何か最近であごすてーにもupしてないし、自衛隊イベントもupしてない
もしかしてアスロック氏、熱中症にやられたか?
と思われた方、正解です(笑)
まぁ、毎年3~4回は熱中症になるので、さっさと残暑も含めて終わってくれ!と思う今日この頃です。
そしたら台風がきやがった・・・
さて
プラモのほうはほそぼそとやってます。

サーブ37ビゲンです。
ビゲンの1/72といえば、ハセガワが有名ですが、あれはか~なり昔(試作機が飛んだ頃)に作られたやつで形はずいぶん異なります。
ちょっといまさらあれを・・・というのが本音。
いや、実際作ったんですよ、でもアップしてないというところからして失敗したということですorz
今回作ったのはHellerのJA37ヤークトビゲン。
おフランス製ですよ。
説明書がまーわからん。
色指定とかひじょうにわかりづらい。
これをみると日本のプラモの説明書がどれだけ親切かわかります。
モデルのほうですが、樹脂はなぜか非常に柔らかいので削ったりするのは楽なのですが、すべて凸線ですし、結構癖があります。
ここで非常に苦手意識が沸いてきてしまい、変に意識したせいであちこちが雑になってしまったのは残念。
確かに部分部分で合いが悪いところがあるものの、全体的にはそれほど悪くなく、意外に組みやすかったりします。

実はこのキット、JA37用なのではありますが、やろうと思えばビゲンの各タイプが作れちゃいます。
ビゲンって多目的戦闘機だというのは知ってるけどどんな種類があるの?となりますが、だいたいこんなかんじ。
●AJ-37
まず一番最初に作られた量産型です。
ビゲンの量産型は実は戦闘機じゃなく攻撃型が最初だったんです。
電子装置は対地攻撃がメインで、火器管制装置はレーダー誘導空対空ミサイルの搭載もできませんでした。
結構意外でしょ?
●SK-37
ビゲンの複座練習型ってどんなの?っておもったことないですか?
F-15やF-18なんかだと座席の後ろに後部座席がありますが、そんなに違和感はないとおもいます。
F-16やF-2はキャノピーが大型化してますが、そんなに無理は無い感じだと思います。
でも練習機なら視界を確保するために後部座席はできるだけ上にもちあげたい。
そこでT-4やT-2なんかは後部座席は高い位置になってます。
それでもキャノピーはそんなに違和感無いですよね?
ビゲンは「SK37」でぐぐってみてください。
コクピットがキショいです(笑)
前席と後席は完全に独立していますので結構不気味なシルエットになってます。
Mig-25の複座型Mig-25UやシンガポールのA-4スカイホークの練習型TA-4SUもそうですがなぜこうなった?(笑)
●SF-37
多目的戦闘機というのですがら、当然偵察型だってあります。
機首に偵察カメラを搭載したタイプで、RF-4偵察ファントムみたいな感じでしょうか。
●SH-37
海洋監視型です。
広範囲の監視を行うためのレーダとカメラポッドを搭載したタイプ。
見た目はAJ-37とかわらないのですが偵察ポッドを搭載して、対地攻撃用のミサイルなどは搭載しません。
●JA-37
迎撃型で、ヤークトビゲンとよばれています。
ビゲンが開発されてるときはドラケンが現役だったので戦闘機型はそれほど急がれてなかったのか、後になって登場しました。
高性能なPS-46という空対空レーダを装備し、スカイフラッシュ(AIM-7スパローの発展型)レーダー誘導中距離空対空ミサイルを搭載できるようにしたものです。
キットはこのヤークトビゲンなのですが、そのスカイフラッシュがついてないぞ(笑)
他に退役機を改造して電子戦機にしたものとか、近代改修型なんかがありますが、キットはだいたい各タイプを作ることが出来るように部品がついてきます。
ただ、説明書には一切書かれてないのと、デカールもこの灰色のJA-37のみなので・・・あとは自分でやろう(笑)

彫りなおしなどをしなければ意外にサクサク作れるこのキットですが、一番の難関がデカールです。
このデカールがとにかくクセモノで、まず非常に固い。
デカールは適度な弱さがないと曲面に張り付きませんが、この固いデカールは曲面なんて知るか!とばかりに貼り付いてくれません。
マークソフターを使ってもやわらかくならないとはどういうことだ!
固いのでただでさえ貼りにくいのになんと糊が弱い。
まったくくっつきやしないんです。
もちろんマークセッターを使いましたが、「何それ?ププッ」とばかりです。
仕方ないので木工ボンドを水に溶かして糊代わりにしてようやくです。
まぁすぐに丸まったり破れたりするよりマシですが、なんとも頑固なデカールでした。
さてここでまた国内キットを。
もうしばらくHellerはいいや(^^;
ということで・・・・
作ってると「ヴううううううん!」と機関砲の音の口真似をしたくなることNo.1の

A-10AサンダーボルトⅡですたい。
キットはハセガワの1/72のもの。
最近A-10Cに切り替わりましたが、A-10といえばやはり冷戦時のチャコールリザードだよね?
ということでA-10Aです。
元はかなり昔に発売されたもののようで、バリとか結構ありました。
古いキットなので当然凸線でしたが、細かいこと気にせずにそのまま組みました。

なんというか無骨ですね。
戦闘機ってだいたいしゅっとしてるのですが、このA-10はさすが攻撃機!という感じがします。
滞空機関砲に耐えられる構造に加えて大量の爆弾を搭載できるのでさぞかしエンジンはハイパワー・・・・とおもいきや実は推力4トンの双発。
意外に非力だったりします。
そのエンジンもTF34という民間向け仕様ではボンバルディアやエンブラエルの小型旅客機に搭載されているタイプで、音を聞くと攻撃機というより旅客機に近い感じがします。

しっかしなんというか、改めてみると結構アレな形してますね(^^;
いや、かっこいいですけど。
まず機首には大型の30ミリ機関砲があります。
小さな機首にこんなに搭載するので前脚は機体の軸線にあるのではなく、横にオフセットされて配置されてます。
機首はしゅっとしてなくてもこっとまるく、主翼は高速飛行なんかなんのその!といった感じの矩形翼。
エンジンにいたっては胴体に収納されてるのではなく、機体の外に出てるんですよ(笑)
これはA-10が非常に特殊な使われ方をするため。
東西冷戦のとき、欧州での戦力は東側が有利でした。
東側は非常に強力な戦車をすさまじい数保有していたわけです。
ドイツ平原を埋め尽くす超強力な戦車の大群、これはマジでしゃれにならない。
一方ヴェトナム戦争では味方の地上部隊を支援するために戦闘機が爆弾を投下したわけですが、速度が速い戦闘機では味方部隊の希望通りの場所に爆弾を落とせず、F-4やF-105という非常に強力な戦闘爆撃機をもっていたのに実際には味方部隊を支援するのはジェット練習機を攻撃機に改造したA-37などを使ってました。
前線で滞空して味方部隊の前にいる敵を攻撃する、小回りの効く攻撃機がほしかったわけです。
味方部隊のすぐ近くの敵にたいして攻撃するなら速度は速すぎず、低空での運動性もほしい。
そこで生まれたのがA-10です。
低速で飛ぶため、高速度性能は求められず、前線近くで使うため敵の対空機関砲に耐えられる頑丈さと運動性、そして敵の装甲車を撃ちぬける超超強力な30ミリ機関砲を搭載することを求められたわけです。
最大速度が600km/h以下ということですから、ヘリコプターの3倍程度の速度で前線に長時間滞空できることになります。

A-10は大口径機関砲にエンジンをつけたものといわれるぐらい、超強力な30ミリ機関砲GAU-8を搭載していますが、別に空対空戦闘や対艦攻撃をするわけではないこともあって電子装置のほうはそれほど充実しておらず、まともなレーダは搭載してません。
夜間作戦用の前方監視装置も搭載されてません。
ウソかホントかわかりませんが、湾岸戦争のときはAGM-65マベリック空対地ミサイルのTVカメラ(赤外線画像)をつかって夜間に飛んだなんていいますが・・・
ホンマかいな?
と、いうことで今回はマベリックとMk20ロックアイ(F-15Eのキットのもの)をぶらさげてみました。
さて、そういえば今回大きな失敗をしちゃいました。
見るからにテイルヘビーなこのA-10、プラモのほうも機首に錘をいれないとしりもちをついちゃいます。
もちろんそれ相当の粘土を入れて錘にしたのですが、それでもおもいっきりしりもち状態。
できれば鉛ぐらい使ったほうが良かった。
以上、JA37とA-10でした。