なんだか気がついてみるとお盆休みもあと残りわずか。
例年どこかに旅行に行くなりしてたわけですが、今年はどこにいくでもなく、完全な引きこもり生活でした。
その理由は体調不良。
舞鶴で結構ひどい熱中症になってから、極度に暑さに弱い体質になってしまったのか、ちょっとしたことで気分が悪くなってしまうようになってしまったわけです。
ラジエターファンが故障してるのに炎天下で渋滞道路走ってる状態に近いかも。
とはいえ、ひきこもってばかりいては日常生活に支障・・・・でもこまるのでちょいちょい軽いドライブなんかをしてリハビリもどきなことをやってるわけです。
さて
ドライブとはいえ、ぶっちゃけ行くところなんぞありません。
セントレアにいって写真でも・・・といきたいところですが炎天下の展望デッキはまだハードルが高すぎる。
ということで

やはりここですね(笑)
雨が降ってるようにみえるけど気にしないように。
特にイベントがあるわけではないですが駐車場が満車でしたね。
夏休みぐらいしか行ける人も多くないでしょうしね。
ナイキをみて「わぁぁ、でっかいみさいる!!」
と目を輝かせていた子供たちの姿が実にほほえましかったです。
さて、広報館はこの8月に4回も行ってるので、どこかにいこうと・・・
よし、あそこいくか!静岡空港!
浜松からなら静岡空港まで行くのに下道でもそれほどかかりません。
おっしゃ、空港にキター!(仮面ライダーフォーゼ風)
・・・・
・・・
・・
・

・・・・飛んでない。
しかもエプロン見てもこの1機のみ。
スケジュールみても次の到着まで1時間以上あるし。
・・・帰ろう。

帰りは掛川の道の駅で軽く休憩をとりましたが、なんとも消化不良なドライブでした。
だって撮った写真この2枚だけですもん。
さてでは本題。
このお盆休みですが、見たい映画が3本あります。
2本は「劇場版仮面ライダードライブサプライズフューチャー」と「手裏剣戦隊ニンニンジャー恐竜殿様アッパレ忍法帳」。
これは公開が始まったばかりな上に夏休みということでガキンチョが大勢いることが予想されます。
もう少し落ち着いてから見に行くことにしましょう。
見逃したらブルーレイ買えばいいかw
もう1本はこれです。
「日本の一番長い日」
終戦の際に何があったのかを昭和天皇、鈴木首相、阿南陸軍相、畑中少佐を中心に描いた作品です。
これはホント見たかった。
ということで

見てきました。
マリアナやフィリピンを失い、硫黄島が陥落し沖縄に上陸され、本土の都市が空襲を受け、さらにドイツが降服する直前の昭和20年4月末に鈴木貫太郎内閣が組閣されるところから話が始まります。
日々絶望的な状況の中でどのように戦争を終わらせるかが問題になってきています。
戦争を終わらせるための内閣。
失敗すれば日本民族が世界から消えてしまう恐れさえあった難関な局面をどう乗り切っていったのかが淡々と描かれています。
ポツダム宣言受諾派と本土決戦派が激しく対立する中で鈴木首相が昭和天皇にご聖断を仰ぎ、終戦が決定するわけですがご聖断が出たにも関わらず陸軍の青年将校が戦争継続を求めるためクーデターを起こす(宮城事件)が発生するのは誰もが知ってることですが、ヴィジュアルで見ると説得力が本当にありますね。
この作品はもうひとつのタイトルが「THE EMPEROR IN AUGUST」ということもあって宮城と官邸、陸軍省、鈴木邸、阿南邸が舞台のほとんどになります。
派手なドンパチもなければ「泣きました~」「感動した~」のような頭の悪そうな映画のCMでよく言われる安っぽい感動というのもありません。
エンターテイメント性ではなくドキュメント性の高い映画だと思います。
それだけにこの終戦直前の状況を知る上で興味深い作品だと思いますよ。
戦争映画といえば空襲下の市民か前線の兵士の目を通して描かれる作品がほとんどだと思いますが、軍を動かす側がメインになる作品って意外と珍しいのではないでしょうか?
また、たぶんほとんどの人は昭和天皇についての認識がガラっと変わると思います。
絶対的な権力者ではなく、象徴として何ができるのかを苦悩され、国民と日本がどうなっていくのかを案じられているかを描かれています。
演じる本木の演技も見事なものがありますよ。
感想ですが、昭和天皇、鈴木首相、阿南陸軍相の信頼関係がしっかり描かれていましたし、戦争終結を望む阿南と継続を求める青年将校との関係や駆け引きなど非常に丁寧に作られていました。
いくら陸軍大臣本人が戦争終結を望んでいても、組織の代表ですし、その組織は継続を求める声が大きいのですから簡単ではないですものね。
内閣は閣僚が辞任すれば総辞職になってしまうわけですし、そうなれば終戦への道は閉ざされます。
場合によってはクーデターがおきて首相を拉致することだってありえるでしょう。
閣議では強硬な発言をして陸軍の代表者的な立ち振る舞いをしながら時間稼ぎをするところは秀逸でした。
劇場に足を運んでも損は無いと思いますよ。
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Posted at
2015/08/15 02:47:27