・・・いきてますよ(^^;
この猛暑でもうグダグダで、熱中症の初期症状を5回程度経験しましたけど、私は大丈夫です。
さて、とある企画で古い金型のキットを手軽に作ろうというのがあったので私も参加してみました。
つくったのは・・・

ハセガワの1/72 F11Fタイガー艦上戦闘機です。
米海軍初の超音速戦闘機として華々しくデビューした機体ですが、なんというか・・・シンプルですね。

米海軍はF9F-2パンサー艦上戦闘機、さらにその改良型F9F-6クーガー艦上戦闘機を運用しましたが超音速戦闘機の時代が見えてきている時代でした。
そこで米海軍はF9F-9タイガーの名前で超音速戦闘機の開発を進めていました。
F9F-9といいながら実パンサーやクーガーとはまったくの別機、そこは大人の事情ってやつでしょう。
後にF11F-1タイガーとされました。
さて見た目からしてシンプルなこの機体、武装は20ミリ機関銃4門で、後にAAM-N-7サイドワインダー空対空ミサイルの搭載も可能になりました。
捜索用のレーダは搭載せず目視戦闘が前提の昼間戦闘機で、イメージとしてはF-86FセイバーやF9F-2パンサーなどを超音速化させた感じでしょうか。

サイドワインダーが登場したのは1956年、F11Fタイガーが就役したのは同じ1956年とまさに初期のジェット戦闘機って感じですが、それだけに試行錯誤だったのでしょう。
開発が長引いたりした結果、1956年に就役したと思ったらほんの5年後の1961年には実戦部隊からは退役というまさに超音速な戦闘機でした。
でも機動性や安定性はよかったのでブルーエンジェルズに採用されたり練習機として運用はつづけられていました。
そういえばF11Fタイガーといえばテスト時に「自分で撃った20ミリ弾が命中して墜落」というものすごい伝説があるのですがこれがあんまりよくわからないようで空対空射撃なのか空対地射撃なのか、エンジンの推力や姿勢角度はどれぐらいなのか明かされていないので本当にどういう事故だったかは疑問だったようで・・・(機体に孔があいた写真も公開されてない)
ベイルアウト時に火災があったようなので射撃時に機体側に何らかのトラブルがあった・・・のかも。

さてキットのほうですがさすがに古いキットですので凸線です。
でも部品も少なく非常に組みやすいので作っていて楽しいですよ。
続いてはこれ。

T-4練習機です。
いわずと知れた我が国が開発した純国産練習機です。
練習機としての操縦性のよさはもちろんですが高い機動性をもっていて、戦闘機操縦教育には欠かせないジェット練習機です。

この塗装は開発中当時のもので、垂直尾翼には技術研究本部を示す「TRDI」が書かれています。
しばらくの間はこの白/オレンジの機体のまま航空祭で展示されてたんですよ。

航空自衛隊ではT-3初級練習機で初めて飛行機の操縦桿をにぎる基礎教育をしtその後にT-1ジェット練習機ではじめてのジェット機基本操縦の教育を行い、さらにその次のステップでこのT-33A中等練習機で戦闘機の基礎操縦を学び、さらにT-2超音速練習機で超音速戦闘機の操縦を学ぶ訓練体系でした。
T-4はT-33の後継として1988年から訓練部隊での運用がされています。
平成30年現在ではT-3はT-7に機種更新され、T-1とT-2が引退したので、学生はT-7で初めて操縦桿を握って基礎操縦教育を行い、次のステップでT-4でジェット機基本操縦から戦闘機基礎課程まで全部行っているわけです。
こいつはすげえぜ。

さて、キットのほうはハセガワの1/72 T-4「プロトタイプ」を使いました。
プロトタイプということからもわかるように試作機XT-4ですね。
これはその2号機になります。
オレンジ色がはみ出たりデカールが皺になったりといろいろ泣かされましたけど形になるとうれしいですね。
コクピットはかなりシンプルなので前席には真鍮線をつかってキャンピーブレーカーをつくりました。
Posted at 2018/08/12 00:28:19 | |
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