
こんにちはヽ(・∀・)
11/24に岡山国際サーキットで開催された、マツダ車のみで行われる国内唯一のJAF公認タイムアタック競技、『マツダファン・サーキットトライアル(MFCT)』に初参戦してきました。
MFCTに興味があって、参加してみたいと考えている方もいらっしゃるかもしれないので、流れに沿って紹介してみたいと思います。
【MFCTの準備】
MFCT初参戦なので、何をどうして良いのか分からず、まずはMFCT公式HPに掲載されている競技規定や車両規定を熟読してみました。
規定には、『国際自動車連盟(FIA)の国際モータースポーツ競技規則に準拠したJAF国内競技規則、本サーキットトライアル競技規定、各大会特別規則書、ならびに各サーキット規定に従って開催されます。』という硬い内容が最初に書いてあります。
この時点で『敷居が高い』と感じてしまいますが、要するに車検に通っているナンバー付車両でしたら、何の問題もなく参加できるってことですし、その他には、ヘルメットやシートベルトなどの安全装備、フラッグの運用などのサーキット走行の基本的な知識があれば大丈夫なので、本当はとても敷居が低く、気軽に参加できる競技だと理解しました。
更に車両規定を読み進めていくと、『フロント・リアボンネットまたはトランクリッドを変更した場合には、少なくとも2個のファスナーを可能な限り離れた位置に取り付けること。』と書いてあり、ボンネット交換している車両はボンピン付けなさいってことでした。
私の場合、品行方正な車両なので、まったく問題ない(ホントか?)のですが、ボンネットを交換してあるので、この規定に適合させる必要がありました。
最近は、クイックリリース式のボンピンが販売されており、取り付けがとても簡単なので、コレにしようと思いましたが、MFCTの車検で適合してないとかケチつけられても困るので、事務局に『クイックリリース式のボンピンは使用可能ですか?』と質問したところ、『保安基準に適合しているものなら使用可能です。』という回答をいただきました。
OMG…。そうゆう回答しかできないよね…。
ということで、道路運送車両法などを読んでみて、自己判断ですが『使用可能』という結論にたどり着きました。
これまで、純正ストライカーを使っていたので、ボンピンは必要ないと思っていましたが、国際コースを走るとストレートで180km/h以上のスピードが出ますし、万が一って事も考えられます。
今回、MFCTに参加するためにボンピンを取り付けましたが、安全性が向上しましたし、何よりも精神的に安心感が増したので、取付けて良かったなと思いました。
あとは、
車高を少しだけ(ん?)調整し、油脂類を全部交換して車両の準備が無事完了しました。
【MFCT当日】
MFCTの朝は早く、5:30ゲートオープン、6:00受付、6:30ブリーフィング、7:05車検、8:00走行1本目・・・という流れになっています。
①ゲートオープン(5:30)
ゲートオープンが早朝なので、前日に現地入りしておくと体力的に楽だと思います。
MFCTは車両の駐車スペースが割り振られているため、ゲートオープンを並んで待つ必要はありません。(岡山国際サーキットはピットを荷物置場や車両整備スペースとして使用していました。)しかし、車両準備、受付、ブリーフィング、車検など、スケジュールが過密になっている場合がありますので、時間に余裕を持って早目に到着し、準備されることをお勧めします。
私は前日に現地入りして、サーキット内のロッヂに宿泊しましたので、ゲートオープン前の5:00過ぎには駐車スペースへ移動して準備を始めていました。
②受付(6:00)
受付では、参加受理書、トランスポンダーの誓約書、車載カメラ使用申請、運転免許証、JAFライセンスが必要です。混雑しますので、提出書類などは事前に必要事項を記載し、ハンコを押して、手元に準備しておくとスムーズに受付できます。
③ブリーフィング(6:30)
競技上の注意、ピットアウト・イン方法、フラッグの運用などの説明があります。基本的なことばかりですが、重要なことなのでしっかり聞いておきます。
④車検(7:05)
車両と装備品の検査を受けます。
車両は保安基準に適合していることが前提なので、目視による確認のみですが、基準に合わないGTウイングは取り外すよう指導を受けていました。(ねっ!パララさん。笑)
この他、自動車検査証の確認、使用タイヤの確認とマーキング、灯火類の点灯確認、シートベルトの確認などが行われます。
灯火類は球切れしていると車検に合格できないので、予備を持っていた方が良さそうです。また、前日に予備車検を受けることも可能でしたが、車検場で検査が行われるため、しっかり最低地上高も計測されるそうです。アウトになった方もいらしたようなので、最低地上高も事前のチェックが必要です。
装備品の検査では、ヘルメットをしっかり確認されます。日本工業規格(JIS)乗車用安全帽の基準(旧規格のC種適合品を含む)またはSNELL規格に合致した製造後10年以内のヘルメットが必要です。その他、スーツ、グローブ、シューズなども確認されますので、規定に合った運転しやすい装備を準備しておきます。
そして、車両準備で心配していた『ボンピン』ですが、検査員からは何も言われず終わってしまいました。
これらの検査に合格すると、ステッカーが貼られ、無事車検終了となります。
ここまで準備が終われば、あとは走ってタイムを出すだけです。
競技では、ルールやマナーを守り、無理をせず、安全に走行することが大切です。赤旗を出してしまうと参加されている皆さんに迷惑をかけてしまいますので、安全第一です。
【走行1本目】(8:00)
いよいよ1本目のタイムトライアル開始です。
初霜が降りるくらい冷え込んだので、気温的には良いのですが、路面がかなり冷えているので、1本目は慎重にスタートすることにしました。
今回は79台の参加があり、3組に分かれての走行となりましたが、1組28台程度でしたし、申告タイム順なので大渋滞ということはありませんでした。しかし、エンジン出力やタイヤ性能が異なる車両が混走する中で、タイムを出さなければなりませんので、クリアラップを作るスキル、クリアラップにベストの走りをするスキルが必要になりますので、とても勉強になりました。
そんな中で、計測されたベストタイムは…
1’53.026(4/7) ※過去ベスト1’50.973(+2.053)
まだまだ下手くそだな…と、かなり凹むタイムでした。
【走行2本目】(10:25)
続いて2本目の走行です。マツダファンフェスタと同時開催ということもあり、スケジュールが過密になっていて、早めに準備をして待機するようスタッフから指示がありました。走行開始の30分前には車両付近に居た方が良さそうです。
2本目は、クリアラップを作る努力をしましたが、スキル不足のため過去ベストを更新することもできず、残念なタイムで終了しました。
頑張ってみたけれど、2本目のベストタイムは…
1’51.136★(7/10) (+0.166)
今日は練習日。明日のエイトリアンカップが本番だから…と自分に言い聞かせました。
【車両保管・再車検】
走行が終了しても、競技結果が確定するまでは「車両保管」の時間となり、タイヤ交換や片付けを行うことはできません。また、車両保管中に車両や使用タイヤの確認などの『再車検』が検査員によって行われます。
車両保管が解除されると場内アナウンスで周知されますので、その後、タイヤ交換や片付けを行います。
【表彰式】
総合結果が発表され、入賞された方々が表彰されます。
参加台数によりますが、私が参加したRX-8 TUNEDクラスは12台エントリー(出走11台)でしたので、6位まで入賞となります。
表彰式では、上位から順番にステージへ上がり、1位から3位はトロフィー、メダル、ウィナーズキャップを、4位から6位はトロフィー、ウィナーズキャップを頂けます。
そして、わたくし…、タイム的にはイマイチだったのですが、なんと
クラス5位に入賞することができ、表彰していただきました。
早い方がたくさん参加されていますし、今回、タイム的にイマイチだったので、入賞も難しいと思っていたので、入賞できて本当に嬉しかったです。
MFCTは、この第6戦が最終戦となり、2018シーズンは終了となります。今回は、初参加ということで、準備段階からドキドキしていましたが、準備さえ整っていれば、とても気軽に参加できますし、実際に参加してみて、また来年も何戦か参加してみたいなと思える、とても楽しい競技でした。(来年はメダル欲しいな。笑)
MFCT最高!!!
おしまい。