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2026年10月22日 イイね!

オーストラリアでクルマ文化に触れた 1杯20ドルのビールと健康ランドの難民キャンプ:僕の旅は羽田に着くまで終わらない

オーストラリアでクルマ文化に触れた 1杯20ドルのビールと健康ランドの難民キャンプ:僕の旅は羽田に着くまで終わらないナチュラリスト岬でクジラのしっぽを目撃した、あの感動のラスト。パースの最高の仲間たち、濃すぎる車文化、引いては計り知れない大自然に別れを告げ、僕は帰国の途につきました。
しかし、この旅は最後の最後まで、僕に強烈な試練を用意してくれていたのです。

チャンギ空港での14時間拘束と、20ドルの洗礼

僕が乗り込んだ帰国便は、シンガポール経由。
そして、チャンギ空港での乗り継ぎ待ち時間は、なんと驚異の「14時間」でした。
いくら世界一快適と言われるチャンギ空港でも、丸半日以上の足止めは、パースを全力で駆け抜けて疲労困憊だった体に猛烈にこたえます。そこで、シンガポール航空が企画している「無料のシンガポール観光ツアー」を見つけて申し込んでみようとしたのですが……世の中そんなに甘くはありません。

夜中になっても広い空港のロビーで一向に眠れず、僕は体と心を落ち着かせるために、空港内のバーへと逃げ込みました。「とりあえず、冷たいビールでも飲んで時間を潰そう」そう思って注文したのですが、運ばれてきた伝票を見て目玉が飛び出そうになりました。
なんと、ビール1杯が驚きの「20ドル」……!
パースのパブなら豪快な肉やバーガーが食えるほどの金額が、ここではビールたったの1杯。アジア最強クラスの物価の洗礼に打ちのめされながら、夜中の静まり返るバーで、20ドルの高級ビールをちびちびと喉に流し込みました。長い長い、孤独な夜でした。

朝9時の執念、掴み取った奇跡のボーナスステージ

しかし、本当の試練はここからでした。
ようやく迎えた朝、無料ツアーの受付デスクへと向かったのですが、空港が広すぎてデスクが恐ろしく遠い。やっとの思いで辿り着いたものの、受付開始は朝の9時。深夜の疲れを引きずったまま何時間もただひたすら待ち続け、ようやくデスクが開いたと思ったら、すでに予約はパンパンで無念の「キャンセル待ち」を言い渡されたのです。
結局、空港の外に出られる保証もないまま、さらに長い拘束時間がスタート。しかし、深夜から粘り続けた執念が実を結び、昼を回った頃に奇跡が起きます。
「ミスター、キャンセルが出たから入れるよ!」
スタッフのその声に、僕は思わず耳を疑いました。なんとギリギリのところで滑り込み、シンガポール航空のフリーツアーに参加できることになったのです!
快適な観光バスの窓から飛び込んできたのは、熱帯の太陽が照りつけるエネルギッシュな大都会の景色。きらめくマリーナベイを横目に、歴史あるビクトリアシアターの脇をすり抜けていきます。そこはまさに、F1シンガポールGPが開催されるリアルな公道コース。車乗りの血が騒がないわけがありません。青空に映えるマーライオン、SFの世界のようなガーデンズ・バイ・ザ・ベイまで、シンガポールの「今」をバスで一気に駆け抜ける贅沢なひととき。旅の神様がくれた、最高のボーナスステージでした。


マリーナベイ ストリートサーキット




名物 マーライオン








観光から戻ると、17時の出発まではあっという間。ようやく日本への帰国便に乗り込みました。

深夜1時の羽田、そして平和島での「難民キャンプ」

しかし、この旅は最後の最後まで、僕に強烈な試練を用意してくれていたのです。
羽田空港に滑り込んだのは、夜中の1時。ようやく帰ってきたと安堵したのも束の間、今度はターンテーブルの前で荷物がなかなか出てこないという地味な生き殺しに遭います。やっとの思いで荷物を回収したときには、当然、家へ帰る終電などとっくにありません。
「朝までどうやって時間を潰そう……」
必死にスマホで検索し、羽田から深夜バスで直行できる「平和島の健康ランド」のツアーを執念で見つけ出しました。救いの神に見えたそのバスに飛び乗り、深夜のオアシスへと向かったのですが――現実は非情でした。
館内に一歩足を踏み入れると、そこは深夜の難民キャンプ状態。休憩室はおろか、休憩所の椅子にいたるまで、すべてのスペースが先客でギッシリと埋め尽くされていたのです。横になる場所すら見つけられず、僕は館内のわずかな隙間に身を潜め、売店で買った缶ビールを寂しくすするしかありませんでした。眠れるわけもなく、心も体もバキバキのまま迎えた最悪の夜。





それでもやっぱり、旅は最高だ
Posted at 2026/10/22 17:15:52 | コメント(0) | トラックバック(0)
2026年10月19日 イイね!

オーストラリアでクルマ文化に触れた パースの街がサーキットに変わる日

オーストラリアでクルマ文化に触れた パースの街がサーキットに変わる日旅のフィナーレは超高音速!パースの街がサーキットに変わる日

ナチュラリスト岬からの大遠征を終え、いよいよ迎えたパース最終日。しかし、この街は最後の最後まで、僕ら車好きを眠らせてはくれませんでした。
なんとこの日、パースの市内中心部を大胆に完全封鎖して、西オーストラリア最大級の tarmac(舗装路)ラリーイベント「Tarmac West」の最終日(ファイナル)が開催されていたのです。

ラリーステージのすぐ横、広大なラングレー・パークに足を踏み入れると、同時開催の巨大カーショー「Celebration of Motorsport」の強烈なマシンたちが僕を迎えてくれました。
そこで一番初めに目を奪われたのが、往年のBMW(E21型)。ベタベタに落とされた車高に、完璧なツライチで決まったホイールの佇まいが最高にクールで、一瞬で心をワシ掴みにされました。





さらに歩みを進めると、オージーが大好きな「ユート(Ute・ピックアップトラック)」の極上カスタムカーが鎮座しています。鮮やかなグリーンのボディにバキバキのエアロを纏い、ボンネットを開ければエンジンルーム内までボディ同色のアクセントで美しく作り込まれている変態っぷり(褒め言葉)。








アメリカンマッスルカーのエリアでは、サイドにあの『ワイリー・コヨーテとロード・ランナー』の鳥が走った跡のストライプが入ったプリムス・ロードランナーが異彩を放ち、その横にはラリーの血統を感じるフォード・エスコートやコルチナの集団がズラリと並ぶという、車好きにとっては完全なる天国が広がっていました。















どのオーナーも本当に気さくで、目が合えば「いい車だろ?」と最高の笑顔で話しかけてくれます。

そして、いざ始まったラリーの競技走行は、全車気合十分でギャラリーの熱気も最高潮!
日常のすぐ隣、ビル群のド真ん中を爆音で駆け抜けるマシンたちの中でも、特に印象的だったのがカリカリにいじり倒されたV8エンジンを積んだユート。地響きのような重低音を響かせてカッ飛んでいく姿は迫力満点です。かと思えば、ちっちゃなフィアット600の可愛いガワに、これまたカリカリのチューニングエンジンをぶち込んで白煙を上げるモンスターマシンや、日本が誇る往年の名車、810型のブルーバードが渋く激走する姿まで。








日常のすぐ隣にこれほど濃いモータースポーツが溶け込んでいるパースの懐の深さに、ただただ圧倒され、見ていて楽しすぎて時間が経つのを完全に忘れてしまいました。



















初日に空港で強烈な洗礼を受けて始まったこの旅でしたが、最終日にこの最高にオープンで熱狂的な空間に身を置いていると、「ああ、僕は本当にこの街に来てよかったんだ」と、胸の奥がじわっと熱くなるのを感じていました。
これ以上ないほどの爆音と、パースの濃すぎる車文化の熱気に包まれながら、僕はついに帰国のために空港へと向かったのでした。
Posted at 2026/10/19 19:58:36 | コメント(0) | トラックバック(0)
2026年10月16日 イイね!

オーストラリアでクルマ文化に触れた 海を見に行く

片道260キロの大遠征!絶景のナチュラリスト岬の先端で出会った野生の奇跡

今日は、壮大なロングドライブ。パースから南へひたすらハイウェイを突っ走ること約260キロ、


サービスエリアにて

極上のワイナリー地帯の入り口にあるナチュラリスト岬(Cape Naturaliste)です。
地平線まで真っ直ぐ続くようなオーストラリアの道を、乾いた風を浴びながら車を走らせること約3時間。到着後、「野生のクジラが見える」という岬の先端へ向かって遊歩道を歩いていきました。
目の前に広がるのは、どこまでも青く荒々しいインド洋の大パノラマ。
波打つ水平線をじっと見つめ続けていた、その時でした。
遥か遠くの海面から、パッと白い霧のような「潮」が立ち上りました。「あそこだ!」と目を凝らすと、青い海原の向こうに、クジラらしき大きな黒いしっぽ(尾びれ)がゆっくりと空に持ち上がり、静かに海の中へと消えていく姿がはっきりと見えたのです。



この辺にクジラが


自分の運転で260キロを駆け抜け、自分の足で歩いてたどり着いた異国の岬の先端から、完全に野生のクジラの姿をこの目で捉えた瞬間。鳥肌が立つような感動と、オーストラリアの大自然の計り知れないスケールに、ただただ圧倒されてしまいました。


言葉の壁にぶつかったり、市場が閉まっていたり、たくさん歩いておしっこを我慢したり(笑)。いろいろなハプニングがあった旅でしたが、あの水平線に消えていったクジラのしっぽを見た瞬間、すべての苦労が最高の思い出へと変わりました。
西オーストラリアのカーライフ、やっぱりスケールが違います!最高のガレージライフと大自然をありがとう、パース!
Posted at 2026/10/16 16:45:06 | コメント(0) | トラックバック(0)
2026年10月14日 イイね!

オーストラリアでクルマ文化に触れた 博物館へ

AIを信じて大正解!?新駅「Whiteman Park」から歩いて目指したラリーの聖地

この日僕はあえて仲間と離れ、公共交通機関を使った「ひとりだけの大冒険」に出ることにしました。
お目当ては、西オーストラリア最大級のモータースポーツイベント「Tarmac West(ターマック・ウェスト)」。スタート地点が、あの車好きの聖地「西オーストラリア自動車博物館」になるという情報をキャッチしたのです。

事前にAIに相談したところ、「当日は大混雑で駐車できるか分からないので、電車が確実」とのアドバイス。せっかくなので現地の電車にも乗ってみたいと鉄道を選択し、新駅の「Whiteman Park駅」へ。ここまでは順調でしたが、駅に降り立った瞬間、オーストラリアのスケールに言葉を失います。なんと、目的地まではここからさらに約2キロもの距離があるというのです(笑)。

遮るもののない青空の下、乾いた風を浴びながらひたすら一本道を歩くこと約30分。
歩いていくうちに、なんと僕は偶然にも「西オーストラリア自動車博物館」を発見! 実はここに博物館があることを全く知らずに歩いてきた僕は、嬉しさで疲れが一気に吹き飛びました。スタートまでの間、館内の200台以上の名車たちを時間を忘れてじっくり堪能しました。











































見学後、お腹が空いた僕は近くのカフェの外の席で、肉厚なハンバーガーにかぶりつきました。すると、近くにいた鮮やかな緑色の野生のインコ「トゥエンティエイト・パロット(Twenty-eight Parrot)」がトコトコと近寄ってきて、僕のバーガーをじーっと見つめてくるハプニングが!熱い視線のプレッシャーを感じながらも、無事にバーガーを守り抜きました。


ハンバーガーを狙う鳥


いよいよラリーのコースへ移動。カメラマンがスタンバイしている絶好のポジションをキープして待ちます。
事前のサイレンカーが通り過ぎ、ついに始まった走行ですが、実は本番ではなく事前の「練習走行」だった様子。全開バリバリではないマイルドな走りに、最初は「あれ、なんか期待外れかも?(笑)」と思ってしまいました。
しかし、ラインナップは超豪華!古いフォード・エスコートやS30Z、ランエボが駆け抜ける中、古いランサーターボ(ランタボ)がアクセルを抜いた瞬間、「パァァァン!!バリバリバリッ!!!」と凄まじいミスファイアリングシステムの爆音が炸裂! さらに直管仕様かと思うほど爆音を轟かせるシビックタイプRがVTECサウンドを響かせたかと思えば、最新のテスラが完全な「無音」のまま異次元の加速でスッと目の前を駆け抜けていく。新旧・動と静が入り乱れるカオスな空間でした。





その後、隣のトラクター博物館の周りがパドック(整備エリア)になっているのを見つけ、さらに至近距離でマシンを見学。




少し早めに駅へ向かって歩き出すと、帰り道の一本道では、練習を終えてゆっくり走るラリーカーたちと並走する形に。








その隊列の中に、なんと往年の世界ラリーを沸かせた伝説のグループBモンスター、セリカTA64(セリカ・ツインカムターボ)の姿を目撃!あの無骨なフェンダーとターボサウンドが僕の真横を通り過ぎていった瞬間、歩き疲れた足の痛みは完全に吹き飛びました。
不便だったけれど、車で来ていたら絶対に出会えなかった最高のサプライズ。AIのアドバイスを信じて本当に大正解でした。
Posted at 2026/10/15 18:16:20 | コメント(0) | トラックバック(0)
2026年10月13日 イイね!

オーストラリアでクルマ文化に触れた ジェミナイツーリング

オーストラリアでクルマ文化に触れた ジェミナイツーリング言葉の壁を越えたジェミナイ愛!ジャラーデールの森を抜けて絶品パブランチへ

すべての始まりは、仲間のDarrenが仕上げたピカピカのジェミナイクーペに乗り込み、数台のジェミナイでパース郊外へツーリングに出かけたことでした。
ちなみにこのDarrenのジェミナイ、心臓部は2.0Lにスープアップされ、ハイカムまで組み込まれているハイコンプ仕様。それなのに、吸気系はあえてノーマルのシングルキャブという、羊の皮を被った狼のようなこだわりのカスタムです。
目的地は、パースから南東へ車を走らせた山あいの町、ジャラーデール(Jarrahdale)。
道中は適度なワインディングが続く絶好のルートで、たくさんのバイクのツーリストたちとすれ違いました。ハイカム特有のバラついたアイドリングから、いざ踏み込むとシングルキャブとは思えないほど力強く、乾いた金属音を響かせながらグイグイと坂道を登っていく2.0Lエンジン。助手席で五感に響くその走りと最高のロケーションを体感しているだけで、車好きとしてはもう白飯が3杯食えそうなほど幸せな時間でした。




そして到着したのは、森の中にひっそりと佇む歴史あるパブ、Jarrahdale Tavern(ジャラーデール・タバーン)。









ここでぶつかったのが「英語の壁」(笑)。周りのみんながオーストラリア英語で何を言っているのかさっぱり分かりません。そんな中で頼んだ「BUFFALO CHICKEN WINGS」と冷たい「レモネード」は、味が濃くてしょっぱすぎたけれど、鶏肉が驚くほど柔らかくてめちゃくちゃ美味い!甘いレモネードで流し込みながら、ガツガツと平らげました。

言葉は完璧に分からなくても、「ジェミナイ」という共通のパスポートがあるから不思議と居心地は最高。このランチの席で、隣に座っていたLeighが「次は僕のジェミナイで親父の工場を案内するよ」と声をかけてくれたのです。
Posted at 2026/10/13 07:16:27 | コメント(0) | トラックバック(0)

プロフィール

「オーストラリアでクルマ文化に触れた 1杯20ドルのビールと健康ランドの難民キャンプ:僕の旅は羽田に着くまで終わらない http://cvw.jp/b/126154/49377271/」
何シテル?   10/22 17:15
車歴 1981 KP61スターレット5ドアXL 1981 PF60ジェミニZZ/Rセダン(丸目) 1982 PF60ジェミニZZ/Tセダン(角目) 19...
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