気がつけば3月ですね。
はやいなぁ、卒業式シーズンですよ。
卒業式といえば・・・・
意中の娘を想って学園生活をすごした卒業式の日、机の中に入っていた手紙を読むと、学校の中庭にある伝説の樹の下に来てくださいと書いてあったので、息をはずませて言ってみると・・・
な~んてリア充爆発しろ!なのを夢見てたこともあったなぁ。
それがまさか伝説のであごを買っているとは(笑)
伝説の樹の下で告白すると永遠に幸せになれるそうですが、伝説のであごを購入すると永遠に抜け出せないというのは事実だと思います(笑)

であごすてぃーに。

第52号はP-2J対潜哨戒機です。
P-1あたりがくるとおもいきや、一瞬変化球?にも思いましたが我が国が世界に誇れる傑作機中の傑作機ですから納得のラインナップです。
P-2Jは現在海上自衛隊の主力対潜哨戒機のP-3Cの前任を務めていた対潜哨戒機です。
米軍のP2V7を日本で大改造して開発された国産哨戒機です。
面白いのはエンジンでプロペラエンジンと小型のジェットエンジンの両方を搭載しています。
いかにもジェット機の黎明期という感じです。
P-2JはベースになったP2V7に対してエンジンをレシプロエンジンからターボプロップエンジンに、小型のジェットエンジンを国産のJ3に換装して胴体を延長して戦術士の配置を可能にしています。
他にキャビンの床12インチ下げることで、乗員が立って胴体を移動できるようになったり、ラダーの面積を広げて操舵性を向上させたり、冷房装置の搭載、さらには構造強化で耐用時間が5000時間から7500時間へ増加・・・とかなり大規模な変更が行われたそうですね。
電子機器はP-3Aと同等のものを搭載していましたが多段階で性能向上型のものが搭載されて、P-3B同等の性能にまで向上したそうです。
ただキャビンの与圧ができないので高高度飛行には向かず、高高度からソノブイを投下して広範囲の監視を行うP-3と比べるとそこは弱点だったそうです。
とはいえ、P-2Jのすごいところはその運用です。
初号機が1966年に初飛行してから派生機含めて83機のP-2Jが生産されて1994年に引退するまで1機の事故損失機がなかったことです。
対潜哨戒機といえば洋上を長時間飛行して広範囲の監視を行う過酷な任務。
それなのに1機の事故損失機もなかったわけです。
総飛行時間は60万時間を越えるとのことですが機体の優秀さはもちろんですがクルーの努力や常にカンペキをめざした整備、パイロットの高い技量あってこそだと思います。
作戦機でありながら60万時間事故損失機を出さずに引退できたのは世界に誇れる大記録だと思います。
ではモデルをみていきましょうか。

サイズは1/250ということもあって、ディテールが甘いのはご愛嬌。
まぁ「いつもの」を見ていれば完全に許せる程度ではあります。

雰囲気がよく出てますね。
プロペラがぶっといのは仕方ないですがP-2Jらしさが再現できてますね。
ただ機首後方すぐにある観測員用窓の位置がちょっと前すぎてたり形や大きさがアレだったり、機首の機番のサイズがちょっと大きすぎたりという「お約束」は多分にあります。

こちらが実機。
なんとなく実機のほうがもう少し明るいダークグレイに見えなくもないですが、色あせて退色もしてるので実際はちょっとわかりませんね。

細長い胴体に細長い直線翼。
P-2Jの特徴がよく出ています。
ただ、胴体上面のウォークラインはちょっと太すぎますね、
でもこのぐらいのスケールだと逆に気にならないかも?

写真だとわかりにくいですが、機体下面に設置されてるAN/APS-80J-N捜索レーダですが、塗装まちがってる・・・
レドームの先端のみ黒く塗られていますが、実機は

こんな感じでタービンラインより前方を全部黒く塗ってます。
さらにいうならこのレドーム、ちょっと大きすぎない?

後方から。
やはりP-2Jの雰囲気がよく出ています。
あえて言うなら主翼の日の丸の位置、もう少し主翼前縁側だよ。
P-2Jは中翼配置で振動を主翼が吸収するので、低翼配置のP-3Cより乗り心地が良いんだとか。

P-2JとP-3Cを並べてみました。
P-3Cは灰色1色よりも白・灰のツートンカラーの旧塗装がよかったよーな。
こうしてみてみると機体規模がちがいますね。
P-2JのベースになるP2Vの試作機が初飛行したのが1945年、P-3の原型になるL188エレクトラの初飛行が1957年ですから、中の電子装置はともかく機体そのものは10年以上の隔たりがあります。
胴体の長さはP-2Jの29.3メートルに対してP-3Cの35.6メートルとかなりの差があるものの、全幅はP-2Jが30.9メートル、P-3Cが30.4メートルですから、P-2Jの主翼が非常に長いことがわかります。
胴体はP-2Jと比べるとP-3Cはかなり太いですね。
これだけ胴体が太いと電子機器収容場所やウエポンベイなんかも大きく取れますし居住性にもかかわってきます。
P-2の後継にP-3が選ばれたのもわかる気がします。
さて、52号も買ったしあとちょっとか。
そろそろゴールしても・・・・
え?
え?
ちょwww
第53号は94式水際地雷敷設装置・・・・だと?
そのラインナップは想像もできなかった。
Posted at 2015/03/07 03:39:56 | |
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