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アスロックのブログ一覧

2016年03月02日 イイね!

であごすてぃーに零式艦上戦闘機五二型

気がつけば3月ですよ。
つい先日年が明けたばかりだというのに、はやいなぁ・・・
さて参議院選挙を意識してだと思いますが組合の選挙協力がかなりうざい。
特定の政党の候補予定者について応援カードを住所電話番号付で署名して提出しなければなりません。
しかも自分以外に誰か最低1名書けです。
もちろん強制ですわ。
拒否なんてしようものなら。。。。。なのは社会人なら誰もが想像出来ると思いますがその通り。
自分の名前だけは嫌々書くのはまだしも、最低もう1名って誰をかけっていうんだよ?
個人情報込みで関わりたくもない政党にその応援カードが行くんですから、勝手に名前を書くなんてのはもってのほか。
しかしこういう応援カードなんぞ書かせて、支持率が上がると本当に思ってるんですかね。
むしろ逆効果でしかないのに。
「民主主義を取り戻せ」なんて寝言ほざいてないで自分のとこが強制させてるこれをどうにかしろや。
別の会社の友人もやはり同じようなことを組合から強制されてウンザリしてるようです。
で、誰の名前書けばいいんだ。。。。。?


で。

であごすてぃーに。



・・・まさか買うことになるとは思わなかった。
自衛隊モデルコレクションでさんざん懲りたのに。
でも気がつくと本屋で手にとってレジに並んでいる。
神よ・・・・愚かな私めをおゆるしください。



第2号は零式艦上戦闘機五二型です。
零戦といえばやはり濃緑色の五二型をイメージする人が多いのでこれは順当かな。


サイズは1/72。
一般的な飛行機モデルのサイズですね。
F-15など現用機に慣れるとかなり小柄に見えるサイズですがダイカストモデルだけあって質感はバッチリあります。



全体のスタイルはよい感じです。
1号の紫電改と同じく上面は筋彫り、下面は筋彫り+黒線で凹凸を表現しています。
あ、ちなみにキャノピ後方にあるはずのアンテナがありませんが・・・・
写真撮ってるときにくしゃみしたらぶっとんでどっかにいっちゃったんです・・・(涙)


こちらは実機の零戦(浜松広報館の五二甲型)。


こちら実機(大和ミュージアムの六三型)です。




実機に比べると今回のモデルは機体下面の灰色が妙に緑っぽく、色も濃い気がしますが、このモデルと同じ二〇三航空隊は機体下面は飴色のようだったのできっとこれに近い色だったんでしょう。


五二型で一番の特徴といっていい単管式排気管が表現されています。
悪くありませんね。
若干強調しすぎな気がしないでもないですが、色がちょっと。
モデルでは茶色く塗られていますが実機のように黒鉄色で塗りたいところですね。
カウルがシンプルすぎな気がしないでもないですが、機首周りは1/72というサイズや2000円という値段、ダイカストモデルだということを考えれば十分な出来だと思います。
スピナが赤なのは好み分かれると思いますが。



こうしてみると細い機体に対して主翼が広いですね。
いかにも翼面荷重が低そうです。

零戦は非常に軽量なのも特徴で、自重が1.88トン、正規全備重量でも2.7トンしかありません。
自重はトヨタノクラウンマジェスタとほぼ同じしかないわけです。
全幅11メートル、全長9.1メートルと、車と比べたらはるかに巨大な戦闘機が車と同じぐらいの重さしかないんです。
めちゃくちゃ軽いですね。




横から。
視界が非常によさそうなキャノピ、流麗な機体がよく表現されています。
零戦といえば類まれな機動性を知られていますが、その操縦システムも非常に興味深いものだったりします。
高速で飛べば当然風圧も速くなります。
このとき低速時と同じように舵を切ると、舵を切りすぎちゃうことになります。
つまり過敏なわけですね。
自動車を運転するときを頭に浮かべると判りやすいですが徐行のときはハンドルをそれなりに切りますが高速道路を走るときは軽く切るだけですよね。
大きく切ったら大きく道を外れてドーンですから。
これと同じで低速飛行時と同じ感覚で高速飛行時に操縦桿を動かすと意図した以上に動きすぎてしまうわけです。
現在の航空機はフライバイワイヤで入力信号を読み取ってコンピュータで処理して最適な飛行姿勢にするわけですが昭和10年代にそんな技術があるわけもありません。
そこで零戦はどうしたかというと・・・
舵と操縦桿をつなぐ索(ワイヤ)の剛性を落として、伸び縮みする程度に細くしたわけです。
低速は風圧が小さいので伸びが小さく、舵が大きく動き、高速時は風圧が大きいので伸びが大きくなるので同じだけ動かしても舵が小さく動くわけです。
これで低速から高速まで操縦桿を同じだけ動かしても舵も同じだけ動くようにしたといいます。
これを剛性低下方式というらしいですが・・・
すごい発想ですね。


しかしアンテナがついてないのは寂しい(さんざん探したけどみつからなかった・・・どこにとんでいったんだ!)


3号はドイツ機なので、次は第4号のキ43です。
これはちょっと楽しみなシリーズになりましたよ。
Posted at 2016/03/02 23:39:58 | コメント(2) | トラックバック(0) | ミリタリー雑誌 | 日記
2016年02月14日 イイね!

であごすてぃーに紫電改

ちょっとわけあって今年は早くても秋ぐらいまでイベントにはなかなか行けそうもないかも。
もしかしたら浜松ぐらいにはいけるかもしれませんが丸一日展開になる航空祭は厳しそうです。
仕事のほうはそれほど忙しいわけではないんですけどね・・・・

タイフン浜松にこないかな~



さてほぼ1ヶ月ぶりの更新です。
この間に何気にプロフ画像を2回変えてることに気がつきました?
完璧に趣味です(笑)

さて最近ネットの広告で頻繁に見るので本屋で1冊買ってきてしまいました。

でぃあごすてぃーに。


第二次世界大戦傑作機コレクションです。
自衛隊モデルコレクションで散々だったのに懲りないですね~。
第1号になる創刊号はお約束のように特別価格999円。
2号以降は1998円。
自衛隊モデルコレクションに比べると値段は良心的?



第1号は紫電改。
サイズは1/72でダイカストなので重量感・サイズともにこれは良い!
パパっと見た感じ出来も非常に良いですね。
模型店で売ってる1/72のダイカストモデルと比べても遜色ない出来だと思います。
でぃあごすてぃーにクオリティをイヤというほど実感した身としてはなにやら寂しさもありますが・・・
ということで今回は細かなレヴューはやめて普通に眺めて楽しみました。
あ、別に大戦機のこと詳しくないので細かな違いを指摘できないということはないんだからねっ!!



値段を考えてみてもこれなら満足いく出来ではないでしょうか。
主翼前縁の機銃設置部が妙に浮いているのは御愛嬌。
ちなみに機体下面は筋彫りではなく黒線で再現されている部分もあります。

全80号ということですが、もちろん毎号買うつもりはありませんよ。
だってほしいの日本機ですから(あ。買う宣言してしまった・・・・)
Posted at 2016/02/14 22:46:11 | コメント(4) | トラックバック(0) | ミリタリー雑誌 | 日記
2016年02月14日 イイね!

婆聯隊陰泥

2月14日はバレンタインとかいうようです。
よくわからないので軽くしらべてみました。
地球の磁場によって取り巻く陽子と電子により形成される放射線帯のことのようです。
ここでは強い放射線が飛び交っている大変危険な場所のようです。
なんて恐ろしい。
そういえば科学忍者隊ガッチャマン第53話で登場した記憶が・・・
レッドインパルスの隊長が地上が放射線帯につつまれるのを防ぐために大型ミサイルに乗り込んで息子(ガッチャマン)に正体を明かして最期の別れをするシーンは号泣したものです。
あれは日本のアニメの名シーン中の名シーンといっていいでしょう。
あれ?何の話だっけ?


「はい、あすろっくクン」。
こんな感じで渡されたいなぁ。
陽子や中性子線はカンベンですが。
※X-dayのコスチュームをしてるのは気のせいです。

さて、手元にそれがあります。
ええ、いただきましたよ。
自分でお金を払って(;_;)


でぃあごすてぃーに。
自分で自分に対する贈り物として手に入れたのは空から日本を見てみようDVDコレクションです。
何を隠そう「くもじぃ」ファンだったりします。
今回ゲットしたのは第3号の沖縄編。


これがテレビで放送されたのは2010年8月なのですが、実はその1週間ちょっと前に沖縄旅行したんですよ。
そういうこともあって結構思い入れがあるんです。
しかもこの回はビデオ録画し忘れたので特に。
いや~メチャクチャ懐かしかったですよ。
またいつか沖縄に行きたいですね。

え?自衛隊モデルコレクションが終わった今、今度はこれを毎号買うのかって?
さすがにそろえるつもりはありませんよ、BSジャパンで放送してる「空から日本を見てみよう+」になってからは毎回欠かさずDVDにダビングしてますし。
次買うとすれば長崎編かな?
Posted at 2016/02/14 22:15:43 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記 | 日記
2016年01月16日 イイね!

浜松基地でたっちあんどごーをみてきました

FREET WEEK!で力を使い果たしちゃったのでしばらくの間大型アップはおあづけ(笑)
さて、タイトルそのまんまですね。
ちょっと前に休日出勤の代休ということで平日休みをとったので浜松基地にいってきました。


やっぱりいいですよね、T-4練習機。
地元浜松周辺ではよく頭上を飛んでいるのですが、間近で見たいですものね。
この日は第1航空団の第31教育飛行隊が訓練をやってました。



浜松基地は広報施設の浜松広報館が隣接してるので、そこからフェンス越しで離着陸の様子が見られるので大変うれしい場所です。
浜松基地はランウエイの向こうには工場地帯や商店がみえるので、広報館からランウエイを見るとこのようにランウエイというよりは側道を走ってるように見えちゃいます。



#710がタッチアンドゴーです。
タッチアンドゴーは着地後すぐにパワーをあげて離陸動作に移るのでエンジンは結構な音をするのがお約束なのですが、T-4は元々それほど騒音が大きくないので意外に静かだったりします。
この#710は数回タッチアンドゴーを繰り返してました。
そういえば第1航空団って機番が奇数なのが第31教育飛行隊、偶数が第32教育飛行隊に所属というようなことがありましたが、今は結構混じってますね。



これ600ミリで写してさらにトリミングしてます。
150-600じゃなければ写せませんでした。
T-4のためにこれ買ってよかったぜぃ!
T-4のエンジンはF3-IHI-30というターボファンエンジンを採用してますが推力は1基1.67トン。
数字だけ見ると非力に思えますが自重が3.7トンのT-4の機体に合計3.34トンの最大推力はかなりパワフルです。


タッチアンドゴーを終えて#710が着陸。
脚が接地した瞬間・・・ではなく、これは着陸滑走ですがかなり機首を上げてますね。
F-15戦闘機などでは着陸滑走時に機首を高く上げて空気抵抗を大きくし機体全体をエアブレーキのようにして滑走距離を少しでも短くするようにしています。



2機でコンバットピッチ。
600ミリという超超望遠でもこれが限界。
しかも結構トリミングしてます。
T-4ってやっぱり小柄なんだなぁと感じました。
そういえばT-4って比較的新しい航空機ではあるのですが、初飛行は昭和60年ですから何気に航空自衛隊ではF-86戦闘機より就役期間が長いんです。
F-86Fが昭和30年に航空自衛隊で防空について、最後の1機が引退する昭和57年まで27年間就役していましたが、T-4は今年で初飛行から31年(そのうち平成元年に学生教育が始まって今年で27年)。
部隊運用だけでF-86の就役期間を上回ってしまいました。
T-4はまだ用途廃止は1機も出ていないようですから、T-33練習機の就役期間(昭和30年~平成12年。このうち学生教育は35年間)を超えるかもしれませんね。



先ほどの機体も着陸。
Posted at 2016/01/16 01:05:47 | コメント(1) | トラックバック(0) | 航空機 | 日記
2016年01月10日 イイね!

FREET WEEK!平成27年度自衛隊観艦式艦艇一般公開(10月10日)その6 護衛艦「くらま」、豪艦「スチュアート」編

ではラストです。
一般公開はされませんでしたが、桟橋から護衛艦「くらま」と豪州のフリゲイト「スチュアート」が見えましたので何枚か写真を写してみました。



ヘリコプター搭載護衛艦DDH-144「くらま」(満載排水量7200トン)です。
「しらね」型DDHの2番艦として昭和56年に竣工した大ベテラン艦で、「はるな」「ひえい」「しらね」と4隻就役したヘリコプター3機搭載護衛艦の最後の1隻です。
「しらね」型は昭和56年開催の第15回観艦式から観閲艦を務め、実質的な海上自衛隊のシンボル的な護衛艦です。
艦載ヘリコプターとしては非常に大型になるHSS-2型ヘリコプターを3機、基準排水量5000トン程度(「はるな」型で4950トン、「しらね」型で5200トン)の比較的小型の艦艇に搭載するのは世界でも非常に珍しく、注目を浴びたようです。
また「しらね」型はウエポンシステムをコンピュータで統括した海上自衛隊で初めてのシステム艦でもあります。
艦首から艦尾にかけて「くらま」の流麗な艦影を写したかったのですが、桟橋の長さの関係で写せませんでした。。。



2門の速射砲を背負い式に設置された姿は戦艦を髣髴とさせる優美さを感じます。
マストに見える黒く四角い巨大な板はOPS-12対空レーダで、シースパロー短距離艦対空ミサイルシステム搭載のため三次元レーダを搭載するようになりました。
その手前に2つメッシュ状のパラボラアンテナが見えます。
これは72式射撃指揮装置1型(FCS-1)で、5インチ砲の射撃統制用です。
2門の5インチ砲に2つの射撃指揮装置があるということは別々の目標を同時に対処することが出来ることを意味します。




こちらは艦首に搭載された73式5インチ54口径単装速射砲です。
米海軍のMk42 5インチ速射砲を国産化したもので、「くらま」は2門搭載しています。
射界を確保するため前後の背負式の配置となりました。
艦首側を51番砲、艦橋側を52番砲と呼んでいます。
こちらは51番砲で、砲塔に短波用の空中線が設置されています。



こちらは52番砲。
「こんごう」型のOTOメララ127ミリ速射砲や、「あきづき」型のMk45-mod5 5インチ砲と比べるとやはり大型で、重量は67トンにもなります。
砲の操作、弾庫から砲身への装填は全自動電気油圧式ですが給弾方式は手動なんだそうです。
1分間に35発の射撃が可能でこれはMk45-mod5の20発よりも発射速度は速いことになります。
観艦式の訓練展示では祝砲として空包射撃を行いますが、Mk45-mod5やOTOメララ127ミリ速射砲、OTOメララ76ミリ速射砲といった自動砲は弾頭が未装着の場合エラーとして判断されるため、空包射撃ができないそうです。
現在この73式5インチ砲を搭載しているのは「くらま」、DDH「はたかぜ」「しまかぜ」の3隻のみとなっています。



「くらま」の艦橋構造物。
艦橋手前にあるパイプを組み合わせて設置されているものはハイラインポスト。
洋上補給はハイラインを使いますが人力作業用となっています。
トラスの先端にハイラインを通し、人力で引っ張って使います。
艦橋右舷側にサイレン(?)のようにみえる大型の円筒状のものはOE-82C衛星通信アンテナ。
見切れてしまっていますが艦首側に見える大型の四角いものはアスロックランチャMk112です。
8連装のアスロック発射機で米海軍が開発した装備です。
アスロックは対潜用の短魚雷をロケットの弾頭部に装着したもので、遠方にロケットを使って投射しパラシュートを使って着水すると魚雷の誘導装置で敵の潜水艦に突入していきます。
ちなみに隣に見えるマストは護衛艦「おおなみ」のもの。



マストを下から。
搭載艇の上側に見える白いドーム状のものはスーパーバード衛星通信アンテナ。
白い布が張られているのは「くらま」が観閲艦のため。
安倍晋三内閣総理大臣が乗り込み、観艦式では観閲を行いました。
警備の関係で一般公開されなかったのは残念でしたが、引退間近の「くらま」にとってハレ舞台となりました。



艦構造物中央付近です。
護衛艦の多くは艦橋構造物と後部艦構造物は煙突をはさんで分かれていますが、「くらま」は一体型となっています。
艦構造物の上部で黒く塗られているのが煙突で、前後に2基ありますが、第1煙突にマスト、第2煙突に射撃統制用レーダが設置してあるのが面白いですね。
マストと煙突が一体になっているのをマック方式というようです。
「くらま」の主機はガスタービンではありません。
海上自衛隊の護衛艦では唯一蒸気タービンを用いています。
後部艦構造物は巨大なヘリコプター格納庫につづきます。



艦構造物中央付近、搭載艇の下です。
3本の筒が俵状に積まれているのは3連装短魚雷発射管HOS-301です。
米海軍のMk32短魚雷発射管を国産化した68式短魚雷発射管で旋回操作は人力で行います。
接近した敵潜水艦に対して射撃するもので、73式短魚雷やMk46短魚雷を空気圧で発射します。



第2煙突横には高性能20ミリ機関砲が搭載されています。
ミサイル護衛艦の長射程艦対空ミサイルや個艦の速射砲や電波妨害、短SAMの迎撃をくぐりぬけてさらに突入してくる敵対艦ミサイルを打ち落とす最後の砦ですが、海上自衛隊で新造時から搭載したのはこの「くらま」からです。



艦尾です。
ヘリコプター搭載護衛艦と呼ばれるだけあって非常に広大なヘリコプター甲板と格納庫が目を引きます。
ヘリコプター甲板はSH-60ヘリコプターをタンデムに2機並べることが出来る長さをもっているそうです。
第2煙突が右側に偏って設置されているのがわかります。
その関係もあって搭載する3機のヘリコプターは右側に1機、左側に2機という形になるようです。



格納庫天蓋部。
第2煙突上部にみえる白いドームは81式射撃指揮装置2型(FCS-2)でシースパロー短距離艦対空ミサイルの射撃統制をします。
天蓋上部中央部に「x」型の形のカバーがついている4連装が2セットついたものがシースパロー発射機です。
この発射機の中にRIM-7シースパロー短距離艦対空ミサイルが装填されます。
シースパローはF-15戦闘機に搭載するAIM-7スパロー空対空ミサイルを艦艇用にしたもので、FCS-2から照射された誘導電波によって目標に突入します。
「しらね」型は初めてこのシースパローシステムを搭載した護衛艦で、個艦防空能力を得ることが出来ました。
その手前にはヘリコプター誘導指示用の水平灯などがみえます。



ヘリコプター格納庫を別アングルで。
格納庫の中も広く、汎用護衛艦がヘリコプターを1機(必要に応じて2機)搭載するのに対して、3機を搭載することが出来るだけの広さがあります。
格納庫が小さい汎用護衛艦にはない整備資材や部品などもここに置かれるようです。
格納庫外壁にはいくつもの膨張筏がおかれています。
これは右舷・左舷両側にありますが、基本的に片側だけで乗員全員分を確保されているようですね。



艦尾のヘリコプター甲板の下です。
「くらま」と書かれていますね。
飛行甲板の下は係留装置などが収納されています。



「くらま」を後ろから。
隣は「おおなみ」と「いかづち」ですが、「くらま」はそれとくらべるとずいぶん長く感じますね。
「むらさめ」型、「たかなみ」型の長さは151メートルに対して「くらま」は159メートルと、8メートル長くなっています。
「くらま」の飛行甲板の下に黄色い魚型(?)のものがみえます。
これは可変深度ソナー(VDS)というものです。
海流の温度差によりソナーの音波伝播が悪くなったときにこれを沈めて探知を行うソナーシステムです。
現在これを搭載しているのは「くらま」のみです。




次はオーストラリア海軍のフリゲイト「スチュアート」です。
実は何気にこれを書くのが一番大変でした。
とにかく資料がない。
私は陸自装備なら「自衛隊装備年鑑」と「PANZER」と部隊の公式ページを参考に、海自は「世界の艦船」とその増刊と「自衛隊装備年鑑」「Jships」「イカロスMOOK」を、空自は「自衛隊装備年鑑」「航空ファン」「イカロスmook」を参考にして書いている(何気にwikiは使ってないんだよ~)のですが、オーストラリア海軍の本なんて持ってないですから。
ようやく探して見つかったのが世界の艦船増刊の「世界の大型水上戦闘艦」のみ。
自衛艦とくらべると今回かなり手抜きなのは・・・許してね。



観艦式にはゲストとして外国海軍の艦艇も数隻が参加します。
この日オーストラリア海軍のフリゲイトも横須賀に停泊していました。
153「スチュアート」(満載排水量3700トン)です。
「スチュアート」は「アンザック」級フリゲイトの4番艦として2002年に竣工しました。
「アンザック」級はニュージーランド海軍も採用していて「テ・カハ」「テ・マナ」の2隻を保有しています。
「テ・マナ」は以前名古屋港に寄港・一般公開もされました(恐ろしいことにCICまで・・・)。



艦首から。
桟橋の長さの関係で全体を写せなかったのが残念。
艦橋の手前に艦対艦ミサイル(SSM)発射筒が装備されてるんですね。
このSSM発射筒は4連装が左右1基づつ合計8本搭載されています。
装填するSSMはハープーンで海上自衛隊でも使用されているSSMです。
「アンザック」級はもともとSSMの搭載はしていませんでしたが、2002年から搭載することになったようですね。



艦首には5インチ砲を搭載しています。
ニュージーランド海軍の「テ・マナ」はMk45 5インチ単装砲を搭載していましたが「アンザック」級も同じMk45かな?
砲身が非常に長く感じます。
満載排水量がやや大きい「はつゆき」型が76ミリ速射砲を搭載していますが、この規模で5インチ(127ミリ)砲はかなり大型に見えますね。



艦構造物中央付近です。
艦橋構造物後方にラティスマスト、その後方には対空レーダがあります。
海上自衛隊の護衛艦ではマストよりも前方に対空レーダを搭載しますが、海外ではこういう配置もあるのかと興味深いです。



同じく艦構造物中央付近。
艦橋構造物と煙突の間になりますが、ここには複合艇と搭載艇揚収用のクレーンがみえます。



やはりありました、3連装単魚雷発射管です。
米海軍が開発したMk32でしょうか?
口径324ミリの水上発射管で海上自衛隊のHOS-302と非常に良く似ています。


煙突です。
「アンザック」級の煙突は2基あるのですが、海上自衛隊の護衛艦のようにタンデムに2基あるのではなく、V字型に2基配置しているのが興味深いです。
煙突にはオーストラリアらしくカンガルのマークが描かれていました。
「アンザック」級の主機はガスタービンエンジン1基とディーゼルエンジン1基によるCODOG方式をとっています。
高速航行時には大出力のガスタービンエンジンを使い、低速時にはディーゼルエンジンを使って燃費と速度性能を両立させるシステムです。
「アンザック」級はESSM(発展型シースパロー)短距離艦対空ミサイルをMk41VLSに搭載しますが、これは煙突の後部のヘリコプター格納庫上部に設置しています。
VLSは8セルで、ESSM短SAM専用のようでVLアスロックの装備はないようです。



「スチュアート」を真後ろから。
ニュージーランド海軍の「テ・カハ」級はSH-2対潜ヘリコプターを搭載しますが、オーストラリア海軍の「アンザック」級はS-70B哨戒ヘリコプターを1機搭載します。
「アンザック」級は満載3700トン、全長118メートル、幅14.8メートル、満載排水量では似た規模の海上自衛隊の「はつゆき」型護衛艦は満載4000トン、全長130メートル、幅13.6メートルですから、ずんぐりした印象を受けます。
ヘリコプター格納庫は右舷側にドアがありますが、左側はヘリコプター用弾庫でしょうか?
そういえば高性能20ミリ機関砲がみあたりません。
ニュージーランド海軍の「テ・カハ」級は搭載していますが「アンザック」級には搭載していません。
それぞれの海軍がどういう使われ方をするかなのでしょうが興味深いですね。
以上豪州フリゲイト「スチュアート」でした。


ここからは陸上自衛隊の装備品展示です。

横須賀基地に陸上自衛隊の車両が数台装備品展示として参加していました。
こちらは1/2トントラック。
第31普通科連隊の車両ですね。
いわゆる自衛隊ジープで現在のものは三菱パジェロをベースにしているそうです。



こちらは高機動車。
こちらも第31普通科連隊の車両ですね。
普通科部隊の足として配備された車両で高い路上・路外機動性能をもちます。
10名の乗員を載せることができ、発煙機や近SAM発射機、新短SAM発射機、対戦車ミサイル搭載型などさまざまな派生型もありますね。



こちらは3 1/2トントラック。
いわゆる大型トラックで人員や物資輸送などに使われる自衛隊で最も目にすることが多い車両です。
こちらも第31普通科連隊の車両で人員なら22名を載せることができます。


こちらは軽装甲機動車。
普通科部隊などに装備され戦場機動などに使用される装甲車です。
固有の武器はありませんが小銃や機関銃を車載射撃したり、軽対戦車誘導弾を車上射撃することが出来ます。
こちらも第31普通科連隊の車両ですね。


こちらは82式指揮通信車。
戦後国産初の装輪式の装甲車両で、特科部隊や普通科部隊に配備され部隊間の指揮通信に用いられます。
こちらも第31普通科連隊の車両です。



自衛隊は高い練度と士気、優れた装備をもっていますが食事がなければ動けません。
こちらは野外炊具1号です。
200人分の主食や副食を概ね45分以内に同時に調理できる炊具で、炊飯、汁、焼、煮、揚、炒といった調理が可能な万能調理用装備です。





おまけ。

横須賀基地の駐車場にいたグランドエスクード。
護衛艦隊の業務車ですね。
護衛艦隊は横須賀に司令部をおく組織で、自衛艦隊の隷下になります。
人員1万人以上、48隻の護衛艦と16隻の艦艇からなる海上自衛隊の中核をなす組織で、4個の護衛隊群、第1海上補給隊、第1輸送隊、海上訓練指導隊群などによって編成されています。



以上、FREET WEEK!平成27年度自衛隊観艦式艦艇一般公開の模様でした。




平成27年度自衛隊観艦式一般公開
その1/その2/その3/その4/その5/その6


Posted at 2016/01/10 16:54:01 | コメント(0) | トラックバック(0) | ミリタリーイベント | 日記

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「佐久間挺長ほか潜水艇の慰霊塔がある鯛の宮神社は呉のタクシー運転手さんも知らない場合もあってちょっと行きづらいのですが、あのあたりは安芸地震で結構被害受けたみたいで爪痕がまだ残ってたりします。」
何シテル?   06/23 21:17
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