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アスロックのブログ一覧

2016年07月10日 イイね!

浜松広報館 地対空誘導弾等展示イベント

さすがに連続してのであごすてーにはつらいので・・・
たまにはイベントを。

7月9日、10日の2日間航空自衛隊浜松基地に隣接する浜松広報館にて地対空誘導弾等展示イベントがありました。

10日は天気が回復しましたが・・・
私が見に行ったのは9日です。
土砂降りとなって愛知では河川氾濫注意が出たようですが昼頃には小雨になり止んだので広報館に展開しました。

本来なら格納庫の外のエプロンでペトリオットシステムの各車両が展示され目の前で機動展開を行うのですが、9日の土曜はかなりの雨だったこともあって格納庫内からの見学になってしまいました。
雨が止んだ午後も格納庫のドアは閉じられたままなので近くまで寄ることが出来ません。
ということで格納庫のドアのガラス越しですが・・・



あれ?ないはずの柵が・・・・
おわかりだろうか。
窓越しってのがわかりますね(^^;
この車両はペトリオットのミサイル発射機(LS)です。
発射機につけられている箱型のものがミサイルを装填・発射するランチャで、対弾道弾迎撃用のPAC3用になっています。
「イナート」と水色で書かれているので不活性弾(実弾ではない訓練用)ですね。




こちらはレーダ装置(RS)です。
目標の捜索・追尾・射撃誘導を行うレーダー装置です。
巨大な六角形がレーダ素子になっています。
地対空誘導弾ペトリオットは対航空機用のPAC2では誘導方式はプリプログラム+指令+TVM(ミサイルを経由して目標の詳細位置情報を得て情報を地上に送り、地上で誘導計算をしてミサイルを誘導する)を採用していますが、PAC3ではプリプログラム+指令+アクティブ方式を採用しています。
PAC3と従来のペトリオットのミサイルではミサイル本体だけでなく誘導方式まで大きくかわります。



射撃管制装置(ECS)です。
その名の通りペトリオットミサイルの射撃管制を行う車両になります。
ペトリオットシステムはレーダ装置から大出力のレーダ電波を出しますし、ランチャからはミサイルが発射されますから敵に発見されて攻撃を受ける恐れも当然あります。
ペトリオットには攻撃を受けた場合でも要員の損害がないように基本的には無人でそれぞれの車両がそれぞれの任務につきます。
その中でも唯一人員が配置されるのがこのECSになっています。



こちらはアンテナマストグループ(AMG)。
部隊間や他部隊・航空機などとの通信を行うもので、最大30メートルの高さまでアンテナを展開させることができます。



こちらは電源車(EPP)です。
大出力のレーダを使ったり、高度な誘導計算をする必要があるので、それを動かす電力が必要になります。
その電力を供給するのがこの電源車になります。



ペトリオットが展開したところを1枚。
これは広報館の階段からですが、雨天時と言うこともあって格納庫の窓からすぐに見られるようにかなり狭い範囲に見やすいように並べられているのがわかりますね。
今回展示を行ったのは浜松基地の高射教導群で、全国の高射部隊の教導や運用研究などを行う部隊です。


以上、浜松広報館 地対空誘導弾等展示イベントでした。
Posted at 2016/07/10 23:25:12 | コメント(1) | トラックバック(0) | ミリタリーイベント | 日記
2016年07月01日 イイね!

であごすてぃーに流星

であごすてぃーに2連発いくよ。
本当ならこのあと零戦がきますが、これを書いてるときはまだ入手してませんばい。



であごすてぃーに。
10号は艦上攻撃機愛知流星です。



モデルのほうはとにかく「でかい」のひとこと。
本当に大きいんですよ?



「雷電」と比べると一目瞭然。
かなり巨大です。
「流星」は全幅14.4m、全長11.5m。
自衛隊のF-15戦闘機の全長は19.4mなので大きさがイメージしにくいですが、
同時期の戦闘機の零戦が全幅12m、全長9.1mですからふた周りほど大きいことになります。
現用機で比べても
F-16戦闘機・・・全幅9.5m、全長15m
サーブ39グリペン戦闘機・・・全幅8.4m、全長14.1m、
決して引けを取らない大きさだったりします。



「流星改」を前から。
まずめにとまるのは主翼の不思議な形です。
胴体付け根からは外側に下がっていき主脚のとことを境に外側では大きく上に向いています。
こういうのを「逆ガル翼型」などといいますが、これこそが「流星」をあらわしています。
「流星」は空母から出撃して爆撃で敵艦船や基地などを攻撃する艦上攻撃機と魚雷を搭載して敵艦艇を沈める艦上爆撃機の両方を統合した全く新しいジャンルの攻撃機です。
空気抵抗になる爆弾は機外ではなく機内の爆弾倉に搭載しますが、構造上翼は中翼配置になります。
胴体の高い位置に主翼があるのでそのまま水平に主翼を配置すると主脚が長くなってしまいます。
そこで短くまとめるために逆ガル翼型としてるわけです。



モデルのほうはもう少しがんばってほしいところ。
全体的なフォルムはよいのですが、カウルが手抜き(というかカウルの変なところで分割してるのでやたら違和感がある)のと爆弾倉と胴体の隙間が大きい。
でも手ごろな値段で流星改のボリュームのある機体を堪能できますよ。



横から。
巨大な魚雷が目を引きます。
魚雷・・・大きいですね。
九七式艦攻などが搭載した九一式改一魚雷は炸薬785kg、改二魚雷では838kgもあったそうです。
搭載できるのはわずかに1発ですが、命中すれば大型の艦艇でも大きな被害を与えることが期待できたわけです。
モデルの魚雷はちょ~っとがんばってほしいなぁ。
航空機に搭載する魚雷は投下してから海面に落下するまで軌道を安定させる框板という部品が付くのですが、このモデルにはついてません。
残念。




逆ガルの翼につい目が行ってしまいますね。
流星は艦上攻撃機とはいえ、乗員は2名です。
艦上攻撃機は3名で行われるのが普通ですが、ここは「雷撃もできる艦上爆撃機」といったほうがいいかもしれませんね。
爆弾を積む艦上爆撃機と雷撃を行う艦上攻撃機をひとまとめにするというのは当時としては非常に斬新ですがそれには理由があります。
当時艦艇の装甲はドンドン厚くなっていって防禦性能が向上していました。
そうなると艦爆が使う250kg爆弾では威力不足となってしまうので大型の500kg爆弾が必要になってきたわけです。
さらに対空火器を重視してきたので雷撃を行う艦攻にとっては回避する能力やそれに耐えられる強度が求められるようになりました。
つきつめていくと艦攻と艦爆の設計上の違いがなくなってくるわけです。
それならばまとめてしまえというのが流星のコンセプトで、これは戦後米海軍のA1Dスカイレイダー攻撃機がまさにこのコンセプトで大成功するわけです。



主脚の幅間(トレッド)は5.3m。
かなり幅が広いですね。
この大きな主翼にはもちろん燃料タンクが配置されています。
主翼の右側左側それぞれ内翼に4個の燃料タンク+外翼に1個の燃料タンクが設置されています。
航続距離のほうは1850kmと九七式艦攻の2322kmと比べると控えめな数字ですね。



主翼には20mm機関銃が搭載されています。
機銃は九九式艦爆や九七式艦攻にもその後継の天山や彗星にも搭載されていますが7.7mmにとどまっています。
流星の20ミリ機関銃は空中戦ではなく水上艦艇への銃撃用なのですが、重くてスペースも必要な20ミリ機関銃が必要だったのかは議論が分かれると思います。



流星改は800kgの爆弾または魚雷を搭載できました。
エンジンは誉一二型という空冷18気筒エンジンを搭載していました。
1825馬力のパワフルなエンジンで最高速度は543km/hとかなり高速を実現しました。
性能のほうは申し分ない流星改なのですが、実はかなり痛い失敗がありました。
流星の試作発注は昭和16年夏、1号機の完成は昭和17年11月だったのですが、構造強度計算に不手際があったようで要求値を大きく下回る結果になってしまったようです。
そこで全面的な改設計を行い昭和19年春にはようやく要求性能を達成できる見込みとなり昭和20年3月に「流星改」として制式採用されました。
既に戦況は悪化し搭載されるべき空母はなく、聯合艦隊の主力は空母や戦艦ではなく海防艦となていました。
引き渡された機体は本土決戦のために温存され、発出撃は終戦直前の昭和20年7月下旬、しかも特別攻撃だったそうです。
流星はわずか数回の出撃の後に終戦を迎えています。


以上、傑作機コレクション10号「流星」でした。
Posted at 2016/07/01 00:32:05 | コメント(1) | トラックバック(0) | ミリタリー雑誌 | 日記
2016年06月29日 イイね!

であごすてぃーに三式戦闘機(キ61)

前回のUPからずいぶんたってしまいました。
実は今プラモを作ってるんですが、エアブラシを使って塗装しています。
いやぁこれが難しいのなんのって。
しかもいままであまり気にしなかったパーツとの隙間やバリなんかはそこそこやったつもりでもサーフェイサふくと目立つ目立つ。
とりあえずは今は練習のつもりで作っては塗っています。
でも楽しいですね、やっぱ。
スケールは1/72なのでこのであごすてぃーにのシリーズと同じなのですが、わずか20年ぐらいでここまで飛行機って巨大化するのかって驚きます。


さて

であごすてぃーに。



第二次大戦傑作機コレクションの第8号は三式戦闘機(キ61)です。
それにしてもこのシリーズって結構飛ばしますよね。
雷電、零戦五二型、キ43、紫電改、キ84、キ61ですからね。
3号に2号は日本機です。
日本機ファンとしてはうれしいですがペース速くない?



さて三式戦闘機(キ61)ですが、キ43やキ84と比べるとずいぶん印象が違いますね。
先がとんがった機首、胴体下には箱型のものが見えます。
これこそがキ61の特徴です。



モデルのほうは前回に比べるとずいぶんよくなった感じがします。
全体的なフォルムは結構良いんじゃないでしょうか。
ただ胴体下はもう少しどうにかならないかなあという部分はあります。



胴体の日の丸がずれてるぞ~!
これはなんとも残念。
さて、上でキ61は他の機体と比べるとずいぶん印象が違うと書きましたが、横から見ると特徴的ですね。
キ61は液冷エンジンを搭載しているんです。
エンジンは内部で燃料を爆発させてエネルギを取り出しているわけで、猛烈な熱を発生させます。
それを冷やすには空気で冷やす空冷と水で冷やす水冷があります。
飛行機も同じで零戦など当時の日本機では飛ぶことで前方からくる空気を使って冷やす空冷が一般的ですが、水を使って冷やすものもあります。
でも高いところを飛ぶ飛行機の場合、水を冷却に使うと低温で凍ってしまうので不凍液を使っています。
これが「液冷」エンジンというわけです。



零戦やキ43など多くの戦闘機では空冷エンジンを使っていますが液冷は少数にとどまっています。
それは構造が複雑だから。
その中でも川崎は液冷エンジンにかなり熱心で昭和5年に1号機が完成した九二式戦闘機には液冷エンジンを搭載していますし昭和8年の試作機キ5、昭和10年の九五式戦闘機(キ10)、昭和11年の試作戦闘機キ28を開発し、さらに昭和15年に液冷エンジンを搭載する重戦闘機(キ60)と軽戦闘機を開発しています。
この軽戦闘機がキ61ですから川崎は相当な「液冷ヲタ」だったようです(^^)
複雑ということは稼動させることが難しいということ。
実際液冷エンジン機は非常にエンジンの不調に悩まされたとききます。
それでも液冷エンジンを選びたくなるのは空気で冷やすより水(冷却液)を使って冷やすほうが効率が良いので性能を発揮しやすいから。
つまりまともに動けば非常に高性能なのが液冷エンジンってことになります。



若干部品の隙間がありますが、2000円と言う値段を考えればそれほど気になりませんね。
さてこの角度から見ると非常に流麗で機首周りが零戦などとは大きく違うことに気がつきます。
コクピットから機首先端までずいぶん長いですね。
コクピットの一番前方側からプロペラのスピナ先端まで2890mm。
基準位置からプロペラ中心まで2060mmもあります。
機体は共通でより馬力の大きい1500馬力空冷エンジンを搭載する五式戦闘機(キ100)が1718mmですからキ61の機首の長さは特徴的ですね。




後ろから。
雷電にくらべるとはるかに長いですが幅が細い主翼ですね。
キ61の主翼は全幅12m、面積20平方mで翼面荷重は零戦やキ43と比べるとかなり大きい(約1.5倍)なのですが、設計した土井技師は運動性能は翼面荷重を単に小さくすれば良いわけではなく、翼幅荷重にも左右されると考えていたようで弦長を小さくしてその分幅を大きくしてアスペクト比を7.2と大きくした細長い主翼としたわけです。




斜めから。
こうしてみると機首周りはイタリヤのマッキMC202に似てるかもしれません。
これはキ61と同じエンジンを使ってるからです。
キ61のエンジンはドイツのダイムラーベンツのDB601という液冷V12エンジンをライセンス生産したハ40を採用しています。
当時の日本は設計能力は高いものの、安定した品質を確保して生産する品質管理が弱く、しかも複雑で整備も難しかったたことでこのエンジンは不調が多く、稼動させることは大変だったそうです。
しかも当時の零戦などの戦闘機の機体寿命は100時間程度だったそうです。
そりゃそうですよね、今の小型飛行機とかわらない大きさの機体に1000~2000馬力のエンジンを積んで超絶機動をするわけですから。
相当機体にストレスもかかるでしょう。
戦闘機動をするとさらに寿命が短くなったようで、寿命に達した機体は練習や連絡機として使われたり現地で処分されたりしたそうです。
もちろん機体より先にエンジンのほうが寿命に達してしまいます。
キ61がどれぐらいなのか判りませんが、仮に同程度だったとしてニューギニアやフィリピンに展開するとそこまでのフェリー飛行だけで片道数時間飛ぶわけですからエンジンや機体の寿命の何割かが消費されてしまいますし、ましてや高温多湿の東南アジアでは整備もさぞ大変だったんだろうと思います。




さてさっきから気になる機体下の箱型のもの。
これなんでしょう?
これは冷却器(ラジエタ)です。
液冷エンジンは熱交換で熱くなった冷却液を冷やす必要があります。
液冷エンジンは機首まわりをキリっとしぼって空力的に有利にすることができますが、一方で冷却液を冷やす冷却器という荷物がどうしても重荷になってしまいます。
当然重いし空気抵抗になるのでこの処理をミスるとせっかく液冷エンジンを積んでもその利点が全部消し飛んでしまいます。
キ61は胴体下面に反埋め込み式とすることで空力的な問題を解決したようです。
しかし・・・モデルはちょっと再現度がどうにかならなかったんだろうか・・・・?



以上、キ61でした。
Posted at 2016/06/29 00:29:10 | コメント(2) | トラックバック(0) | ミリタリー雑誌 | 日記
2016年06月26日 イイね!

サミットのちょっと前にセントレアにいってきました

1ヶ月ぶりの更新だ・・・
いや、別にすごく忙しかったわけじゃないですよ?
なんとな~くアンニュイな気分だっただけで。


さて、思いっきり「いまさら」ですが、先月末は伊勢志摩でサミットがありました。
普段はサミットのニュースなんて「へ~やるんだ~」程度だったのですが、伊勢志摩って比較的近い場所なので意外と身近なニュースだったりします。
サミットの間、特定空域を万が一の事態に対処するために某基地に戦闘機が展開したり、明野駐屯地に警察のヘリコプターが集結したり、名古屋港にほぼ1個護衛隊群ぐらいの護衛艦・掃海艇が展開してたようです。
鉄道の駅では警察官が警備の目を光らせていましたし、海上保安庁の巡視船が伊勢湾に展開してました。
高速道路では機動隊のバスが結構走ってたようですね。

サミットでは結構な費用がかかったようですが、それでもテロの嵐が吹き荒れる中で我が国ではサミットという格好の標的だったにもかかわらずカンペキに守りきったことやオバマ大統領の広島訪問、サミットにからめて消費税増税延期など上手く「日本のターン!」を利用できて世界に存在感をアピールできたと思います。

さて、せっかく某基地に戦闘機が展開してるのですから見に行・・・きたいのはやまやまですが、休みが取れないので、サミットの前の週の土曜にセントレアにいってきました。
ええ、もちろんMV-22やVC-25やC-17やVH-3Dなんか見てませんよ・・・
なんか私がセントレアに到着する数時間前にはVH-3Dを護衛するMV-22Bの編隊が見られたそうですけどね(;_;)





JALエクスプレスのボーイング737-800です。
以前はちょと閑古鳥が鳴いていたセントレアですが、少しは運行量がもどったのかこの日は比較的多く離着陸があったように感じました。
青空の下で白い機体と響くターボファンの音はなんともいえずいいものです。



特定アジア航空・・・じゃなくて春秋航空のエアバスA320-200
しかしURLを機体に書くのは妙に味気ない。
エアバスA320は上のボーイング737-800とほぼ同規模の機体になりますが、写真で見ると不思議と一回り小柄に見えますね。





さて、奥のほうに目をやると、陸上自衛隊のヘリコプターが複数いるじゃないですか。
さながら「セントレア駐屯地」でした。
海に面しているセントレアだけに後ろが海の状態で複数のUH-60JAやCH-47が翼を休めてる姿はすごく新鮮に感じます。
もちろんサミットでの要人輸送のためです。
陸上自衛隊ではサミットでの要人輸送のため国賓等空輸隊を編成してサミット期間中はセントレアを拠点としていました。



こちらはボーイング787の初号機(ZA001)。
昨年6月にセントレアに到着してここで展示されることになったようです。
この日は貨物機側エプロンに置かれていました。



スターフライヤーのA320-200が着陸。
黒い機体がどことなく豪華(?)な感じがしますね。
垂直尾翼は黒いですが、反対側は白く塗られています。
ところで後ろに何か写ってますね。



海上保安庁の巡視船PL67「あまぎ」(総トン数1300トン)です。
1000トン型(はてるま型)巡視船の7番船で九州南部の東シナ海から鹿児島沖までを管轄する第十管区海上保安本部の所属ですが、サミットの警備活動のために展開したのでしょう。
「はてるま」型は拠点機能強化型の巡視船とされ、小型の巡視艇やヘリコプタの洋上補給拠点としての機能をもっているとされています。
サミット前の4月に発生した熊本地震ではこの「あまぎ」が派遣されています。





キャセイパシフィック航空のボーイング777-200です。
これから離陸のためにランウエイに向かいます。
ボーイング737やエアバスA320などと同じ双発機ですが非常にボリュームのある機体です。
全長63メートル、全幅61メートルですから航空自衛隊のKC-767やE-767のベースになったボーイング767よりも二周りほど巨大です。
誘導路の向こうにはサミットの支援のために展開している陸上自衛隊のCH-47J輸送ヘリコプターの姿が見えます。




キャセイのボーイング777-200が離陸します。
非常に巨大に感じますね。
航空自衛隊の政府専用機(特別輸送機ボーイング747-400)の後継はこの777-200の胴体を延長した777-300ER型が採用される予定となっています。
キャセイパシフィックといえば子供の頃トライスターに乗ったなぁ(しみじみ)
滑走路の向こうにはPLあまぎが見えます。






おや?ヘリコプターが。
陸上自衛隊のCH-47JA輸送ヘリコプターとUH-60JA多用途ヘリコプターが編隊で飛んできました。
間隔がかなりあったので編隊は写せませんでしたが5~6機の編隊でした。
サミットの特別輸送支援の訓練なんでしょう。
背景が海でのチヌークって新鮮な感じがします。




ANAウイングスのボンバルディアDHC8-400ですが上の写真は到着便、下の写真は出発便で別々の機体です。
サイズとしてはYS-11よりも胴体長で長く全幅で短く、乗客で10名程度多い感じでしょうか。
海上保安庁では胴体の短いボンバルディアDHC8-300を「中型飛行機ボンバル300」として採用して捜索・救難用に使われています。



こちらは中国東方航空のエアバスA321-200。
遠目でみると垂直尾翼のマークがなぜか矢印の「←」にみえるんですよ(^^;。
国際線なのに小柄な機体を使っているところに地理的な距離を感じます。



いろいろ話題になっているスカイマークのボーイング737-800が着陸してきました。
背後には漁船が。
こういう風景が見られるのもセントレアならではですね。
ボーイング737-800といえばこれを大改造したP-8ポセイドン哨戒機が最近英国で採用となったようです。
哨戒機ってそれほど大きなイメージはないですけど旅客機並みの大きさだと思うと結構印象変わりますね。





こちらは陸上自衛隊のCH-47JA。
第1ヘリコプター団の第103飛行隊の機体です。
この写真は国際線側のエリアですが、短距離の離着陸をしていました。
到着したサミット参加の首脳を速やかに会場まで移動するための訓練でしょうか?
背景の海が駐屯地ではなく海上空港のセントレアなんだなと感じます。



えっと・・・どこの航空会社だったかな?




デルタ航空のエアバスA330-200がターミナルを離れて滑走路に向かいます。
米国の航空会社なのにエアバスを使うんですね。
ボーイング777より少し小型ですがほぼ同規模の機体になります。
これをベースにした欧州の空中給油機A330-MRTTは米空軍の新型空中給油機計画の候補として一時期採用決定(後に撤回)までいったわけですから興味深いですね。



JALエクスプレスのボーイング737-800が離陸していきます。
比較的小型の旅客機ですが航続距離は6000キロ弱もあるので直線距離ならバンコクやマニラぐらいまで余裕でいけることになります。
短距離路線ではこれぐらいのサイズの機体がちょうどよいのでしょうね。



続いて先ほどのデルタ航空エアバスA330-200が離陸。
大型機らしく航続距離は実に13000キロもあります。
東京ーサンフランシスコ間がだいたい8000キロひとっとびでいける計算になります。




先ほどのANAウイングスのボンバルディアDHC8-400が離陸していきます。
効率のよさそうな6枚ブレードのプロペラが目を引きます。



セントレア沖を警戒活動している巡視船。
え・・・よくみるとこれPLH31「しきしま」(総トン数7175トン)じゃないですか!
横浜基地を拠点にしていますが広域哨戒や東南アジア諸国への派遣などをおこなっています。
伊勢志摩サミットのために伊勢湾に展開してたんですね。
「しきしま」は再処理済みプルトニウム輸送時の護衛用として平成4年に竣工した海上保安庁最大の巡視船で、AS332L1型ヘリコプターを2機搭載しています。
護衛作戦のために建造された巡視船だけに海上自衛隊の護衛艦にも搭載されている対空レーダ(OPS-14)が採用されています。
ガスっていてはっきりとしない写真ではありますが、それぐらいか~な~り遠方にいました。



こちらも海上保安庁の巡視船。
PL-41「あそ」(総トン数770トン)です。
「あそ」型(1000トン型)巡視ふねの1番艦で平成17年3月に竣工しています。
北朝鮮の不審船事件では海上保安庁のPL型巡視船にも速度が必要と認識させられたことから30ノット以上の速力を確保するため船体を軽量化しています。
射撃精度の優れた40ミリ機関銃を装備していますが、今回サミット警備のため展開したのもこれらの能力に注目されたからなのかもしれませんね。





おや?CH-47に動きが。
1機のUH-60JAと数機のCH-47JAが誘導路を進んでいます。
その後UH-60JAを編隊長にして離陸していきました。
来日した首脳を輸送するための訓練でしょうか。
大型の輸送ヘリコプターですから各国首脳を支援するための機材や人員も一度に輸送できそうですね。




上の編隊とは別の機体ですね。
第1ヘリコプター団第104飛行隊のCH-47JAです。
上から見下ろす形で飛んでるCH-47を見る機会はほとんどないですから貴重といえるかもしれません。
陸上自衛隊では昭和59年度から調達を開始して昭和61年度に2機を取得されて以後配備がつづけられ、平成7年度からは燃料タンクを大型化したCH-47JAを調達しています。
現在50数機が陸上自衛隊に配備されていますがその1割以上がここセントレアに集結したことになります。
サミット本番では天候の関係で空輸は行われず陸路で賢島の会場に向かったようですが、このように万全の体制で準備していることはセントレアに降りた各国首脳の目にも止まっていた筈ですから一定の成果があったんじゃないでしょうか。


全日空のボーイング737-800が到着してターミナルに向かいます。
737といえば10年ぐらい前に日本航空の737で名古屋空港(当時)から社員旅行で千歳にいったっけ。
また乗ってみたいですね。



こちらは離陸していくキャセイパシフィック航空のボーイング777-300。
大型機だけに迫力があります。
ボーイング777-200の胴体を延長したタイプで全長は実に74メートル!
まさしくジャンボジェット(ボーイング747)の後継といった風格です。
上のキャセイパシフィックの777-200と比べると胴体が長いのがわかります。
滑走路沖には巡視船「あそ」が見えます。



着陸してきたジェットスターのエアバスA320-200。
国内線でもおなじみになったジェットスターですが、どことなく日本っぽくない炭酸飲料水の缶のようなデザインで興味深いです。
並走してるのは愛知県警の警備艇 愛-2「とこなめ」です。




ひときわ小柄にみえますね。
IBEXエアラインズのボンバルディア CRJ700NGです。
現在三菱重工が開発中のMRJは機体の規模としてはこのCRJに近い感じです。
この乗客100人以下規模クラスの小型旅客機の需要は多いですが既に競合機がいくつもありますが、MRJが強力なライバルを蹴破って世界中の空を飛ぶ日を願っています(^^)




着陸してきたANAウイングスのボーイング737-500。
エンジンにはイルカの絵が描かれています。
エンジンがおまんじゅうのようにぺちゃっとつぶれた形になっているのが面白いですね。



VC-25やMV-22BやVH-3Dも見れませんでしたが、久しぶりに飛んでる多数の飛行機を見ることができて楽しかったです。
やっぱり飛行場はいいもんですね。

Posted at 2016/06/26 23:58:23 | コメント(2) | トラックバック(0) | 航空機 | 日記
2016年05月08日 イイね!

であごすてぃーに四式戦闘機(キ84)

さてGWも終わったわけですが、まだ終わらないのが仕事と部屋の掃除とでぃあごすてぃーにです。

であごすてぃーにWW2傑作機コレクション、今号の7号はこれです。
でん。

四式戦闘機疾風(キ84)です。



パッケージとるとこんなかんじ。


さてモデルのほうですが

どことなくいや~なオーラを感じます。
いやフォルムは問題ないですよ。
しっかりキ84の形を再現してると思います、


自衛隊モデルコレクションのように「であごすてぃーに臭」がぷんぷんするんですよ。
具体的に言えばこの写真、キャノピがえらい浮いてません?
部品の隙間も広い上に塗装も・・・
塗装そのものは悪くないのですが、よ~く見ると胴体と主翼の色が違うんですよ。
主翼の黄色のラインもえらい不自然(丁寧には塗られてるんですよ)ですし、カウルのところの排気管も塗り分けられていない。
そういえば7号から生産国が中国からバングラディシュになったようなので全体的な質が下がったのかな・・・・
8号がどうなるか気になります。




モデルのほうはいくつかむずむずっとするところがありますが実機のほうを。
対米戦争が始まった昭和16年12月の時点で陸軍の戦闘機は九七式戦闘機でした。
まだ一式戦闘機(キ43)はわずかに2個戦隊分40機程度。
重戦闘機の鍾馗(キ44)はまだ制式化もされていない状態。
これはヤバイと思った陸軍は新型戦闘機を昭和16年12月末に中島に試作内示します。
制式発注は昭和17年4月なのですが、初号機の完成は1年以内というムチャ振りだったようです。
キ84は2000馬力級の大馬力エンジンの搭載が求められていました。
隼(キ43)のエンジンが1000馬力級ですからその2倍のパワーです。
大馬力エンジンを搭載すると言うことはそれだけハードルも高い。
1年未満と言うのはかなりきつい・・・・



キ84、なんとなくですがキ43(隼)に似てると思いません?
ほら
これには理由があります。
大馬力エンジン搭載で対米戦争が始まってる中でばたばたしているのに完成までは1年未満。
そこでリスクの高い斬新な設計をやめキ43やキ44を踏襲したわけです。
出来た機体は思いっきり従来機の流れをくむ外観になったわけです。



後ろから。
キ44ほどではないですが、大馬力エンジンを積んで太くなった機体をぎゅっと絞った胴体って感じですね。
キ84は陸軍では大馬力エンジンを搭載して上昇能力と速度性能を活かして爆撃機への迎撃を行う重戦闘機と言う認識でした。
(キ43のように速度性能・上昇能力性能よりも格闘戦能力に大きく重視したものは軽戦闘機といいます)
ところが開発した中島にとっては軽戦闘機、重戦闘機と定義してることに違和感を感じ、その定義にとらわれず連合国軍戦闘機を圧倒できる新型戦闘機を目指して開発したそうです。



重戦闘機なのに主翼が以外にも広く感じません?
軽戦闘機のキ43の118kg/m^2には及びませんがキ84の翼面荷重は185.2kg/m^2それなりに低い値にしています。
上昇力や速度性能だけでなく相応の運動性能を与えていたわけです。


昭和17年4月に正式に試作発注されたキ84ですが初号機は昭和18年3月に完成しました。
性能確認テストでは要求仕様に対してかなり低いものだったようですが、飛燕(キ61)が不調だったこともあって既に陸軍にはキ43の後継はこのキ84しかないこともあって・・・
増加試作機を100機発注したわけです。
だいたい10機程度が相場なのにケタが1つ違うとばい!(最終的には125機だったようです)
それだけ陸軍はこのキ84にかけてたんでしょうね。
終戦までに17ヶ月間におよそ3500機の生産がされ、月平均200機以上というペースでした。
この生産能力は驚異的としか言いようがありません。



キ84は大馬力のエンジンのほかにもうひとつ特徴的なものがあります。
それはプロペラ。
「ペ三二」と言うプロペラなのですが、フランスのラチェ式を国産化したものでピッチ偏向を電気的に行うシステムです。
今まで使ってたものでは2000馬力のパワーを効率よく吸収しきれないという判断で採用されたもので採用されたのですが、調速機を当時の日本の工業力では品質のよいものは作れなかったことや慣れない電器式で現場が整備上問題があったりとかなりのトラブルをかかえていたそうです。
エンジンも大馬力ではありますが熟練工が行う職人技が必要な加工技術が不可欠だったこともあって終始このトラブルに泣かされたそうです。
それでもこの悪い条件の中で中国大陸戦線ではP-51などと互角以上の戦いをしたわけですから搭乗員の練度はもちろんですがキ84の性能が優れていたといえます。


以上キ84でした。




Posted at 2016/05/08 16:02:44 | コメント(1) | トラックバック(0) | ミリタリー雑誌 | 日記

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