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別にロド君のセンソリーのヘッドユニットが壊れていたわけではないのですが・・・

スピーカーのビビり音のためにBASSを絞らざるを得ずにいたため

センソリーのセンソリーたる所以であるシートバックのトランスデューサー。

これに活躍していただくことのできるシーンがなかったんですね。

ようやくスピーカーの修理を終えたため、やっとセンソリーの活躍の場ができました。


　２０年ぶりに体感するセンソリー。


若干、古色蒼然たる音づくりではありますし、

段差を越えるたびに音飛びするCDなどにも時代を感じさせられますが

やはりオープンに特化した音作り。音場感とでもいうのでしょうか。

これを超えるシステムを、自分は知りません。


足元のフロントスピーカーに、ドアトリムのツィーター。それにヘッドレストのスピーカー。

合計８個のスピーカー、それぞれがきちんと働いている印象がありますし、

ここに左右シートバックのトランスデューサーが加わってくる。

トータルとしてのサウンドシステムとしてのセンソリー。

その完成度というか、オープン走行のためのオーディオはどうあるべきか。

その点を徹底的に追求しよう、という、強いメッセージを感じます。


センソリーの生きている個体はもうあまり多くないのかもしれません。

しかしセンソリーを動態保存する。

そんなことも、これから大切になってくるのではないかと思うのです。

未明に横浜を出て、冬枯れの始まりを探しに２０年ぶりに日本ロマンティック街道を目指した。沼田から草津に至る道程の途中から四万温泉に向かう街道へと折れ、さらに暮坂峠を経て野反湖に至るルートへと舵を切る。野反湖からは秋の残照を求め、まっすぐに吾妻渓谷へと下る。走行距離５００Km、所要時間１０時間ほどの、ちょっとした独行であった。





EF70-200mm F2.8L USM
f5.6, ISO 1600, 1/500sec
EOS 1Ds Mark II, ノートリミング

早朝６時、野反湖に到着。朝焼けを雲に阻まれる。
ロードスターの美しいサイドラインを雲間の日照が強調する。





EF24-105mm F4L USM
f5.6, ISO 1600, 1/1000sec
EOS 1Ds Mark II, ノートリミング

野反湖の半分は朝霧につつまれ、はや冬の気配である。





EF24-105mm F4L USM
f5.6, ISO 1600, 1/2500sec
EOS 1Ds Mark II, ノートリミング

冬枯れの始まりを見つけた。





EF24-105mm F4L USM
f5.6, ISO 1600, 1/160sec
EOS 1Ds Mark II, ノートリミング

凍てついた朝霧。





EF24-105mm F4L USM
f5.6, ISO 1600, 1/3200sec
EOS 1Ds Mark II, ノートリミング

ようやく朝霧が晴れる。冬枯れの野反湖。





EF24-105mm F4L USM
f5.6, ISO 1600, 1/1000sec
EOS 1Ds Mark II, ノートリミング

野反湖は分水嶺にあたる。北斜面に秋の残照を見つけた。





EF24-105mm F4L USM
f5.6, ISO 400, 1/2500sec
EOS 1Ds Mark II, ノートリミング

吾妻渓谷は真田家ゆかりの地。はたして八ッ場ダムに沈むのか。





EF24-105mm F4L USM
f5.6, ISO 400, 1/2000sec
EOS 1Ds Mark II, ノートリミング

吾妻渓谷に秋の気配はまだ少ない。

夕景・明けの空にかかわらず、バイオレットに染まる空が好きですね。

オレンジ色から藍色へとグラデーションをなす大空の色彩の変化。

その色彩を身にまとったようなロードスターの輝き。

つるべ落としのような秋の空の一瞬を切り取る。

そんなシチュエーションを求めて徘徊中・・・。





EF17-35mm F2.8L USM
f5.6 ISO 1600, 1/6sec
EOS 1Ds Mark II, ノートリミング, 三脚使用

我が家にやってきたロードスターは少しばかり走りに飢えているのかもしれない。平日の主は自分をいつも連れ出してくれるとは限らない。むしろ何食わぬ顔で別のクルマに乗って出かけてゆく。それが主の自分への気遣いだとしても、はやる気持ちへの慰めとはなるわけではない。ごく時たま、夜のクルージングに連れ出してくれるだけである。しかしそれは、都会に棲むロードスターたちの宿命なのかもしれない。





EF85mm F1.2L USM
f1.2, ISO 1600, 1/40sec
EOS 1Ds Mark II, ノートリミング

未明のみなとみらいにシューティングポイントを追う。





EF85mm F1.2L USM
f1.2, ISO 1600, 1/100sec
EOS 1Ds Mark II, ノートリミング

夜の都会に棲むロードスターは獣のようでもある。
広い公道はまるでサーキットのようだ。

天候、回復しましたね。

今日のミッドナイト。ベストショットを求めてニュータウンを徘徊することに。

明日の未明には、日常の中の非日常をもとめて、近隣を徘徊してみようと。


　都会の夜中に棲むロードスター


そんなショットをねらってみたいと思います。

初めてのトライ、ということですから、

手腕の方は期待できないので、あくまで習作ということでご了解を・・・。