今年からエアブラシを使ってプラモを作りはじめたわけですが、目の前には聳え立つ積みプラがいっぱい・・・
少しでも消化しようとおもいつつ、プラモ屋によって面白そうなキットがあるとつい手を出してしまいます。
ダメですね、1回作り始めるとプラモづくりが面白くて楽しくて。
気が付くとドラゴンのSu-24、イタレリのB-58、ハセガワのB-47が増えてしまいました。
・・・どうすんだこれ?
ということで8月にF-100スーパーセイバーとBacライトニングを作ったので、9月、10月に1機づつ作るつもりだったのですが、いろいろバタバタしてたり忙しかったのですっかり放置してしまいました。
組み立て始めてから完成するまで時間かかってますが、放置の時間のほうが長いのがなんとも。
で、今回9~11月に作ったのがこれです。
ざん。

F-86Dセイバードッグです。
キットはハセガワの1/72。

米空軍も少し考えましたがやっぱり航空自衛隊ですよね。
胴体下に見えるのはロケット弾発射機です。
当時主力戦闘機だったF-86セイバーは夜間戦闘能力がない昼間戦闘機だったわけですがこれうぃをベースに当時さ新鋭だった高性能電子装置と火器管制装置を搭載して全天候空戦能力を与えられた戦闘機がこのF-86Dというわけです。
航空自衛隊は米太平洋空軍が使っていた機体の中古機を供与されたのですが、元々中古で当時としては複雑な電子装置だったこともあって10年ぐらいで退役しています。
航空自衛隊機としてはなんか影が薄そうな感じですが、高性能な電子装置を使った夜間戦闘能力や初のアフターバーナ採用など、今の航空自衛隊の戦闘機の基礎を築いたといっていい傑作機です。

キットは米太平洋空軍のものなのですが、デカールは先に作ったF-105に流用しちゃいました。
・・・のでなんとか航空自衛隊機のものを入手。
やっぱりF-86Dは日の丸が一番似合います。

機体は銀色ですが自衛隊機は無塗装ではなく腐食防止のため艶のない銀色で機体を塗ってましたのでH377(アルミナイズドシルバーFS17178)で塗装しました。
写真だと完全に艶がなくなって灰色に見えますが、実際はゲートガードになってるF-86のような色に近く結構いい感じかも。
それにしてもキャノピーの塗りが異様に雑だなぁ。
反省させられるところも多々ありました。

もう1つがこれ、F-104Jです。
キットはハセガワの1/72のF-104G/S特別塗装機なのですが、F-104といえばやっぱり日の丸だよね?

こちらは昔カナダ国防軍のCF-104を作ったことがあって航空自衛隊のF-104Jのデカールがまるまるあった(20年熟成されてた・・・)のでそれを流用。
本当のことを言いますと米空軍のF-104Aと一瞬悩んだのですが、そもそもデカールがない(中古ショップでエレールのF-104Aを買うところだったぜ・・・)ので米空軍試用は「いつか」ということで。

機体は灰色に塗るか銀色にするか悩みましたが、やっぱりセンチュリーシリーズっぽいのは銀色ですし、日の丸も映えますものね。
機首のレドームは黒色も考えましたがここはストレートにツートンで。
防眩塗装のアンチグレアはダークグリーンなのですが、私の趣味でロシアングリーンにしてます。
なんかこっちのほうがそれっぽいかなって。

しかし細いですね。
燃料どこに入れてるのか不思議です。
F-86の初飛行が1947年、F-104が1954年ですからわずか7年。
この間にマッハ1を超えられなかった航空機がマッハ2の超音速戦闘機に発展したのですからこの頃の技術ってすごいスピードですね。
F-86DとF-104Jを並べると長さはF-104が大きいのですが、単純に胴体の太さをみるとF-86Dのほうが太いんです。
しぼりにしぼった胴体に巨大なエンジンと小さな翼。
なんかもうミサイルみたいな戦闘機です(^^;
F-104は進入してくるソ連戦略爆撃機を高高度迎撃のため上昇能力と加速力はハンパじゃないほど高い能力をもってます。
その鋭い上昇力は三島由紀夫が「○○のようだ」(なんて比喩つかうんですか・・・苦笑)といったぐらい。

しかし・・・F-86D以上にいろいろ考えさせられるなぁ。
とにかく塗装が雑。
キャノピーの枠の塗り分けができてませんし、エンジン周りのコントラストも弱い。
部品の間の段差も目立つし放置していたこともあって部品のいくつかが行方不明でその辺の部品から流用してるのもあります。
キャノピーの接着がはがれてるのもこの写真撮ってから気がつきました。
でも自分の技術のなさや丁寧な作り方ができてないなど、いろいろありますけど自分で作った作品が目の前にあると変な充実感がありますね。
さぁつぎは何を作ろう?
Posted at 2016/11/20 02:54:56 | |
トラックバック(0) |
プラモデル | 日記