
今日は、仕事をやや早く終えて、テスラ モデルS P85D を試乗しました。
今回の試乗の印象を一言でいうと
「狂気の加速は凄過ぎ!」
自分でハンドルを握り、アクセルを踏み込んだ時の加速で生まれて初めて気持ち悪くなりました。
とにかく、4WDのトラクションで761ps/967Nmのパワーを一気にかけて加速すると気持ち悪くなるくらいの凄まじい加速をします。まるで、強力なゴムで引っ張り飛ばされて、空を飛ぶ感触で、0-100mが3.3秒という加速には本当に驚かされました。
一方で、狂気の加速力を持つ車なのに、外観はジェントル、AudiS4以上に羊の皮を被った狼です。
いつものように試乗で感じたことをダラダラと書くと、
4ドアセダンのこの車は、街乗りではたいへん静かで乗りやすい印象を受けました。
車内が大変静かで聞こえるのは路面を転がるタイヤのロードノイズだけ。
21インチのタイヤを履いているとは思えないくらい乗り心地が良い車です。
サスも固すぎず、柔らかすぎず、しなやかでしっかり感がある。これはアメ車ではない!と感動。
そして、トルクが大きいせいでしょうか? 2.2トンとは思えない軽快な走りを見せてくれます。
フロントにエンジンを載せていないからハンドルも軽く、コーナーでノーズが簡単に向きを変えてくれます。そして、ノーズが軽いから、低速・高速のスラローム走行も楽しくできます。
スラローム走行をして、サスがしっかりしている事、そして、ボディー剛性が高いことが分かりました。
モーターによる回生ブレーキが大変コントロールしやすく、街中を流している分には、ブレーキが必要ありません。要はアクセルコントロールだけで車の加減速ができるという優れものなのです。
よって、ブレーキパットをあまり使わないから、ブレーキパットが長持ちするとか・・・。本当ですね。
しかしながら、フルブレーキングも試してみましたが、ブレンボのキャリパーを標準で装備しているので、2.2トンの重い車体でもフルブレーキングでしっかり止まってくれます。
試乗中に、サーキットを走りたい。ジムカーナ競技に出たい。
そう、何度も思ってしまった。 良い車です。
車内も非常に高級感があり、当初は、デカいと思った液晶パネルも見慣れると自然です。
そして、各種操作が、とても便利です。
テスラ モデルS 非常に良いです。車幅がやや広いと感じますが、欠点が見当たらない。
あえて欠点を探すと、心地よいエンジン音と振動が無いこと・・・・。
乗り出して1500万円位するけど、凄く欲しいと思った車です。
先日、1時間程度運転した BMW i8 より電気自動車としての完成度が高い気がします。
いや、私だったら、i8より、テスラ モデルS P85D を選ぶかもしれない。
ちなみに、バッテリー寿命は10年とか・・・、本当かな?
ということで、次世代のハイパワー車を体験し、かなり興奮しました。
試乗の後、電車で帰宅しましたが、無性に Audi S4 に乗りたくなって、帰宅後、直ぐに Audi のエンジンをかけてみました。いつもは心地よいS4のサウンドが、自分の中で、レトロな懐かしいエンジン音というイメージに変わってしまいました。
そして、寒い中、走り始めて気付いたこと、、、テスラには暖気運転は不要なんだ。。。
電気自動車は魅力的だ。。。
しばらく Audi S4 を運転して、やはりレシプロエンジンの音と振動は人の感性を刺激して気持ち良くしてくれるものだと思いましたが、今日のテスラの試乗は私に大きな衝撃を与えてくれました。
私が考えている今後所有する自動車のロードマップを大きく変えるかもしれないほどの衝撃でした。
繰り返しますが、自分でアクセルを踏んで、気持ち悪くなるほどの加速・・・・、、これは驚きでした。
Posted at 2016/01/20 00:01:52 | |
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