収できませんね。
何かと対策が必要です！


コレで、
ノイズ除去対策として、サブバッテリー化を含めた2次電源システムの構築が必須と裏付けられました。ある意味、言い聞かせるためのネタが欲しかっただけかもしれません。

ただ、今回は、メインバッテリーにサブバッテリーをパラるような単純な事はしません。パラルだけではノイズ除去できないので、ノイズ対策として搭載する意味がまったくない訳ですし。加えて、車内で得られる電圧では満充電できないですから。。。

そこで、2次電源システムの構築と、走行充電システムの構築を行った上でサブバッテリーの搭載してみました。
とはいっても、まだバラックの仮組みです。
機材の方も、必要とする電流を確保できるパワーユニットは入手できなかったため、本当に仮システムでの評価です。




まずは、ノイズ除去できるかどうかの判断だけ、先に終わらせたかったので・・・
ここで、コケたらその時点で終了です。

では、2次電源の出力を見てみましょう。
エンジンアイドリングをかけての状態です。

2次電源入力側


オルタノイズまんまですね。
キャパ入れてあるので、短周期ノイズは消えてます。

そして、2次電源の出力側


なんと、オルタノイズが綺麗に消えました。
でも、良く見ると、微妙に取りきれてなかったり・・・

客観的に見ても綺麗なもんです。リップルノイズも少なく、十分実用範囲です。
この時点で、当初の目的はクリアです。


では、次に走行充電システムを通した後のバッテリー端子電圧です。


充電システムによるノイズがちょこっと乗っていますが、最初のメインバッテリーのノイズと比べれば十分に及第点です。


では、機器つないで走行実験です

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そして、分かりきったオチが着きます

走行充電システムが要求する電流要件を全く満たさず、2次電源ユニットがトリップ起こして機能しませんでした（笑
30A以上の電流で充電できる充電器では厳しすぎました。

2次側の電源容量を
あと、１0A以上盛らなくてはなりません。


解決方法は簡単で、電源ユニットパラれば良いだけです。
後は物量作戦と行きます。




電源強化作戦　つづく。