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アスロックのブログ一覧

2015年08月23日 イイね!

夏だ!海だ!舞鶴だ!そして熱中症だ(その5) 舞鶴地方隊 サマーフェスタ2015



車で航空基地を後にして北吸桟橋側にきました。
駐車場はちょっと離れた赤レンガパークのところに指定されています。
意外にも空きはちょこちょこありましたね。
入り口は北吸桟橋の入り口ではなく舞鶴造修補給所からはいります。
気温も34度ぐらいでしょうか、かなり暑くて汗だくの状態。
正直結構きついです。


さあ目前に艦艇が見えてきました。
AMS-4301多用途支援艦「ひうち」が満艦飾をしています。
満艦飾は建国記念の日、天皇誕生日、文化の日、自衛隊記念日など特別な日にのみ行われますので目にする機会はあまりありません。
サマーフェスタでも実施されるんですね。
満艦飾は運動会などのときの飾られる万国旗に似てますが、国旗ではなく信号旗を使っています。



DD-151護衛艦「あさぎり」とDD-130「まつゆき」です。
さぁ会場につきました。
青空に灰色の艦艇、色とりどりの満艦飾と非常に華やかです。
前日に北吸桟橋の見学をしましたが、雰囲気が違いますね。




DDG-177ミサイル護衛艦「あたご」とDDG-175「みょうこう」にも満艦飾が施されています。
こうしてみると艦構造物が本当に巨大ですね。
海上自衛隊のイージスシステム艦は米海軍のアーレイバーク級ミサイル駆逐艦をモデルとされていますが、米海軍は水上戦闘艦艇のほとんどがイージスシステム艦なためにワークホースとして使用していますが、海上自衛隊は司令部施設を設けています。
そのため艦構造物もアーレイバーク級と比べると一層高くなっています。
「あたご」の甲板には一般公開の見学者が大勢いますね。



退役護衛艦元「しらね」です。
すでに現役を退いていますので自衛艦旗も満艦旗もありません。
華やかな会場の中で寂しげな感じもしますね。



!?
ヘリコプター搭載護衛艦「ひゅうが」でしょうか(^^;
アイランドに匹敵する大きさのSHを搭載しています。
ちなみに舞鶴基地を司令部におく第3護衛隊群のヘリコプター搭載護衛艦「ひゅうが」のほうはサマーフェスタの数日前に出航してしまったためにいませんでした。



いえーい!のってるかーい?
ステージでは和太鼓展示も行われました。
まさに「サマーフェスタ(夏祭り)」ですね。

さて、艦艇公開をみてみましょう。
まず艦内にはいったのは

AOE-425補給艦「ましゅう」です。
護衛艦の艦内見学はしたことがありますが、補給艦は初めてです。
楽しみ♪




煙突下のあたりです。
搭載艇がみえますね。
「ましゅう」のエンジンはなんとジェットエンジン(ガスタービン)なんです。
「ましゅう」型以前に建造された補給艦はディーゼルエンジンを搭載していますが、「ましゅう」はガスタービン。
護衛艦「あきづき」型と同じSM1Cというエンジンを搭載しています。
これは護衛艦に随伴できる速力を確保するためです。
「ましゅう」は満載排水量が25000トンと、「いずも」が就役するまで最大の自衛艦でした。
これだけの重さ・大きさの船ですから護衛艦に随伴するには従来のディーゼルエンジンでは不足だったのでしょう。
「ましゅう」型は補給艦「とわだ」型に対して基準排水量で5400トンc大きいのですが、速力はディーゼルの「とわだ」型に対して2ノット大きい24ノットを発揮できます。



煙突と前部艦構造物の間を下から。
ちょっとわかりづらいですが艦橋のある前部艦構造物は側面に傾斜がつけられています。
ステルス(低視認性)をねらっているとのことです。

それでは艦内にはいってみましょう。


艦内にはいってすぐの右舷通路ですが、想像していたのとずいぶん違いました。
護衛艦の場合、比較的狭い区画に分けられ、区画と区画の間が扉と壁で区切られていますが、「ましゅう」は広大な通路がでーん!と設置されています。
「ましゅう」型は一般商船のタンカーに構造は準じているそうです。
それにしても通路が長いですね。
「ましゅう」の全長は221mですからうなづけます。



なにやら怪しいスペースですね。
ここはなんと弾薬の集積所です。
補給艦は艦艇の燃料や真水の補給を行いますが、弾薬や食料の補給も行われます。





補給ポストです。
補給艦の補給ポストって門型のイメージが強いのですが(実際「とわだ」型は門型ですし)、「ましゅう」型はモノポール型です。
これは艦橋からの前方視界を妨げないためです。
このポストに見える黒いホースが補給用のホースでこれを展開して洋上補給を行います。
補給といってもガソリンスタンドのように静止した状態で補給するわけではなく、補給する艦艇と併走しながら補給を行います。
そのため非常に技量を要求されるようです。
この補給ポストは4箇所設置されていて、艦首側の2基は主燃料、艦橋側の2基は主燃料、航空燃料、真水の補給用となっています。




右舷の中央にある補給ステーションのあたりです。
ここは燃料の補給ではなくクレーンを使っての物資補給を行います。
補給を受ける艦艇はスライディングパッドアイという装備でカーゴを受け取ります。



上の右舷側中央の補給ステーションを艦橋側にみたところ。
クレーンがみえますね。
中央の補給ステーションでは弾薬や食料の補給を行います。
艦橋と補給ステーションの間には結構スペースがあるのですが、ここには災害派遣などでの補給物資搭載スペースとなっています。


巨大な艦構造物ですね。
艦橋はもちろんここにあります。
ある程度のステルス設計を取り入れていてわずかに傾斜がつけられています。
「ましゅう」は災害派遣時も考慮して医療設備も充実しています。



こちらは艦後方のヘリコプター甲板。
広大ですね。
ここには大型のMH-53Eなどが離発着できます。
「ましゅう」型は海上自衛隊の補給艦としてははじめてヘリコプター甲板を装備しています。



ヘリコプター甲板から後方を。
北吸桟橋に停泊している元「しらね」や「あたご」「みょうこう」が見えます。





こちらはヘリコプター格納庫。
SH-60なら2機ぐらい余裕では入れそうな大きさですね。
ヘリコプター甲板、格納庫を持っていますが固有のヘリコプターはもっていません。
必要に応じて離発着するんでしょう。
ヘリコプター格納庫の上部にはヘリコプター管制室がみえます。
災害派遣時には避難者を一時的に受け入れたり物資の集積スペースにも使えそうですね。



バラクーダ?
いや高速機動艇かな。



甲板から再び艦内にはいりました。
通路の溝は・・・
なるほど、搬送車のレールだったんですね。

これで「ましゅう」から降りました。
さて次は「あたご」にいこうかな?
と思った矢先、なにやら身体に異変を感じました。
妙にフラっとしたり、身体が火照ったりします。
あ、もしかして・・・・
熱中症かもしかして?
変に軽い吐き気もしますし。
ちゃんと塩分も水分も取っていたのですがくるときはきますね。
まだ意識もはっきりしていますが万が一を考えて救護所に向かいました。



こちらは今津駐屯地の第3戦車大隊所属の74式戦車。
救護所に向かうときに写した1枚です。
全く知らなかったのですが、配備されたばかりのNBC偵察車なんかもこの奥にあったようです。
みたかった・・・・
まだ体力的には少し余裕があるとはいえ、熱中症がひどくなる前に泣く泣く救護所で休み、改善したところで撤収することにしました。
隊員の皆さんには大変御心配をおかけしました。
結局2時間ぐらい救護所(正確には建物内)にいたかも。
あ~ミサイル艇も護衛艦も陸自装備も舞鶴航空基地の飛行展示も見てないのに・・・・
正門からタクシーを呼んで駐車場まで移動しました。
あ、実は会社の同僚も同じタイミングで熱中症に。
今年は・・・やばい。



北吸桟橋から離れるときにせめて写真をと、赤レンガ博物館横の駐車場で写した2枚。
満艦飾がほんとうに美しい・・・・
ものすごく心残りですが、これ以上の見学は危険と判断して撤収を決断。
レンタカーも予定よりずいぶん早く返却して舞鶴駅に向かいました。
帰りの新幹線は「こだま」の緑車を使いました。
お金はもったいないですけど指定席がとれなかったので仕方ない。
京都駅で新幹線を待ってる間、か~な~りきつかったです。
後ひくんですね。



と、消化不良どころか1/4も見ていないで終わってしまった舞鶴サマーフェスタですが、この猛暑では熱中症対策も十分やったつもりでもまだまだということがあるんでしょうね。
残念無念でしたが仕方ありません。


_____________________



舞鶴地方隊 サマーフェスタ2015/
第23航空隊サマーフェスタ2015/舞鶴基地北吸桟橋見学/舞鶴港遊覧船
Posted at 2015/08/23 23:40:42 | コメント(2) | トラックバック(0) | ミリタリーイベント | 日記
2015年08月23日 イイね!

夏だ!海だ!舞鶴だ!そして熱中症だ(その4)第23航空隊サマーフェスタ2015

さて7月26日です(これ書いてるときはお盆終わってますが)。
いよいよ本番舞鶴サマーフェスタですね。
朝はホテルで朝食を。
TKGとベーコン、卵焼き、ソーセーヂで決まりです☆

ホテルからみた舞鶴湾。
暑そうだ・・・・
一息ついて会社の同僚をレンタカーで宿に迎えに行き、サマフェに。

ちなみにこの時点で気温は33度近くあったと思います。
動くだけで汗まみれの状態・・・・

やべぇぜ・・・

まずは舞鶴航空基地に向かいました。
舞鶴航空基地は北吸桟橋から車で数分の距離。
駐車場につくと猛烈なむっとする熱気。
昨日も相当ヤバかったですが今日はさらにやばい気がするぜ・・・
熱中症予防にスポーツドリンクも塩飴もOS1も十分用意しているんですが、不安しかないぜ。
そうだ、もってきたスプレーすると気化熱で冷たくなるあれを使おう。
しゅっしゅっ。
・・・・
・・・
・・


なんかちょっとキツい臭い。
あまりヒヤっともしない。
ん~?


これ虫除けスプレーじゃんか!!
(写真はアスロックさんのイメージ画像)
なんでしょうこの虚脱感、がっかり感。
自動販売機で500円玉のおつりだと思って手に取ったら500ウ○ン硬貨だったときぐらいのがっかり感です。


ま、まぁ気を取り直して舞鶴航空基地へ。
ゲートをくぐると

除雪車と除雪ドーザがまっていました。
猛暑なので忘れがちですが、舞鶴は日本海側なので冬は積雪で施設の運用に支障が出る場合があるんですよね。



救難消防車が展示されていました。
手前は消防車MB-1改、奥は新型の救難消防車。
今年4月に配備されたばかりの最新式です。
用途が同じからなのか、形はずいぶん未来的ですが全体のフォルムはMB-1改も新型救難消防車も同じなんですね。



地上展示されたSH-60K哨戒ヘリコプター。
こんなに機体に接近で来ちゃうのも舞鶴サマフェならではですね。
SH-60KはSH-60Jの後継として開発された哨戒ヘリコプターです。
機体を大型化(全備重量がSH-60Jが9.9トンに対してSH-60Kは10.9トン)させると同時にエンジンも高出力型(SH-60Jの1800SHP×2に対してSH-60Kは2055SHP×2)に換装されています。
逆合成開口レーダ、低周波ソナー、戦術情報交換装置を新たに装備しています。




陸上自衛隊からもヘリコプターの地上展示参加がありました。
上は対戦車ヘリコプターAH-1S、下は多用途ヘリコプターUH-1Jです。
AH-1Sは陸上自衛隊がはじめて導入した対戦車ヘリコプターで、被発見や被弾を防ぐため徹底的に胴体を細くした機体で胴体横にスタブウイングという小さな翼を設置し、そこに対戦車ミサイルと空対地ロケット弾を吊り下げることができます。
UH-1Jは多用途ヘリコプターUH-1の陸上自衛隊向け性能向上型です。
人員輸送や物資輸送など多用途にもちいられるヘリコプターでパイロット2名のほか11名の人員を輸送することができます。
この2機は形は全く違いますが、AH-1はUH-1をベースに開発された機体で、しかもこのAH-1SとUH-1Jは同じエンジンを用いています。
飛行する音を聞くとベースが同じ機体なんだなと実感しますからホント不思議です。
並んでいないとあまり実感わきませんが、中型ヘリコプターのUH-1やそこから発展したAH-1と比べるとSH-60ってかなり大きいんです。
AH-1Sの胴体長さは13.6m、UH-1Jの胴体長さは12.9mに対してSH-60の胴体長さは15.6mと一回り以上大型だったりします。



こちらはエプロンで待機していたSH-60K。
メインロータの先端が複雑な形になっているのがわかります。
SH-60KはベースのSH-60Jに対して1トンもの重量UPとなっています。
当然メインロータもそれに耐えられる必要があるわけでSH-60Kでは性能向上型メインロータを採用しています。
断面形状や先端形状を変更するなどして性能向上、高効率化をはかっています。
ただし機体が大型化・重くなったこともあって最高速度は149ノット(276km/h)から139ノット(257km/h)へと10ノット(19km/h)程度低くなっているようです。


さて、ちょうどSH-60Kが体験飛行(?)のために離陸していきました。

まぶしいぐらいの夏の青空に白い(本当は灰色ですが)のSH-60が映えますね。
胴体下面の機首側に巨大な丸型のものは対空・対水上レーダです。
哨戒ヘリコプターは対潜のイメージが強いですが、対空監視、対水上艦監視も重要な任務のひとつです。
護衛艦の対空レーダは高性能ではありますが海上で使ってるのでどうしても死角(地平線の下)ができてしまいます。
哨戒ヘリコプターが高度をとって対空監視することである程度のカバーができますし、特に水上目標に対しては広大な監視ができます。
SH-60Kの対水上レーダはSH-60Jに対してさらに能力が向上した合成開口レーダを搭載しているので信号処理により目標を画像化し捕らえることができるそうです。



体験飛行(?)からSH-60Kが戻ってきました。
護衛艦に搭載されてるとわかりづらいですが、SH-60はかなり大型のヘリコプターです。
メインロータの直径は16.4m、メインロータを含めた全長は19.7mですから、ロータを含めれば何気にF-15よりも大きく、全備重量はT-4の2機分にもなるのですから驚きです。
そのSH-60Kの着陸は結構迫力ありますよ。



一方、飛行場施設をつかって新型救難消防車の走行展示が行われていました。
この車両はローゼンバウワー製で最大吐出量約6kl/minと従来の救難消防車よりも大幅に性能が向上しているようです。
赤い車体に白いクレインブリッジをからめて舞鶴っぽい1枚にしてみました。


さて、格納庫内では模擬店なども行われてました。
ドーナツ店の出張所もありましたよ。
でもやはり一番人気はカキ氷でしょうか。
私も並んだのですが・・・
むっちゃくちゃ手際が悪い。
1回1回氷をガチガチ割ったりして、1人分つくるのに3分ぐらいかかってました。
いまからヘリコプター飛ぶってのにまってられるか!
たまりかねて列を離れましたが、もう少しチャチャっとやってよ~




体験搭乗(?)を終えたSH-60Kが再び飛行準備のためにランウエイに向かいます。
機体右側後方の黄色い魚雷?のようにみえるのはMADという磁気探知装置です。
SH-60JやSH-60Kはこれを曳航式として装備しています。
地球は巨大な磁石といわれるように地磁気があります。
巨大な金属の塊の潜水艦が海中にいるとこの地磁気が変化します。
その地磁気の変化を感知するのがMADです。
また機首右側下に灰色の球状のものがありますがこれはFLIRと呼ばれる赤外線探知装置です。
これで夜間監視能力が向上されました。





再び体験搭乗(?)のため離陸するSH-60Kです。
なんとも夏の舞鶴!って感じですね。
照り返しが結構きつくてめちゃくちゃ暑かったですよ(^^;
舞鶴航空基地は日本海側唯一の海上自衛隊航空基地として平成13年に運用が開始された新しい航空基地です。
ここには第23航空隊がおかれ、航空隊本部、舞鶴航空機地隊、SH-60J、SH-60Kを装備する第231飛行隊、整備を行う第231整備補給隊が編成されています。
第23航空隊は平成13年に第21航空群隷下に新編された舞鶴航空分遣隊が前進となり、平成20年に第23航空隊へと改編されています。
舞鶴航空基地がなかった頃は舞鶴基地を司令部にする第3護衛隊群には遠く館山基地など別の航空基地から展開する必要があったためかなり不便だったようです。
舞鶴基地から舞鶴航空基地までは車でも数分の距離ですから護衛艦と哨戒ヘリコプターの連携はとりやすくなったんでしょうね。



着陸するSH-60K。
海上自衛隊は発足以来哨戒ヘリコプターとしてS-51、HSS-1を装備、さらにより高性能で大型のHSS-2を昭和39年から導入しその改良型のHSS-2A、HSS-2Bを護衛艦に搭載して、護衛艦とヘリコプターの一体となった対潜哨戒が行えるようになりました。
このHSS-2の後継として米海軍のSH-60Bシーホークを元に導入されたのがSH-60Jです。
といってもそのまんまライセンス生産したわけではなく、機体そのものは米海軍のものをライセンス生産したものですが、中身の電子機器は日本独自の運用思想から国産のものにされました。
米海軍のSH-60は駆逐艦や巡洋艦などに搭載するSH-60Bシーホークと空母に搭載するSH-60Fオーシャンホークがあります。
空母よりも前に出て広範囲の監視や警戒を行うSH-60Bと、空母に肉薄する潜水艦を攻撃するためより狭い範囲を精密な目標発見が求められるSH-60Fでは運用が異なるからです。
空母を持たない海上自衛隊はその両方(広範囲の監視と精密な目標の位置把握)が求められ、SH-60Jはこの2つを同時を満足するために広範囲にばらまいて潜水艦の位置を発見するソノブイや広範囲の監視を行う対水上・対空レーダ、MAD、海中にソナーを沈めてより正確な位置を把握するディッピングソナーをフルセットで搭載する非常に強力な対潜ヘリコプターとなりました。
SH-60Kはこの後継でSH-60Jをベースに機体の大型化、電子装置の高性能化したものになっています。
そういえばSH-60Kの後継はさらに能力向上型のSH-60K(改)となるようですよ。



さて、体験搭乗(?)はこの後も続きますが飛行展示や緊急発進展示までは時間があるので北吸桟橋のほうに移動することになりました。
これが残念な結果に・・・?




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舞鶴地方隊 サマーフェスタ2015/
第23航空隊サマーフェスタ2015/舞鶴基地北吸桟橋見学/舞鶴港遊覧船
Posted at 2015/08/23 23:34:01 | コメント(1) | トラックバック(0) | ミリタリーイベント | 日記
2015年08月16日 イイね!

夏だ!海だ!舞鶴だ!そして熱中症だ(その3) 北吸桟橋見学編

では続きです。

満載の「ましゅう」のようなおっさん2人が遊覧船でクルージングをしたわけですが、この後は北吸桟橋の一般公開です。
舞鶴地方隊では土日は北吸桟橋と舞鶴地方総監部の海軍記念館の公開をおこなっています。
先ほど海側からみた艦艇を今度は陸側からみてみましょう。
とはいっても本番は明日のサマーフェスタなので簡単に。。。ですけど。


DD-151護衛艦「あさぎり」とDD-130護衛艦「まつゆき」です。
「あさぎり」型と「はつゆき」型は長く4つある海上自衛隊の護衛隊群を支えた汎用護衛艦です。
「あさぎり」型は「はつゆき」型の拡大改良型ではありますが、実は推進方式も異なります。
「はつゆき」型はCOGOGという異なる方式を用いています。
高速用と低速用の2種類のガスタービンを組み合わせて高速航行時と低速航行時に切り替える方式です。
「あさぎり」型はCOGAGを採用しています。
ガスタービンエンジンを複数(4基)搭載して低速時には1基のみにきりかえて燃費を稼ぐ方式です。
水上戦闘艦艇はガスタービンエンジンを用いていますが、ガスタービンは大出力・小型ではあるものの高速回転するので燃料を大量に消費します。
低速航行では効率が悪いため適時切り替えを行っています。




こちらはDDH-177ミサイル護衛艦「あたご」とDDH-175「みょうこう」。
先の「あさぎり」「まつゆき」と比べるとボリューム感が全く違いますね。
「あさぎり」の幅が14.6メートル、「まつゆき」が13.6メートルに対して「あたご」「みょうこう」は21メートルもあります。
それだけ艦構造物が大きいということなんでしょうね。



DDG「あたご」の艦構造物です。
艦橋下右舷に貼り付けられている6角形のものがAN/SPY-1Dフェイズドアレイレーダです。
このレーダがイージスシステムの象徴ともえいるもので、このパッシブフェイズドアレイレーダで対空目標の探知、捜索、射撃管制を行うことが出来ます。
こうしてみてみると艦構造物のレイアウトがこのSPY-1レーダの射角を阻害しないような配置になっていますね。
従来の艦艇は船体や艦構造物を設計してそれにあわせて武器システムを搭載しますが、「こんごう」型や「あたご」型はその逆で武器システムを配置できるように船を設計しています。




「あたご」の艦構造物を後方から。
マストが意外なほどシンプルです。
これはステルス性を考慮したステルスマストを採用しているからです。
また、SPY-1Dレーダは艦構造物前方に設置されていましたがこのようにその後ろ側にも設置されています。
合計4枚のSPY-1レーダで360度全周をカバーしてるわけです。
やはりレーダの射角の邪魔にならないようなレイアウトになっているのがわかります。


「あたご」の煙突横になります。
3本束ねられているのは90式艦対艦誘導弾発射筒で、この中に対艦ミサイルが装填されています。
陸上自衛隊の88式地対艦誘導弾を艦艇用にしたもので管制航法とアクティブレーダホーミングを使って水上目標に突入していきます。
射程距離は100キロ以上とされています。



「あたご」を後方から。
煙突後方にあるパラボラアンテナはスタンダード艦対空ミサイルを誘導するイルミネータです。
「あたご」後部は広大なヘリコプター用スペースになっています。
「こんごう」型にはなかったヘリコプター格納庫を装備しています。
その関係もあって後方のSPY-1レーダは前方のものより一段高い位置に設置されていたりします。
ヘリコプター格納庫は左舷側にオフセットされていて、右側はヘリコプター用弾庫となっているようです。



「あたご」の艦尾。
搭載艇が降ろされていました。
その上にあるラッパ状のものはデコイランチャです。
誘導魚雷が発射されたとき、艦の推進音に似た音を放出するデコイをここから射出して欺瞞します。



退役護衛艦の元「しらね」です。
5インチ砲塔が1基はずされ、もう1基は砲身がはずされています。
艦番号も消されなんとも物悲しいですね。
燃料が抜かれ、武装や装備などが取り外されているため喫水線のだいぶ下まで見えています。
それでも威風堂々としたその姿は海に浮かぶ城のようです。




「しらね」後方から。
ヘリコプター搭載護衛艦だけあって非常にヘリコプター甲板が広大なことがわかります。
現在の哨戒機はSH-60J、SH-60Kですが、「しらね」建造当時はHSS-2Bでした。
大型のHSS-2を3機搭載する水上艦艇は世界的に見ても異例だったそうです。



「しらね」のヘリコプター格納庫。
3機のヘリコプターを格納するだけあって巨大ですね。
また煙突は意外にも小型だったりします。
「しらね」の主機は蒸気タービンを採用しています。
「しらね」の退役で蒸気タービン採用艦は姉妹艦の「くらま」のみとなってしまいました。




こちらはAOE-425補給艦「ましゅう」。
後方から見るとその巨大さを感じます。
艦後部には広大なヘリコプター甲板がありますが洋上補給ではヘリコプターも欠かせないんでしょうね。
後方から見ると前部艦構造物の異様なほどの巨大さがよくわかります。




「ましゅう」を艦前方から。
補給ポストが従来の門型からモノポール型となっています。
これは艦橋からの視界を妨げないためなんだそうです。



こちらは自走式水上標的バラクーダです。
多用途支援艦「ひうち」に搭載され、運用されます。



こちらは桟橋の対岸に見える退役護衛艦元「いそゆき」です。
標的艦への工事中ですがやはり物悲しいものがあります。
次々と「はつゆき」型護衛艦が退役していますが退役=標的として次の世代に肩を貸して海に消えていくんですね。
お疲れ様です。


さて、このあといろいろ見て回りたかったのですが、熱中症になってしまってもよろしくありませんし、体力温存の意味もあって早々と宿にいきました。


宿からは舞鶴教育隊がみえました。
オーシャンビューでここの見晴らしは最高なんですよね。
実はここのホテルに宿泊するのは3回目だったりします。


夕方になりました。
せっかく舞鶴にきたのですから夜景をみたくなりました。


場所は赤レンガ博物館奥の駐車場です。
ここからは掃海艇や補給艦がよくみえるんです。
掃海艇「のとじま」と補給艦「ましゅう」、訓練支援艦「ひうち」の電灯が暗闇に美しく浮かび上がる姿はなんともいえない幻想的なものです。
・・・夜でもかなり暑かったですけどね。


さあ明日(7月26日)はサマーフェスタだ!



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舞鶴地方隊 サマーフェスタ2015/
第23航空隊サマーフェスタ2015/舞鶴基地北吸桟橋見学/舞鶴港遊覧船
Posted at 2015/08/16 23:51:29 | コメント(1) | トラックバック(0) | 艦船 | 日記
2015年08月16日 イイね!

夏だ!海だ!舞鶴だ!そして熱中症だ(その2)遊覧船後編

では遊覧船 後編です。
遊覧船は右舷側に座っていたので主に陸上施設のほうをみえてきましたが、ここからは折り返しなので北吸桟橋側をじっくりみえます。


まず目に飛び込んできたのは支援船です。
YB106「廃油船106号」(載貨重量100トン)です。
平成23年に竣工したばかりの比較的新しい支援船ですね。
非自走式で、艦艇の廃油を回収する支援船です。
船は燃料や潤滑油などさまざまな油脂が使われていますが、排出されて船底部に溜まると海水と混じって汚水になります。
さすがにこれを海に流すわけには行かないのでこの汚水を回収するのが廃油船です。



こちらにも2隻いますね。
左側はYW23「水船23号」(載貨重量310トン)、右側はYG204「油船204号」(載貨重量270トン)です。
水船23号は平成12年に竣工した船舶で、清水(真水)を艦艇に補給するものです。
燃料や潤滑油、食料や武器弾薬はもちろんですが、生活に必要な飲料水など真水も重要な物資です。
渇水時などには離島の救援などにも使われるそうです。
油船204号は平成元年に竣工した船舶で、その名のとおり艦艇に油(燃料)を補給するものです。
油船には「YG」と「YO」があって、YGのほうはガソリンなど軽質油を補給するようです。


ズラリとならんだ油船です。
YO33「油船33号」、YO38「油船38号」、YO31「油船31号」(それぞれ載貨重量490トン)で平成4年から19年にかけて竣工しています。
護衛艦などの艦艇に燃料を補給する船ですが、こちらは軽油を補給するようです。



続いてYT02「曳船02号」、YT72「曳船72号」です。
YT02は平成25年に、YT72は平成2年に竣工しています。
両方とも排水量は260トンですが、曳船02号は出力が800馬力アップしています。
曳船とはいわゆるタグボートで、艦艇が桟橋につくときに支援を行う船舶です。
マスト基部には赤い放水銃が装備されていて消防船としての能力ももちます。



見えてきたのはPG-828ミサイル艇「うみたか」(満載排水量240トン)です。
「はやぶさ」型ミサイル艇の5番艇で平成16年に竣工しました。
小型の護衛艦って感じですが、艦首の76ミリ速射砲の宝塔の大きさをみるとずいぶん小型なんだなと感じます。
この速射砲は「むらさめ」型などに搭載されている76ミリ速射砲と同じものですが、砲塔のカバーはステルスシールドが採用されています。
90式艦対艦誘導弾発射筒を最大4本搭載でき、76ミリ速射砲を搭載しているので小型な割りに対艦攻撃力は非常に強力だったりします。
ガスタービンを用いたウォータージェット推進でその速力は最大44ノット以上とされています。
ミサイル艇は高速魚雷艇の流れをくむ沿岸防衛・警備用の艦艇で、高速走行と強力な対艦能力が求められています。
海上自衛隊ではミサイル艇1号型を建造しましたが軽量小型ゆえに重量管理など運用が難しく、さらに後の北朝鮮による不審船事件の教訓も取り入れ後継として建造されたのが「はやぶさ」型です。





続いて見えてきたのはDD-130護衛艦「まつゆき」(満載排水量4200トン)とDD-151護衛艦「あさぎり」(満載排水量4900トン)です。
DD「まつゆき」は「はつゆき」型護衛艦の9番艦として昭和61年に竣工した護衛艦です。
対空・対艦・対潜とバランスの取れた兵装に加え、哨戒ヘリコプター1機を搭載できる護衛艦です。
比較的コンパクトな船体ですが後部には巨大なヘリコプタ格納庫と甲板があります。
就役からずいぶんたつこともあって「はつゆき」型は何隻かが退役や練習艦に種別変更になっているので護衛艦として残っているのも少なくなってきましたが、「まつゆき」はもうしばらく現役の姿をみることができそうです。
DD「あさぎり」は「あさぎり」型の1番艦として昭和63年に竣工しました。
「あさぎり」型は「はつゆき」型の拡大改良版で、大型の煙突が1本から2本になったり、マストも2本のラティスマストになりヘリコプタ格納庫も大きく変わりましたが不思議とこの2隻は非常に似ている印象を受けますね。
この2隻は第3護衛隊群ではなく、第14護衛隊所属となっています。
艦尾に見える箱型のものはシースパロー短距離艦対空ミサイル発射機、艦首には76ミリ速射砲、その後ろにアスロック発射機、煙突の横には艦対艦ミサイル発射筒、写真では見にくいですが左舷と右舷には短魚雷発射管、前部艦構造物両側に高性能20ミリ機関砲が搭載されています。



続いて見えてきたのはいわゆるイージス艦です。
イージス艦とはSPY-1レーダを中心にイージスシステムを搭載したシステム艦のことで、海上自衛隊では「こんごう」型と「あたご」型の2種類のイージス艦を装備しています。
手前がDDG-175ミサイル護衛艦「みょうこう」(満載排水量9500トン)、奥がDDG-177ミサイル護衛艦「あたご」(満載排水量10000トン)です。
非常に大型に感じますね。
排水量は先ほどの「まつゆき」「あさぎり」の2倍にもなります。
またアスロック発射機や対空ミサイル発射機のようなものがみあたりません。
これらは垂直発射機(VLS)に装てんされています。
最初から装てんされてるので矢継ぎ早に射撃ができますし、発射後に向きをかえればいいので発射体制にはいるまでの時間を大幅に短縮できます。
DDG「みょうこう」は「こんごう」型護衛艦の3番艦として平成8年に、「あたご」は「あたご」型の1番艦として平成19年に竣工しています。
2隻並ぶと違いが判って面白いですね。
「あたご」型は「こんごう」型がベースですが、ヘリコプター格納庫を装備しています。
また砲熕装備として「みょうこう」はOTOメララ127ミリ速射砲を装備していますが、「あたご」は米海軍のMk45-mod4 127ミリ単装砲を搭載しています。
マストも「みょうこう」が従来のラティスマストに対して「あたご」はステルスマストを採用しています。




続いて見えてきたのは・・・
なんとかう白く干からびているように見えますし、艦尾には自衛艦旗がありません。
艦首には艦番号もありませんしよく見ると速射砲の砲身もありません。
退役した元ヘリコプター搭載護衛艦「しらね」(現役時の満載排水量7200トン)です。
「しらね」は昭和55年に竣工して以来海上自衛隊の顔として観艦式での観閲艦を務めるなど旗艦的な護衛艦でした。
巨大なヘリコプタ甲板、格納庫には対潜ヘリコプタを3隻搭載することが出来、護衛隊群の中心として活躍してきましたが、護衛艦「いずも」竣工とともに退役となりました。
写真では砲熕装備として5インチ砲が1基のみ認められますが現役時には1段上がったところにもう1基設置されていました。
背負い式で2門の速射砲を装備し、大型の艦構造物をもつ本当に美しく戦艦の流れを汲むかのような威厳がありました。
「しらね」は今年平成27年に除籍となり、標的艦へと改装される予定です。
長く日本を守ったこの偉大な護衛艦は、退役してからもなお標的として射撃用のデータという形で日本を護り続けます。

そういえば「しらね」退役後に第3護衛隊群のDDHになった「ひゅうが」ですが、この日の数日前に航海にでかけたようです。




あっけにとられそうなほど巨大ですね。
こちらはAOE-425補給艦「ましゅう」(満載排水量25000トン)です。
海上自衛隊最大の補給艦で、護衛艦の大型化や米海軍との共同作戦、災害派遣などを考慮し平成16年に竣工しました。
後部はヘリコプター甲板と格納庫がありますが固有のヘリコプターはもっていません。
2枚目は前から写したアングルですが、この構図は遊覧船ならではですね。
「ましゅう」は全長221メートル、幅27メートルと意外にも細長いのが判ります。






続いてはAMS-4301多用途支援艦「ひうち」(満載排水量1400トン)です。
訓練支援や救難、ちょっとした輸送などさまざまな用途に使われる艦艇で、「ひうち」型多用途支援艦の1番艦として平成14年に竣工しました。
艦後部の甲板が結構広いのですが、ここには自走式水上標的や貨物、車両などを搭載することが出来ます。
船舶の曳航能力もあり、標的艦となった元護衛艦を曳航することもあります。
東日本大震災では福島第一原発事故で冷却用の真水を積載した運荷船(バージ)を原発近くまで曳航もしています。



さあいよいよクルージングも終わりです。
最後に見えてきたのはYT64「曳船64号」とYT01「曳船01号」(ともに260トン)です。
上で紹介した曳船02号、72号と同型ですね。
港湾施設には欠かせない船舶で、海上自衛隊を支える重要な支援船です。



北吸桟橋は海上自衛隊舞鶴基地の桟橋になりますが、一直線の岸壁に艦艇が停泊します。
それはさながら縦列駐車のようですが、長さ100メートル以上の艦艇がずらりと並ぶ姿は壮観ですね。
こうして約30分のクルージングはおわりました。
とてもエキサイティングでしたがめちゃくちゃ暑かった・・・・

この後昼食を市役所近くのラーメン屋でとりました。
ここのラーメン、めっちゃ美味なんです。
味が濃くて好きなんですよ。
舞鶴に行くと必ずここを利用しています。



さて赤レンガパークに移動しました。
赤レンガパークは市役所や体育館をはさんで結構近くにあります。

こちらは駐車場におかれていたモニュメント。
なんと元ヘリコプター搭載護衛艦「しらね」の主錨です。
すでに退役して北吸桟橋に繋留されている「しらね」ですが、こうやって主錨が置かれているのをみると本当にもう退役してしまったんだなという寂しさを感じます。




舞鶴といえば赤レンガの街というのもやはり納得します。
赤レンガの建造物が数多く残り、赤レンガパークにはそれが集中しています。
ここは映画などでもよく使われています。
「日本の一番長い日」でも使われました。
複数の赤レンガの建造物が集中するこの一帯では市制記念館、智恵蔵、貸館スペース、イベントホールなどに使われています。
元は舞鶴海軍兵器廠倉庫だったので頑丈なんでしょうね。
この日もイベントホールでは結婚式が行われていました。
しっかり地元に愛される施設として根付いてるんですね。

この後は土日の北吸桟橋公開を見学しました。
続く


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舞鶴地方隊 サマーフェスタ2015/
第23航空隊サマーフェスタ2015/舞鶴基地北吸桟橋見学/舞鶴港遊覧船
Posted at 2015/08/16 21:54:13 | コメント(2) | トラックバック(0) | 艦船 | 日記
2015年08月16日 イイね!

夏だ!海だ!舞鶴だ!そして熱中症だ(その1)遊覧船前編

去る7月25、26日と舞鶴に行ってきました。
目的は海上自衛隊舞鶴基地のサマーフェスタです。
横須賀のサマーフェスタは過去に2度ほどいきましたが舞鶴は初めてですし、航空基地も開放されるので楽しみです。
でも不安なことがいくつか。
台風がちょうどこの頃接近していて、影響がありそうだったんです。
直撃はしなくても雨雲の範囲がかかりそうでJRが止まらないか不安だったんです。
よし、展開は中止しよう。
そう思ったのが4日前。
でも何を間違えたのか・・・


あれ?
「まいづる1号」の指定席に。
実は会社の同僚もいくつもりだったらしく、それなら一緒に行くか。
ということになってしまったわけです。
まぁ宿や列車の席は別々ですけどネ。

さて、京都は名古屋からなら

アパッチロングボウで1時間の距離。
何気にちょっと遠いよね。



東舞鶴ではレンタカーを借りました。
たぶんタクシーを使うほうが値段的には安いんでしょうけどフラフラっと移動できる強みがありますものね。
きびきび走るし小回り聞くし燃費もいいし、うってつけのコンパクトカーです☆
でも本当はレガシィを借りたかったんですが無かったんですよ・・・
まぁレガシィ借りると値段も跳ね上がっちゃうわけですが。
舞鶴は今回で何度目だろ?
全快はレンタカー使ってクレインブリッジや引揚記念館、西舞鶴の道の駅や五老タワーなんかもいきました。
レンタカーはお勧めですよ。


さて、レンタカー使ってまず向かったのは市役所方面です。
ここは赤レンガ博物館や市制記念館、赤レンガパークなどが集中していて、駐車場からは海上自衛隊舞鶴基地の桟橋をみることができます。

いやもう絶景ですな♪
遊覧船なんかも出ていて舞鶴を堪能できます。
でも遊覧船の出発までちょっと時間があるので赤レンガ博物館を見学。

ここが赤レンガ博物館です。

舞鶴は帝国海軍の舞鶴鎮守府がおかれていたこともあって数多くの赤レンガ建造物が今も残っています。
そんなこともあって赤レンガ博物館が平成5年に開設されたわけですが、レンガに絞って展示する博物館ってなんかすごいですよね。


うおっ、魚雷!
舞鶴の赤レンガ倉庫群は魚雷庫として使われていました。
この赤レンガ博物館に隣接する建物も舞鶴海軍兵器廠魚形水雷庫でした。
それにしても上からつるされてる魚雷はなんとも不思議な感じです。



こちらはホフマン窯コーナ。
レンガを焼成するための窯を模したもののようですが、結構巨大だったんですね。



入り口にあるモニュメントは元海上自衛隊の護衛艦「いすず」の錨です。
護衛艦「いすず」(満載排水量1750トン)は「いすず」型護衛艦の1番艦で、第1次防衛力整備計画で建造されました。
地方隊向けの護衛艦で昭和36年に竣工し、平成4年に退役しています。

そういえば引揚記念館は工事中で一部の展示が赤レンガパーク内の赤レンガ倉庫で行われているそうです。
う~ん、いってみたかったけどなぁ。


さて、時間になりましたので遊覧船にのりましょう。

この遊覧船は舞鶴港をクルージングするもので期間限定(3月末~11月末)の土日やGW、お盆に1日4回約30分の運行がされます。
それほど大きくない遊覧船なので、クルージング中はデッキを立って移動はできませんので座る席が重要です☆




さぁ胸どきどきクルージングです。
まず見えてきたのはMSC-682掃海艇「のとじま」(満載排水量590トン)です。
海上自衛隊の主力となる掃海艇「すがしま」型の2番艇で平成11年に竣工しました。
掃海艇のシンボル(?)だった黄色いロープを巻いたリールがありませんね。
「すがしま」型は平成3年に行われたペルシャ湾派遣での戦訓からPAP-104機雷処分具、2093型機雷探知機などを導入していますが感応掃海具は常備せずに掃海母艦や陸上基地に用意してあるものを用いることに変更しています。
掃海艇は磁気反応の機雷に反応しにくいように船体は木製ですが後継となる「えのしま」型からはガラス繊維強化プラスチックを船体に用いています。
舞鶴地方隊隷下には第44掃海隊が編成されていて「のとじま」「すがしま」の2隻の掃海艇が就いています。



見えてきたのはえっと・・・舞鶴警備隊かな?
舞鶴警備隊は舞鶴地方隊隷下の部隊で舞鶴区域の警備等を行います。
北吸桟橋にはミサイル艇が配備されていますが、この舞鶴警備隊隷下に第2ミサイル艇隊が編成されています。
舞鶴陸警隊、舞鶴港務隊、警備隊本部、新潟基地分遣隊のほか舞鶴水中処分隊が編成されていて不発弾処理を担当します。



続いて舞鶴教育隊です。
海上自衛隊の新入隊員に対して教育を行う機関です。
海上自衛隊では舞鶴、呉、横須賀、佐世保の4つの地方隊に1個づつ教育隊が置かれています。
ここで履修完了となった後は各地で勤務したりさらに高度な専門教育を受けるために術科学校に入校したりします。
手前にあるのはカッターの昇降機かな?


えっと・・・なんだったかな・・・・



クレインブリッジが見えてきました。
綺麗な白いつり橋ですね。
鶴をイメージして作られたようで全長753メートル、平成11年に開通しました。



こちらは舞鶴航空基地です。
航空基地を海側から見ることが出来るのも遊覧船ならではですね。
海上自衛隊の護衛艦には哨戒ヘリコプターが搭載されていますが、このヘリコプターは護衛艦固有の装備ではなく、航空部隊から派遣されてきます。
舞鶴航空基地は平成13年に運用が開始された航空基地で、第23航空隊が常駐しています。
10~12機程度のSH-60ヘリコプターが配備されていて主に舞鶴基地を定係港とするヘリコプター搭載護衛艦と行動をともにしています。
舞鶴航空基地は日本海唯一の航空基地ですが、港湾施設のすぐ近くにある(外周で走っても車で10分ぐらいの距離)ので利便性もよさそうです。



こちらは北吸桟橋の対岸にあたるところになるでしょうか。
造船施設があります。
ジャパンマリンユナイテッドの舞鶴事業所になります。




本当に巨大ですね。
建造中のパナマックス貨物船です。
タンカーじゃないですよ。
バラ積み貨物船でパナマ船籍の「ELSA S」ですね。
貨物を積んでないので喫水線よりもはるかに低い位置に海面があります。
信じられます?
貨物を積むとこの船底の赤い部分ほとんどが海中なんですよ。
ジャパンマリンユナイテッドは平成25年にユニバーサル造船とIHIマリンユナイテッドが統合されたわけですが、商船や艦艇、特殊船舶などの造船をおこなっています。





護衛艦のようですが何か様子が違いますね。
白っぽく干上がったような感じがしますし、76ミリ速射砲も砲身が取り外されています。
船体には模様が描かれていますし、喫水線から下もずいぶん見えています。
何より昼なのに自衛艦旗も掲げられていません・・・
実はこれは退役した元護衛艦「いそゆき」です。
「いそゆき」は「はつゆき」型護衛艦の6番艦で現役時の満載排水量は4000トン、昭和60年に竣工して昨年平成26年3月に退役しました。
現在標的艦になるための工事の最中のようで、不要な機材の撤去や船体に観測用のペイントがされています。
なんとも寂しいですね。


遊覧船編つづきます。


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舞鶴地方隊 サマーフェスタ2015/
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Posted at 2015/08/16 15:27:37 | コメント(1) | トラックバック(0) | 艦船 | 日記

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