ものすご~く今更になってしまいますが、12月14日に名古屋金城埠頭にあるポートメッセで開催された名古屋モータショウにいってきました。
平たく言えば東京モータショウで展示された完成車・コンセプトカーの流用展示ですが、東京モータショウにはなかなか行くことが出来ない地方にとっては助かります。
何より東京モータショウは楽しめませんでしたからね・・・・
もうずいぶん前になりますが、私がまだ自動車関連業界にいたときは「仕事」ですから、そりゃもう同業他社や関係会社に名刺配ったり、説明員をやったり、スケールもってひたすら展示物を調査したり・・・
どーせ売るつもりなんか全くないコンセプトカーやコクピットに乗ることもできない外車ブースは時間の無駄だったので見ることも出来ず、とにかく「辛い」イメージしかありませんでした。
その分しっかり調査できたときはうれしかったですけどね。
100%プライベートのモータショウはずいぶん久しぶりなので楽しめました(^^)
コンセプトカーとおねーチャンの写真の羅列になるのはご了承ください。
~トヨタ自動車株式会社~
マズはなんといってもトヨタです。
入り口にでーんと巨大なブースを構えていました。

JPN TAXIコンセプト。
次世代タクシーコンセプトとのことですが、室内が広いですしドアもスライドドアということで乗降もしやすい。
LPGとのハイブリッドとのことですからタクシーとして使われれば面白いですね。
何気に今回の名古屋モータショウで一番お気に入りのコンセプトカーです。
そういえばプリウスがハイブリッドとして使われていますが、燃料警告灯がついてからもずいぶん走れるのでうまくいけば1日分ぐらいできちゃうそうな。
タクシーだからこそ低燃費・環境性能は重要かもしれませんね。

トヨタブースで目玉展示がこのFT86オープンのコンセプトカー。
実際に販売されるのかは知りませんが、86ってオープンカーもにあいますね。
そういや海外チャンネルではサイオンFRSという名前ですが、「86」ってどういう意味なんだろ?

トヨタが一番注目してもらいたかったのはたぶんこれ。
FCVコンセプトですね。
名前のとおり燃料電池車で、2015年までには燃料電池車の販売をめざしているようです。
水素をガソリンスタンドのように補給さえすれば電気自動車で一番問題になる充電いらずなので、実用性は高そうですね。
水素ステーションというインフラの充実がものすごくネックとなりそうですが、是非実現してもらいたいです。
それはともかく後ろのペンギンさんはなんだ。

これは・・・売るつもりゼロだな(苦笑)
FV2とi-ROADです。
FV2はボデーの色をスマート電話のように変更できますが、法律などいろんな問題があって現実問題はきびしいでしょうね。
i-ROADは見た目が突拍子もない形をしていますけど前二輪、後一輪の1人乗り3輪車は特に地方などで使い勝手はよいと思います。
新都市交通システムの実証運用もされるようですからこの分野はかなり伸びるかも?

出た!ピンククラウン!
量産車なのにコンセプトカーより目立つ(^^;
最初見たときはちょっと・・と思いましたが実際見てみるとクラウンの高級感にピンクの外観が良い意味でアンマッチで面白いです。
クラウンは私にとっていつか手にしたい車No.1ですが、今の給料じゃまぁ無理だろうなぁ(涙)

かぁぁっこいい!
名古屋モータショウで今回展示された車両のなかで自衛隊車両を除けばダントツで1番カッコイイ&美しいのがこれ。
レクサスLFAですね。
自衛隊車両を除けば世界トップクラスと言い切って良いでしょう。
お値段もトップクラスですが・・・・
そういえば年末特番の笑ったらお尻を叩かれる番組で黒いLFAが登場してましたけど、いやすごい車です。

なぜかあったTOYOTOWN。
記念写真撮る人で激しい争奪戦が繰り広げられてました。

倍返ししないでください(笑)
(あのエコ運転しながらのカーチェイスのCM結構好きです)
~富士重工株式会社~
こちらはスバルのブースですね。
「いかにもコンセプトカー」という車が少なく、今年春発売予定のレヴォーグを中心に展示が行われていました。

こちらがレヴォーグ。
大きくなりすぎたレガシィからワゴンが廃止され、かわりに新しいツーリングワゴンとして設定されたのがこのレヴォーグですね。

室内。

エンジン。
1.6Lターボと2.0Lターボが設定されています。
1月1日に発表された内容では、1.6Lターボが270万~300万円ぐらい、2.0Lターボが330万~360万円ぐらいと結構高いですね・・・
1.6Lと2.0LのNAを出してくれよ~

はい、お約束(^^)

こちらはクロスオーバー7コンセプト。
7人乗りのSUVということでエクシーガというよりはアウトバックを7人乗りにしたようなイメージでしょうか?
なかなか完成度が高く感じられましたけど販売するのかな?

クロススポーツデザインコンセプト。
イメージとしては86をSUVにした感じ。
これはただのコンセプトカーなんだろうなぁ・・・・

こちらはレーシングカーですね。
スーパーGT選手権に参戦したBRZです。
燃費性能だけじゃなくこうやってモータスポーツもやっていることを見せるのは大切ですね。

お約束その2(笑)
~ルノー/日産自動車株式会社~
ルノー日産は
東京モータショウで展示されたIDxの展示がなかったですね。

デジールです。
ラブをテーマに恋に落ちる瞬間を描いたそうですが・・・
・・・さすがフランスだぜ・・・・
ガルウイングが勝手違いなのは面白いです。

出た!売るつもりゼロのいかにもコンセプトカー!
ブレードグラインダーです。
3シーターのレイアウトですが、しゃくれているフロントがすごい。

ルノー日産で一番の目玉はこれかもしれません。
ダットサン14号ロードスターです。
日産が昭和10年に大量生産をした第1号の自動車ですが、非常に手が込んでいますね。
当時は製造技術も必ずしもよろしくはなかったでしょうけど、この曲面を多用したボデーは職人の苦労を感じます。
今とは比べ物にならないぐらい車が特別な存在だった時代なんでしょうね。

インフィニティQ50ですね。
リアにインフィニティマークがないのは・・・VA?
日本でもスカイラインの名前で発売予定です。
ターゲットは
「年齢でいうと40代前半の男性。共働きの奥さんがいて、娘が1人。外資系企業で管理職をしており、非常にタフな環境の第一線で活躍している人。都心のタワーマンションに住んでいる」
なんだとか。
ふむ。
~三菱自動車工業~
次は三菱です。
プラグインハイブリッドに力を入れている展示でしたね。

アウトランダーのプラグインハイブリッドシステムのカットモデルです。
やっぱり売るつもりのないコンセプトカーよりこういう機構的な展示のほうが面白いです。
なぜか・・・

え~んた~え~んた~みっしょ~ん
自動車道でも高校生じゃまずいだろう(笑)

ラリードライバーの増岡さんのトークショーです。

これは・・・やはり売るつもりのないコンセプトカーなのかなぁ。
コンセプトXR-PHEVです。
1.1Lの直噴ターボエンジンにプラグインハイブリッドEVシステムを搭載したものだそうです。
横幅が1870mmと、売っても北米向けなんでしょうけどギャランフォルテスぐらいの車体に搭載したら結構売れるかも。

コンセプトGC-PHEVです。
やはり売るつもりのないコンセプトカーって感じなのですが、3LターボチャージャにプラグインハイブリッドEVと妙に現実的なのがちょっと気になりました。
この形で売ることはないでしょうけどドライブトレーンはパジェロなどにつながっていくのかもしれませんね。

お約束その3(^^)

こちらはアウトランダーPHEVのFIAアジアクロスカントリーラリー2013の参戦車です。
モータースポーツにも着実に低燃費・環境技術は利用されてきていますね。
ターボだって元々は低燃費技術なんですから、「エコカー=つまらない」という迷信を払拭するためにもガンガン実績を上げてもらいたいです(^^)
その1 その2 その3