
見てきました。
正直言いますとTF3の上映後だったということもあって(本当は3月なのでTF3の前なんですが)きっと亜流かな・・・・と若干「地雷臭」を感じてはいたのですが・・・・
実際に見に行くとこれが見事に裏切られます。
これはものすごく面白い!
どこが見所だって?
全部が見所だ!
何しろ映画のうちの大半が戦闘シーンなんですから。
しかも主人公は海兵隊員ですが、大抵の映画にある「いちゃいちゃシーン」「直接関係のない人間ドラマ」なんてものは全くありません。
それどころか「一般人パート」そのものがありません(笑)。
これは新鮮でしたね。
大抵の映画にはすごい美女が登場して本筋とは関係のない部分で恋愛パートになったりしてしらけさせるような作品も多々ありますが、この映画は全くありません。
何しろ登場人物は海兵隊員とその家族と、救助される民間人「のみ」です(笑)
そこにはメチャメチャ美人もイケメンもなく、パッとしないおっさんと、ムサい兄ちゃんがメインです。
が、このパッとしないおっさんと兄ちゃんがものすごくカッコよいわけです。
もちろん思わず目頭が熱くなるシーンも数々あります。
それは映画でよくありがちな「貴方のことが好きだ嫌いだ」でもなく、
お涙頂戴的な狙ったようなヒロインが死ぬといったものでもなく、「漢の生き様」といったものに感動させられます。
ヘリコプターからのラペリング降下するシーンは感動します。
この映画はやられました・・・
評論家の評価はちょっと厳しいですし、一般向けではない(ガラガラでしたしね・・・)かもしれません。
が万人にはおすすめできるとはいえませんけど、間違いなく面白い作品です。
さて、上でこういうことかきましたが、なんのこっちゃさっぱり判らないと思います。
簡単に言えばこの映画、宇宙人の侵略です。
主人公は海兵隊のベテラン兵士で、過去に作戦中部下を死なせてしまったことが心に傷となっています。
ある日流星が大量に落下、主人公が所属する海兵隊のチームはロスアンジェルスで避難民の誘導をするということで出撃準備をしますが、流星落下のニュースに映し出された映像は宇宙人による民間人虐殺でした。
前線基地に直ちに展開したチームは防衛線内に取り残された民間人の救助を命じられる・・・
といったものです。
この映画が面白いのはあくまでも海兵隊の一人のチーム(小隊)の視点ですすめられていくってことです。
「民間人を通して」とか「大統領や軍司令部を通して」なんて描写はまったくありません。
海兵隊のチームの中の視点のみで進んでいくわけです。
これは新鮮ですね。
なので戦闘の趨勢とか、民間人はどうなったとか、そういうものはまったくわかりません。
でも視点を絞っているのでその描写や迫力はものすごいものがあります。
その上で、海兵隊を恐怖を感じない戦闘マシーンではなく、恐怖を感じれば上官を冷たい目でも見る、不平不満も言えば判断を出せないなんてこともあります。
海兵隊員を一人一人の人間としてしっかり描いているんですね。
しかも兵士が民間人を守ろうとする姿は、宇宙人の火力の前に圧倒的な力の差があるにもかかわらず、この兵士たちなら自分たちの命を預けることが出来る絶対的な信頼、安心感、頼もしさを感じさせます。
登場人物を絞っているからこそ攻撃に成功したら観客までが歓声を上げたくなってきます。
これをみた人の多くが海兵隊を志望すると思いますよ。
だって私ですら(国籍とか体力とか適正とかはとりあえずおいといて)海兵隊で国に貢献するんだって気になってきますもん(^^;。
兵士の持っている武器は自動小銃とてき弾筒、手りゅう弾、それに機銃ぐらいですが、自動小銃の迫力を感じさせる映画(大抵の映画だと「パパパパ」って軽い音がするだけですものね)ってブラックホークダウンとこの映画ぐらいじゃないでしょうか?
この映画、オススメです。
Posted at 2011/10/02 22:05:52 | |
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