目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
梅雨を含めた放置期間の長さにより、各部から一斉にサビが発生している新型レッツG。特に目立つのは、やはりメッキ仕上げのグラブバーの腐食。
画像は、その様子。もはや溶接部分はメッキの層が失われていたりもするのだが、それでも、なんとか見栄えを良くしてあげたい。という訳で、補修を実施。
その前に全体を洗車、保護艶出しを先に済ませておく。
2
今回ばかりは、しっかりケアしてあげないとダメそうなので、車体からグラブバーを取り外すことに。
UZ50系は――と言うか、簡素化されたAZ50の後期型以降、スズキの50㏄メットインスクーターのシート下スペース(メットインスペース)一式は、どれも、おおよそ似た構造。基本的には、プラスネジだったりキャップボルトだったりを6本ほど抜くと、ごっそり取り外すことができる。
で、おもむろにガソリンタンクのキャップを取り外し、画像の位置くらいまで一式を引き上げたところで、車体右側寄りに接続されているドレーンホースを抜く。この点も、多くのモデルで共通のポイント。
3
乗車シート&メットインスペース一式を撤去し、グラブバーの固定部分を露出させた様子。スタンダードな新型レッツの場合、ここに黒いリアキャリアが接続されている。
構造上、この部分は砂埃&雨水&洗車時や保護艶出しの際に侵入した液剤などが、たまってしまうところ。センサーのカプラーなども設置されているため、シート一式を撤去した時は、便乗して軽く清掃しておくと良いかも知れない。画像はブラシとウェスで、さっと簡単に清掃済み。
4
変わって、こちらは取り外したグラブバーの裏面の様子。雨水が滴り落ちる&水分が溜まりがち&乾燥が遅れがちな部位が、酷く腐食している。
前回、サビを落とした後に防サビ効果のある液剤を塗布してみたのだが――、効果があったかも知れない期間は、恐らく数日程度。もちろん雨が降ると、即日アウトっぽい。残念。
5
なるべく研磨は避けたいので、ここはサビ取りクリーム系で手当てしてあげたいな――、と考えつつ工具箱を漁ってみるが、おかしい。買い置きしてあるホルツのサビ取りクリーム(ラストリムーバー)が見当たらない。
十数分間ほど粘ってみたが、どこかに紛れてしまったっぽい。ここは素直に諦めて、別の液剤を使用することに。
で、取り出したのはマザーズのクロームポリッシュ。今回も、マザーズのカーケアグッズの登場。ちなみに、これは正真正銘の日本国内向け正規品。なので、お値段も正規品価格。北米版を注文しておけば、同じ金額で2本くらいは買えたのに――というのは、後の祭り。閑話休題。
6
という訳で、いきなりビフォーアフターの図。
クロームポリッシュは、研磨剤的な成分で物理的に処理するのではなく、化学変化で表面を処理してもらうっぽい雰囲気の液剤が特徴。症状の軽い部位への対処は、クリームを塗る → ウェスで擦る → 拭き取る――の、お手軽3ステップ。汚れや軽度の腐食は、それだけで除去出来てしまう。
さすがに酷いサビは取り切れないが、強い研磨を行わずとも、ここまで奇麗になるというのは、やはり、ありがたい。そこそこの金額で販売されているだけはあるかな、という印象。
7
妥協点を見出したところで、グラブバーのお手入れは終了。取り外した部品やネジを、元の状態へと戻していく。
便乗して、給油時にこぼしたガソリンの染みや、燃料添加剤の染み、そしてメットインスペース内の砂埃などの清掃も行い、組み直しを確認したのち、作業終了。
8
こちらは、おまけ。
腐食が進んだボルトのサビは全く除去できず、症状を軽くするどころか見栄えを改善することすら出来なかったため、シート下で奇麗な状態を保っていた別のボルトと位置を入れ替えることで、強引に対処。
この方法、残り1回は可能。
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