レアルシルトディフュージョン

さて、今回はレアルシルトディフージョンの施工です。ドア内張りのめくり方はいつもお世話になっているアキラ222さんの整備手帳を参考にさせていただきました。ただし、アキラ氏推奨テープを張る方法ではドアスイッチ部が外れず、結局すべりにくい手袋をして引っ張りました。

ホームオーディオに比べてカーステレオの音が悪いのはスピーカー背面の音がサービスホールを通して車内に届いてしまうから。そこで通常穴を塞ぐわけですが、今回はあえて塞ぎません。なぜなら・・・

このレアルシルトディフージョンの効果を検証したかったから。以前からこの製品の機能というか目的がよく理解できず、モヤモヤしていたところ、たまたまAmazonのレビューで「この製品は背面反射音がスピーカーに与える影響を改善するもの」という指摘を見つけたのです。なるほど、それならわかる。

私が理解できなかったのは、スピーカー背面音が諸悪の根源ならサービスホールを塞ぎ、背面はスポンジで吸音してしまえば良かろう？と考えたから。でもレアルシルトディフージョンは”拡散”を謳っており背面音が悪い説とは多少矛盾している。背面反射音が悪影響というならドアが薄くスピーカーからアウターパネルまでの距離が近い軽自動車ではさらに効果が高いはず。

ディフュージョンの検証だからスピーカーは交換しない・・・でも内張に中華のシンサレートっぽいやつだけ貼りました。

エーモンのサウンドチェックプログラムをスマホで録音した右音声だけの比較ですが、微妙に波形が変わっているのがわかります。正直言うと、聞いた限りでは違いは全く分かりません(笑)。

追記：11月某日
スポンジに隠れて見にくいけどスピーカー上のサービスホールだけ富声隔音で穴塞ぎ。やはりレアルシルトディフージョンの効果は限定的（そりゃわかる人にはわかるだろうけど・・・）で、サービスホールを塞いだ時のような劇的な音質改善は見られませんでした。整備に必要な穴だから本当は塞ぎたくないんだけどねえ・・・。