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2011年08月22日 イイね!

雑誌買って来ました

雑誌買って来ましたちょっと遅くなりましたが、航空ファンの今月号と歴史群像シリーズの新刊「大日本帝国の興亡1巻」を買ってきました。
もちろんまだ読みきれていませんし、歴史群像に至っては前シリーズの太平洋戦争シリーズ(全10巻)がまだ7巻が読めていない状態ですが・・・・買っちゃうんですよ(^^;

さて、航空ファンですがやはり震災後復活したブルーインパルスでしょう。
ブルーインパルスはホームベースが震災の被害をうけ、芦屋で訓練を行っていましたが、8月7日の千歳航空祭で飛行展示をついに再開しました。
多くの犠牲の追悼の意味でも、復興が進んだという意味でも、青空と美しい東北の緑の下でスモークの軌跡を見たいですね。

さて特集は日本にF-35の製造ラインを?です。
LMの副社長のインタビューの記事ですが、興味深いですね。
個人的には高度なシステムのF-35はF-4後継機(F-X)に最もふさわしいとは思いますが、開発時期やコストを考えると現実問題どうなのかなという気がします。
高度な機密もあるのでしょうから、反米政権になっている現在の我が国にとって、仮に取得時期というハードルがクリアになっていたとしても、果たして調達できるのか、ましてや国内に組み立てラインを作ることが出来るのかは疑問です。
案外米国は次の衆議院選挙の結果をみて判断するのかなあなんて考えてしまいます。

気になる記事はイスラエル空軍の式典・一般公開でしょうか。
普段グラビヤでも見ることが少ないイスラエルのバズ(F-15A/B)やラーム(F-15I)などが機動飛行や空中給油デモをするのですからイスラエル空軍ファンとしては鼻血がとまりません(笑)
もうひとつは米空軍のF-22です。
昨年11月にアラスカで起きた墜落事故の関係で未だに飛行停止措置が解けていません。
なんでもF-22のパイロットに酔っ払った症状になることがあったため血液検査したら有害物質が検出されたり一酸化炭素中毒の症状もみられたそうで、詳しくはまだ原因が究明されていないんだそうです。
飛行停止になっていたのは知ってましたが、まだ続いていたとは驚きです。


「歴史群像 大日本帝国の興亡」ですが、もちろんまだほとんど読んでません。
が、ものすごく興味深い記事が。
開国前後の幕府ってなんだか無能な政治集団・・・ってイメージ、実は少なからずありました。
突然強大な武装艦がやってきててんやわんやしていた・・・・・そんなイメージありました。
やはり私は歴史が苦手ですね。
それが全くの間違いだったことに気がつかされました。
まず当時は植民地宗主国大英帝国と新興国の米国が南米でアジア諸国で大きな力を持っていましたが、我が国は英国ではなく、米国を選んで和親条約を結びました。
しかも日米和親条約は我が国と米国は必ずしも対等というものではないですが、比較的それに近いものですし、懲罰の概念がありません。
さらにこの条約は米国と戦争をやって結ばされたものでもありません。
これ、考えてみたらものすごいことですよね。

当時中国はアヘン戦争でメチャクチャにされています。
力のない国は力のある国に蹂躙された上で不平等条約を一方的に結ばされるのが常識な時代に、砲戦をしたわけでもなく、むちゃくちゃ不平等な従属性の強いものでもないわけです。
恐ろしく外交能力がある人だったんですね。

実は鎖国体制の中でも情報ははいってきますから、英国は武力でムチャクチャやってくることから警戒感を幕府は感じていました。
一方漁で遭難・漂着した日本人を米国捕鯨船が救出して浦賀にきたことがありました。
そういうこともあって幕府は米国と条約を結ぶことにしたわけです。

さらに黒船を率いたペリーに幕府が驚いて・・・・というのも大きな間違いで、実際には前年には来航情報を得ていたそうです。
だからこそ幕府はオランダ語の通訳を準備して条約を結ぶことが出来たわけです。
恐ろしいことに何と幕府は通訳で米国の上をいってたんです。
米国は日本のことをあまり知らないので最初は中国で布教活動をしている米国人に日本語通訳をやってもらうつもりだったようですが、それが無理だとわかると若いオランダ系米国人を通訳として雇ったわけです。
が、幕府はといえばオランダ語の通訳を4人も用意してたんです。
言葉という部分で圧倒的に米国を凌駕したわけです。

ペリーは幕府に「日本は漂流者を助けないし、海岸に寄れば発砲し、犯罪者のように投獄する。道義に反する日本に対しては戦争もやむを得ない」と恫喝をしています。
が、幕府は「戦争はあるかもしれませんね。ですが貴方の言ったことは間違いが多い。我が国は反動儀的ではないし、人命尊重をしている。300年間も太平の時代が続いたのも人命尊重だからだ。救助が出来なかったのは大きな船の建造を禁止してきたためだし、救助した米国の漂流民は送還している。両国に遺恨はなく戦争に及ぶ理由はないのでとくと考えられたい」と切り替えしたんだそうです。
相手の主張にまずYESと答え、続けて「しかし・・・」と続ける近代的交渉術ですよ。


 
米国が日本に望んだのは
 漂流者の救助
 燃料の補給
 避難港として下田と函館の開港
 貿易
だったわけですが、この和親条約では「貿易」は条約から外させています。

今で言えば、力が全てで戦争による侵略が日常に行われている世界の中で、ほとんど丸腰にちかい国に艦載機満載できた原子力空母の機動艦隊がやってくるというほとんど絶望的な不利な状態なのに、対等に近い関係な上に相手に譲歩すらさせてるわけです。

・・・どれだけ当時の幕府が用意した役人の交渉能力がすごかったのか驚かされます。
自国の歴史をもう一度はじめから勉強したくなってきました(^^)
Posted at 2011/08/22 22:50:56 | コメント(3) | トラックバック(0) | 日記

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