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アスロックのブログ一覧

2015年08月01日 イイね!

浜松広報館地対空誘導弾ペトリオット展示(その1)

去る7月11日と12日に静岡県の航空自衛隊浜松基地に隣接する浜松広報館にて地対空誘導弾ペトリオットの展示が行われました。

ペトリオットは米陸軍が開発した極めて高度な地対空ミサイルシステムで、我が国では航空自衛隊が導入して全国の高射隊に配備しています。


ズラリとならんだ車両群。
ペトリオットはシステムを車載化することで迅速に展開することができます。




こちらがミサイルの発射機です。
大型のトレーラに発射機が搭載されていますが、右と左で装填されているコンテナが異なるのが判るでしょうか?
ミサイル本体の長さは5mありますので、トヨタのクラウンよりも長いことになります。
それが積まれているわけですからこの車両の巨大さがわかりますね。
今回は通常の対航空機迎撃弾を装填したコンテナ1基と対弾道弾迎撃弾を装填したコンテナを4基搭載しています。



こちらはレーダ装置です。
やはり巨大な車両ですね。
天井のようにみえる巨大な板がフェイズドアレイレーダになります。
展開時にはこれを立てて目標の捜索・射撃指令をおこないます。



発射機を牽引する牽引車。
あの巨大なトレーラをこの特大型トラックにより牽引します。
レーダ装置もほぼ同じ車両で牽引します。
「浜基」とかかれた下のウインカ横に見えるのは灯火管制時に使うライト。




牽引車の運転席です。
運転席そのものは基本的に民間の特大型トラックと大きな違いはないそうで、3席が並列に並んでいます。
後部には鉄帽や小銃などをおくスペースが設置されています。



こちらは電源車。
ミサイルは電子機器の塊ですが、レーダを動かすのも発射機を動かすのも電力が必要です。
電力を安定的に供給させるのが電源車です。



アンテナマストグループ(左)と射撃管制装置(右)
これらの装置によりペトリオットは構成されています。
装置を車載化しているのと同時にこれだけ高度な地対空ミサイルシステムなのにわずかこれだけの車両で完結できてしまうのがペトリオットの特徴です。
実際にはミサイル発射機を複数用意したり予備ミサイルを輸送する車両や人員輸送車両、データ中継車両などが展開するとされています。



こちらは軽装甲機動車です。
ペトリオットシステムのひとつ・・・というわけではないですが、有事の際に展開したとき、周辺の警戒や陣地の警備を行う装甲車両になります。
陸上自衛隊で使用されている者と基本的に同じですが航空自衛隊では基地防衛用として平成16年度から配備されました。


3 1/2トン水タンク車とトレーラ1トン炊事車。
基地の中だけでなく、移動して陣地を作り展開を行う場合もあります。
射撃訓練以外にも有事の際に展開する場合は十分あります。
実際北朝鮮による弾道弾発射事件では航空自衛隊のペトリオット部隊が基地から移動して陣地を構築、迎撃にそなえました。
省力化されたとはいえ、ミサイルシステムを動かすには多くの人員が必要です。
そして人員がいればもちろん「食事」も重要な要素です。
隊員が野営を行うには食事と飲料水は必要不可欠。
調理が野営陣地で行えるように調理器具を装備した炊事車も随伴します。




こちらは待機車1号です。
野外展開時に要員の待機場所や仮眠・休憩をとる車両で移動時は32名の人員を輸送することが出来ますが、車内の折りたたみ式3段ベッドを展開すると合計24名分のベッドになります。



待機車の中に貼られていたプレート。
力強いメッセージが頼もしいですね。
今回展示を行った部隊は高射教導群です。
浜松基地に常駐している部隊で、全国の航空自衛隊の高射部隊の教導を行う部隊です。



ペトリオットの車両には航空戦術教導団のマークが貼られていました。
航空戦術教導団は平成26年に発足したばかりの部隊で、戦術の調査研究や戦闘機、電子作戦、高射、基地防衛などさまざまな機能を組み合わせて全国の自衛隊部隊に訓練を行い、全体のレベルアップをはかる部隊です。
戦闘機は飛行教導群(アグレッサー飛行隊)、高射は今回展示を行った高射教導群といった部隊を隷下にしています。
どんなに高性能な戦闘機やミサイルを装備していても、性能が高くなればなるほどそれを使井こなす能力も求められます。
実戦に即した戦術の元でどのように使うかの研究や教導、重要そうですね。



ではこれより機動展開の展示を行います。
その準備のために一度各車両が展示場所から離れていきます。



機動展開展示の前に・・・・
高射部隊について。
航空自衛隊は敵の航空機や艦艇に対して戦闘機部隊で対処しますが、それだけでなく高射部隊も航空機やミサイルに対して対処をして補完しています。
高射部隊とは高射砲を用いて対空射撃を行う部隊ですが、現在の高射砲といえばもちろん地対空ミサイルを用いています。
航空自衛隊では大都市などの重要地域を守るために高射部隊がペトリオット地対空ミサイルを、敵の攻撃からレーダサイトや基地を守るために基地防衛隊が短距離地対空ミサイルや対空機関砲、携帯地対空ミサイルを装備しています。
高射部隊といえば陸上自衛隊にも高射部隊はあります。
陸上自衛隊では高射特科部隊が師団や旅団を守る近距離地対空ミサイルや短距離地対空ミサイル、それよりも広い範囲を改良ホークや中距離地対空ミサイルが担当しています。

航空自衛隊が使っているペトリオットは米陸軍で開発された防空ミサイルですが、実は米軍ではペトリオットミサイルは空軍ではなく陸軍が運用しています。
空軍は戦闘機などを、陸軍が高射砲をという区分けなんでしょうね。
ナイキ地対空ミサイルを導入する際、やはり長射程の地対空ミサイルはどちらが担当するべきかということになりましたが、結局大都市などを守る長射程地対空ミサイルは航空自衛隊が、陸上部隊や戦域の防空は陸上自衛隊が担当することになりました。

航空自衛隊の高射部隊は全国に6個の高射群があり、1つの高射群には4個の高射隊が置かれています。
航空自衛隊は昭和60年度よりペトリオットの整備に着手し、平成6年度に配備が完了しました。
ではペトリオットの前はどんな防空ミサイルだったかというと・・・・



地対空誘導弾ナイキを運用していました。
航空自衛隊は核兵器を搭載したソ連の戦略爆撃機から守るために高高度まで届く地対空ミサイルが必要でした。
まず昭和37年に米陸軍からナイキアジャックスという地対空ミサイルが移管されて運用をしていましたが、その後継として開発されたナイキハーキュリーズを国産化したナイキJを昭和45年から配備をはじめ、平成6年まで使用していました。
見るからに「ミサイル」という感じですね。
あの「長沼ナイキ事件」(ソ連からの戦略爆撃機を使っての核攻撃が差し迫っていた問題だったときに一部の左翼活動家がナイキ基地建設を妨害しようと裁判を起こした事件)で有名になったミサイルです。
このナイキJですがミサイルの長さは実に12.5メートルという非常に大型で、二段式になっています。
4本のロケットブースターが束ねられた第1段ブースターの上にミサイル本体がセットされていて、上昇高度は45000メートル、射程は130kmという長大な射程をもっていました。
後継のペトリオットの全長は5メートル強ですからずいぶん小型化されたんですね。
写真は浜松広報館の野外展示場に展示されているナイキJです。
誘導は無線指令誘導で、地上からレーダで目標を探知して、無線でミサイルに指令を送り撃墜するシステムです。


こちらはレーダ統制トレーラです。
複数のレーダと接続してレーダの統制を行う装置です。


こちらは捕捉レーダ(ACQ)です。
目標の捜索と捕捉を行い、目標の現在位置を確定するレーダ装置です。
さらに目標を追尾する目標追尾レーダと目標距離レーダに情報を送り、目標の位置情報を把握します。


こちらはミサイル追随レーダ(MTR)です。
ナイキの誘導は無線指令誘導なので、現在のミサイルの飛行位置を確実に抑えることが必要です。
それと同時にミサイルに舵を切る指令や炸薬を作動させるなどの指令を送るレーダです。
このようにレーダといってもミサイル運用のためには目標の捕捉、追尾、距離測定、追随と複数のレーダが必要になってきます。
ペトリオットはこれら複数のレーダはひとつのレーダ装置にまとめることができました。
ミサイル発射機等地上設置型ではありますが車載にもできたようです。
とはいえミサイルシステムが非常に大規模なので移動して展開するには時間がかかりそうですね。


では次はペトリオットの機動展開の様子を。


続く!



_________________________

浜松広報館ペトリオット展示その1/その2


Posted at 2015/08/01 16:32:57 | コメント(2) | トラックバック(0) | ミリタリーイベント | 日記
2015年07月27日 イイね!

でぃあごすてぃーに62

そういえば技術研究本部が開発している実証機(AT-DX)が8月に公開のようですね。
航空祭で地上展示されることはないでしょうけどどんな航空機になるのか非常に楽しみです。
な~んかマスコミはよく理解していないのかこのAT-DXがそのまま国産戦闘機になるみたいな勘違いしてたりそういう解釈ができる記事かいてますがまったく間違いですからね。
ステルスとはどういうものなのか、高機動とはどういうものなのかを研究して設計して、それが計算値どおりなのかを実証するための航空機です。
国産戦闘機を開発するのであればもちろんこのAT-DXで得られたデータは活用されるでしょうけどね。

でもまずはその前に

であごすてぃーに。



62号はAH-1S対戦車ヘリコプターです。
え?まだ出ていなかったの?と思いますがそうなんです。
頭にぱっとうかぶまだ出ていないメジャーな自衛隊装備だとDD「あさぎり」、OH-6観測ヘリコプター、CH-47J輸送ヘリコプター、政府専用機、03式中SAM、改良ホーク、81式短SAM、軽装甲機動車、U-125A救難捜索機、SH-60J哨戒ヘリコプター、V-107救難ヘリコプター、FH70りゅう弾砲、DDH「いずも」ですが、はてさて?
ちなみに63号はなぜか74式戦車改だぞ。
あいかわらずそうきたか・・・だぜ。


さて

AH-1Sです。
パッと見たところC-NITE仕様でしょうか。


こちらがモノホンのAH-1S。
いつぞやの富士総合火力演習で写したものです。

では具体的にケチを・・・じゃなくて細かく見ていきましょう。

横からです。
全体のプロポーションはいい感じ。
でも私には許せないところがあります。
胴体の日の丸、おもいっきりズレてるやんけ!!



AH-1Sはこの角度から見るのが美しい。

こちらは実物。
まぁ気になりますよね。
後部座席のキャノピーの枠がない!
なぜこんな目立つところ塗り忘れてるんだい?
ワイヤカッタまでちゃんとつくっておいてなぜ肝心なところを塗り忘れるんだ。



前から。
AH-1Sの思いっきり小さい胴体幅をよく再現してると思います。
それはいい。
それはいいんだ。
でもなぜハイドラ70ロケット弾発射機を銀色に縫ってるんじゃい?
それと機首のこの目立つ黄色は何?
であごすてぃーには必要なところを塗り忘れて、アクセントのつもりなのか本来無いところに目立つ別の色を塗る傾向があるなぁ。



かっちょいいですね。
いかにも飛び掛ろうとする毒蛇のように実に鋭く感じます。



後方から。

こっちは本物。
後方から見る姿もしびれますね。
スタブウイングには実物にははいっていないウオークラインがなぜか塗られていますが。
それと排気口まわりがなんか変。
こんなにぎざぎざしてないよ?



さて一番の問題部分。
機体のお腹になる部分ですが、なぜか緑1色で塗られてます。
こんなとこ手抜くなや。
それと機関砲の出来が大変悪い。
スケールの関係で3砲身の20ミリ機関砲がうまく再現できてないのは仕方ないですが、付け根がすげー変。
何この要塞砲みたいなターレットは?


ついでに本誌のほうでも誤記があるぞ。
「キャノピーが角ばっているのはAH-1Sだけでそれ以外のAH-1シリーズは曲線型のキャノピーを持っている」
・・・ちがうからね?
そもそも陸上自衛隊のAH-1SはAH-1「S」ではないんです。
AH-1Fの規格に該当します。
AH-1Sの量産型を近代改修型にしたものがAH-1Fで、陸上自衛隊はこれをAH-1Sという形式で整備しています。
なので「AH-1Sシリーズ」が正しい。

さぁ・・・・もうあと8冊か・・・
面倒だ全部買うかw
Posted at 2015/07/28 00:21:28 | コメント(3) | トラックバック(0) | ミリタリー雑誌 | 日記
2015年07月27日 イイね!

であごすてぃーに61

最近いろいろあってであごすてぃーにの更新が遅れていますが・・・・
いやいろいろあるのよw
それはともかく・・・
夏休みの予定ですがキャンセルしました。
いや~熱中症が心配で。
今回の舞鶴では36度ということもありましたけど、その気温に行くまでにすぐに熱中症になってしまったわけでもう少し体質改善しないと厳しいなと。
まぁ正直言っていくところも特になかったわけですが。



であごすてぃーに。


舞鶴サマーフェスタに合わせたわけではないですが、61号は護衛艦「はつゆき」型です。


こちらが実物の「はつゆき」型。
コンパクトながら重装備で威風堂々としていますし実に流麗ですね。
さぁ今回の出来は?



大きくは違っていないはずなんですが何か・・・・変?



スケールがスケールだけにディテールを求めるのは酷ですが、それを無視したって・・・
アスロック発射機と前部艦構造物がえれぇ雑。


前から見ると例のごとくマストがふにゃふにゃなのですが・・・
まぁこれは仕方ない。
やたら太いけど。
でも衛星通信アンテナがピンポン玉みたいだったり、黒く塗ったウォークラインは不要だと思うよ?



雰囲気は出ていますね。
艦前方~中央は非常に重そうなのに後部は広大なヘリコプター甲板ですっきりしたフォルムを再現してると思います。



後部から。
ヘリコプター格納庫はシャッタをとじてますね。
ヘリコプター甲板の1段下にはシースパロー発射機がありますし特徴がよく出ています。
ただヘリコプター甲板は分厚いプラスチックの板という感じがしてどうも・・・
まぁスケール的にこうなってしまうのは仕方ないのですけどね。



こうしてみるとコンパクトな船体に広大なヘリコプタ甲板と格納庫を装備して、速射砲とアスロック発射機、シースパロー短SAMにSSMにCIWSと重武装なのがよくわかります。
モデルではいまひとつわかりませんが「はつゆき」型は短魚雷発射管もありますのでメチャクチャ重武装です。
最新の「あきづき」型もこの武装を踏襲(発射機がMk41 VLSになったことでアスロックはVLAに、シースパローがESSMになりましたが)した上で排水量が2000トン大きくなりましたのでずいぶん護衛艦も変わったんだなと感じますね。



「はつゆき」「むらさめ」「たかなみ」「あきづき」を並べてみました。
同じ汎用護衛艦というジャンルですがどんどん大型化していることがわかります。
また「むらさめ」以降は艦首の巨大なバウソナーが目立ちます。

さて・・・本誌のほうですが、あいかわらず「?」です。
「護衛艦隊は4個の護衛隊群に分けられ」
ちょっとまった!護衛艦隊には4個の護衛隊群に加えて直轄の輸送隊や補給隊、地方配備の護衛隊があるわけで表現がおかしい。
さらに「護衛隊群は横須賀に2つと呉、舞鶴、佐世保に1つづつ配備され」・・・
ちょっとまった!いつ5個護衛隊群になったよ?
確かに横須賀に2個護衛隊群がありましたが、そのうちの1個が呉に移動したのが今の第4護衛隊群ですぞ?
さらにいえば主要艦艇の配備といいながら「配備は定係港ではなく護衛隊司令部が配置されている場所を示す」
となっていて変ですし、しかもなぜかDDHが舞鶴ではなく大湊になってるぞ?
う~ん、さすがであごクオリティだぜ・・・
Posted at 2015/07/27 02:12:08 | コメント(2) | トラックバック(0) | ミリタリー雑誌 | 日記
2015年07月19日 イイね!

だらだら~っと夏休みしてきました

台風11号が消滅して昨日・今日と珍しく雨が降りませんでした。
このまま梅雨もあけちゃえばいいんですけど、年によっては梅雨明け宣言しても雨が降り続いたりしますよね。

それはともかくせっかく土日に晴れたので

レヴォーグでミニドライブとしゃれこみました。

目的地はここ。

やっぱり広報館ですよね。
既に100数十回来てるので特に写真も撮っていませんが、

C-46や


ナイキを見ると心が洗われます。
普段よほど心が汚れてるのでしょうかw


でも一番心が洗われたのはこれ。
ハンガーに展示してあるF-1の風防です。
実は非常に状態が悪く、変色どころか白く濁ってしまっていたわけです。
そこで春の戦闘機地上展示の頃だと思いますが、風防が外されてしばらくかなり寂しいすがたになっていました。
それが先週のペトリオット地上展示のときに行ったら見事復活してました。
今日改めて聞いてみると状態の良いものを探して交換したそうです。
やはりキャノピと風防は綺麗なほうがいいですものね。


ゲートガーディアンのF-86Fとツーショット。
・・・・こんなマジメにカーライフしてる写真、初めて写したかも・・・・
ちなみにアングル的に他の利用者の迷惑無視した場所に車を停めて写したように見えますがもちろんそんなこともなく、駐車場が満杯だったのでバス駐車場側に停めても良いことになったわけです。
うまい具合に誘導された場所から写せたわけです。
しかし・・・・
やはりコラしないとちょっとつまらんねw


時間がまだあったので海へ。

「あすろっく~はやくおいでよ~」
「まてまて~」
「あははっ」
「うふふっ」
という脳内彼女とビーチでデート。
あれ・・・おかしいな・・・涙が出てきた。




その後は巨大なうなぎパイをたべて


不審者に黄色い銃を向けられ



お昼は中華料理店で。
八事ソーセーヂと酢豚です。
特定アジアは苦手ですが、中華料理は結構好きなんです。
八事ソーセーヂには付属のネギをいっしょに食べるのでしょうけど、最初にソーセーヂをパクパクたべてしまったのでネギだけをまとめて食べることに。
う~口の中がまだネギくさいw
今度はショウロンポウをたべにこよう。



おなかもいっぱいになったので中古ショップで仮面ライダーフォーゼグッズを買いあさりーの
むふふな同人誌を5冊ぐらい買い~の






JDAM(Joint Direct Attack Munition)の弾着と高射機関砲の対空射撃をみて

だら~っとした週末をすごしました。
そういえばどこにいってもガキンチョが多かったのは今日から夏休みだからなんですね。
いいなぁ・・・・


はっ!
今回は何のオチもないフツーの日記だった。
そうか、私のブログで一番足りないのはこういう記事か・・・・w
Posted at 2015/07/19 22:15:11 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日記 | 日記
2015年07月12日 イイね!

YYのりものフェスタの日(6月13日)の横須賀

さて、YYのりものフェスタ(6月13日)では護衛艦「いずも」を見学したわけですが、その際に横須賀でみられた艦艇をチラっと写してきました。

まずはヴェルニー公園から。

「おやしお」型潜水艦(水中排水量3500トン)がいました。
「おやしお」型は海上自衛隊の主力になる潜水艦で合計11隻建造されました。
防衛大綱で潜水艦勢力を従来の16隻から22隻に拡大することがきまったため、逐次寿命延長工事が行われるようです。
最近1番艦の「おやしお」が練習潜水艦に種別変更となりましたが現役の潜水艦を練習潜水艦にすることで現役潜水艦と同じ訓練・教育を行うことができますね。



横須賀は海上自衛隊の基地に米海軍施設が隣接していますが、海上自衛隊の潜水艦部隊(第2潜水隊)は米海軍施設側にあります。
手前は「そうりゅう」型潜水艦(水中排水量4200トン)、後ろは「おやしお」型です。
よ~くみると2つのタイプの違いがわかります。
一番特徴的なのが艦尾の舵で「そうりゅう」型は水上に2枚傾いて出ています。
「そうりゅう」型の舵はX字配置になっていて従来の潜水艦に対して運動性の向上が見込まれているそうです。
「そうりゅう」型はセイルの付け根が大きなR形状がつけられています。
整流と水中放射ノイズ低減のためのカバーとされています。



ヘリコプター搭載護衛艦DDH-183「いずも」(推定万歳排水量26000トン)とミサイル護衛艦DDG-174「きりしま」(満載排水量9500トン)です。
いやぁ「いずも」の巨大さには圧倒されます。
横須賀には竣工以来DDG「ひゅうが」が第1護衛隊に配属されていましたが「いずも」竣工で「ひゅうが」は舞鶴に転籍となっています。



DDG「きりしま」。
「こんごう」型ミサイル護衛艦の2番艦として平成7年に竣工した我が国2番目のイージスシステム搭載護衛艦です。
従来の護衛艦と比べると艦構造物が非常にボリュームがあります。
艦橋下にみえる白っぽい六角形の板がイージスシステム艦の象徴ともいえるSPY-1レーダです。



ではここからは「いずも」飛行甲板から見た艦艇を。
「いずも」の飛行甲板は結構高い位置にあるので、ヴェルニー公園からとはまた違った風景がみられるのがいいですね。

大迫力ですね。
上の「きりしま」ですが、逸見岸壁の「いずも」からみるとこんな感じに見えます。
隣は護衛艦DD-110「たかなみ」(満載排水量6300トン)。
「たかなみ」型護衛艦の1番艦で平成15年に竣工しました。
「きりしま」と比べると艦構造物がコンパクトに感じます。
「きりしま」と同じOTOメララ127ミリ単装速射砲が装備されています。


こちらは護衛艦DD-116「てるづき」(満載排水量6800トン)です。
「あきづき」型護衛艦の2番艦として平成25年に竣工しました。
「たかなみ」型の拡大発展版ですが艦構造物は「こんごう」型に近い感じがします。
これは射撃統制レーダの射角を確保するためです。
「あきづき」型の射撃統制レーダはFCS-3という国産の新型射撃指揮装置が使われていて、発展型シースパロー(ESSM)の管制を行います。
「あきづき」型は「たかなみ」型と同じく汎用護衛艦ではありますが、大きく異なるのは艦対空ミサイルの使われ方です。
ミサイル護衛艦は長射程のスタンダードミサイルを使って弾道ミサイルや艦隊全体を守ります。
艦隊を守るので「艦隊防空」といます。
汎用護衛艦に搭載されているシースパローやESSMは敵の攻撃から自分を守るためのミサイルです。
つまりミサイル護衛艦が撃ちもらした敵のミサイルを迎撃するのが汎用護衛艦の対空ミサイルでこれを「個艦防空」といいます。
「あきづき」型はその中間で僚艦を守る「僚艦防空」を担当する護衛艦です。
イージスシステム艦が弾道ミサイル防衛任務につくと、イージスシステムは弾道ミサイルの追跡や射撃統制にかなりのリソースを使うことになります。
その間は高い防空能力をもつイージスシステム艦といえども脆弱な状態になってしまいます。
そのため「あきづき」型はイージスシステム艦を守る高い防空能力を付与されています。



こちらは多用途支援艦AMS-4305「ひうち(満載排水量1400トン)です。
訓練支援や輸送、救難活動などさまざまな用途に使われる支援艦で「ひうち」型多用途支援艦の5番艦として平成20年に竣工しました。
後ろにチラッとうつってるのは特務艇ASY-91「はしだて」(満載排水量490トン)。
いわゆる迎賓艇ですが、阪神大震災の教訓で指揮支援や医療・給食などの災害派遣能力もあります。




こちらは上で紹介した潜水艦「おやしお」型と「そうりゅう」型。
手前の「そうりゅう」型が白煙を出してるのはディーゼル発電機の排気でしょうか?



こちらも「おやしお」型。
海上自衛隊の潜水艦はかなり大型で、この「おやしお」型の基準排水量は2750トン、満載排水量3500トン。
「はつゆき」型護衛艦(基準排水量2950トン)に迫る排水量です。
比較的大型の通常動力潜水艦のスペイン海軍のS80A型(水中排水量223トン)、ロシアのキロ級(水中排水量3125トン)と比べても一回り規模が大きく、フランス海軍のリュビ級原子力潜水艦(水中排水量2713トン)よりも排水量が大きいことになります。



こちらはYO-35「油船35号」(載貨重量490トン)です。
港湾内の艦艇に燃料を補給するための船舶で船体内に6つの貨物油タンクを装備していてタンク容量は560klとされています。



さまざまな支援船がいました。
手前はYT-95「曳船95号」(排水量260トン)。
いわゆるタグボートで艦艇の入出港支援を行います。
その後方にいる上陸舟艇のようにみえるのはYF-2135「交通船2135号」とYF-2124「交通船2124号」(排水量25トン)です。
基地内や隣接する基地への人員や貨物を輸送するための船舶です。
その隣はYF-2142「交通船2142号」、YF-2143「交通船2143号」、YF-2146「交通船2146号」、YF2154「交通船2145号」(排水量6トン)。
人員輸送用で30名の人員を輸送できます。
さらにその後方にはYT-65「曳船65号」(排水量260トン)がみえます。



米海軍の艦艇の多くは施設の影になって見えませんでしたが、いくつかを。
ミサイル駆逐艦DDG-85「マッキャンベル」(満載排水量9302トン)です。
アーレイバーク級フライトⅡA型のイージスシステム搭載駆逐艦で、艦尾にはヘリコプター格納庫を装備しています。
海上自衛隊の護衛艦「こんごう」型と比べると艦構造物の背が低く感じますね。
海上自衛隊はイージスシステム艦に司令部能力を持たせるため司令部施設を設けているのに対して、主要水上戦闘艦艇のほとんどがイージスシステム艦でしめる米海軍はワークホースとして使っている運用上の違いからきています。




なにやら不気味ですね・・・(^^;
これ一目見ただけでは艦艇には見えませんが、黒いのは煙突、その手前の巨大な白い四角形はレーダです。
ミサイル追跡艦T-AGM-25「ハワードO.ローレンツェン」(基準排水量12645トン)です。
2012年に竣工して2014年から実働状態にはいったばかりの新鋭艦でXバンドとSバンドの巨大なアクティブフェイズドアレイレーダを搭載して弾道ミサイルの追跡・データ収集を行います。


以上、YYのりものフェスタが行われた6月13日の横須賀でした。
Posted at 2015/07/12 21:58:02 | コメント(2) | トラックバック(0) | 艦船 | 日記

プロフィール

「佐久間挺長ほか潜水艇の慰霊塔がある鯛の宮神社は呉のタクシー運転手さんも知らない場合もあってちょっと行きづらいのですが、あのあたりは安芸地震で結構被害受けたみたいで爪痕がまだ残ってたりします。」
何シテル?   06/23 21:17
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