メーカー/モデル名 | シトロエン / ベルランゴ 不明 (2021年) |
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乗車人数 | 1人 |
使用目的 | 通勤通学 |
乗車形式 | マイカー |
おすすめ度 |
5
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満足している点 |
1 1500ccなのにパワフルでよく回るクリーンディーゼル 重たい車体に対して排気量が少なくてもディーゼルなので坂道でもスイスイ。500cc多いスバルの水平方向エンジンのEJ20のNAよりもパワフルで、まるでガソリンのエンジンみたいに回る。また、カラカラ音も少なく、納車後に乗った時は間違ってガソリンが納車されたのかと思った位です。(耳が慣れるとカラカラがよくわかる様になります。) 燃費は渋滞だらけの街乗り13.8km/L、高速道路はハイペースで18.6km/Lとエクシーガの約2倍で軽油ですから、経済的にかなり良好です。当然税金も1500ccなのでいい事ずくめです。 2 走りと乗り心地はエクシーガよりも数段優れる。 スバルの開発陣が走りのためにスライドドアにしなかったと言い訳するエクシーガと比べると確かに揺り返しが強く、背が高いので横風で煽られるけど、それ以外では圧倒的にベルランゴの方がエクシーガよりも走りが良く乗り心地も優れています。これでリアがトーションビームなのだから恐れ入ります。(スバルにスライドドアの普通車を作る技術力が無いだけだと断言できます。) 3 ブサかっこいいフロントマスク メッキゴテゴテのヤンキー仕様っぽい国産車と違い、威圧感がなくスマートな印象が良いです。ベルランゴが爆発的の売れたのはこのフロントデザインのおかげだと思います。 マイナーチェンジをする場合にフロントデザインは絶対に変えていけないと思います。 追記:マイナーでリフターの劣化版みたいなデザインに変更されてしまいました。折角の良いデザインを台無しにする頓珍漢レベルは、スバルと同じ病気だなと思わざる得ません。 4 高強度な質実剛健なボディ 窓ガラスを開けた状態でドアを締めると重厚なドンッという音がしますので、ゴムシールで剛性感を演出したスバルのものと違い本物の剛性だと感じられます。 同乗した人の多くが走り出してから「頑丈な感じがする。」「安心感を感じる。」「不思議と落ち着く。」「乗り心地と座り心地が良い。」と言われます。エクシーガの時は「アイボリーの内装は高級感があるね。」一辺倒だったのとは異なります。 5 安全性を考えての良好な視界 ミニバンなので視界が良好なのは当然ですが、ベルランゴは他車よりもバックドアのガラスの下端を下げてあり、後方直後の視界を確保しています。(初代フォレスターと同じ安全思想) 6 ドアパンチ対策の前後ドア側面のエアバンプ デザインとドアパンチ防止の実用性を融合したアイディア物です。気になるのが、リアクウォーターパネル。無防備だし、デザイン的にもまだ改善できそうです。 7 3列目シートが簡単に取外し可能であること。 国産だとワンホールディングで倒せば真平になる車種がありますが、この車はクイックリリースレバーを引くだけでシートが外せ、完全なカーゴスタイルに変更できます。特にバイクを載せる人は下が床なので、グラグラせず安心ですね。。 8 アイシンの8速ATとデンソー製の電装系を採用 最初に試乗の際にお伺いした正規ディーラーのセールスが、「中身がトヨタなので壊れませんよ。」とフランス車の壊れるイメージを消し去ってくれたお陰で安心して乗れています。 9 静粛性が非常に高い。 ボディ剛性の賜物か街中の低速走行時で非常に静かで(高速でも水平対向よりも若干静かです。)、同乗した人からも凄く静かですねと言われます。 (エクシーガで街中を走るとガタゴト、ドンドン、ギシギシ、パキパキとまるで市内循環バスのような異音で酷かったので、技術力の差をハッキリ感じます。) 10 センターコンソールがなくて圧迫感がないのでとても良いです。 日本仕様は一番下のグレード以外センターコンソールがありますが、あれは左右のウォークスルーもできなくなる邪魔物なので、センターコンソールがないイギリス仕様は快適です。 11 アンドロイドオーディオの位置がとても良くて、運転手だけでなく、同乗者にも好評で至極快適です。 ※スバルは画面がメーターバイザーよりも下にあるので、使い勝手が悪くイマイチだったのとは大違い。 12 パワーウィンドスイッチが全ての席で、オートモードやエンジンカット後の遅延タイマーがある事がこんなに快適だったなんて、驚きました。 13 日本車と比べて純正のスピーカーでも十分に音が良い。 代車で2日程BOXYに乗りましたが、昭和の車かと思う程音が悪かった。 |
不満な点 |
1 ATの制御がおかしい 8速ATだからスムーズかと思いきや2〜3〜4速でやたらと引っ張る事と、エンブレが割とかかるのが合わさって、渋滞時にギクシャクします。私はストレスに感じるためパドルで手動変速しています。 (追記)ECOモードにして走ると少し改善される事に気づきました。この車は日本車と設定が逆でスポーツモードがデフォルトになっているようです。 古い世代の方は未だにトルコンATが良いと言う人もいますが、私は8速ATでもカッツンカッツンと変速するショックが古典的で時代に逆行した感しで悲しくなりました。 スバルのリニアトロニックCVTの方が優秀で断然快適です。。 2 錆びやすく塗装も薄いようです。 ビスやボルトがスバルと比べてかなり錆びやすいようです。また業務で塗装をしてきたせいで塗面を見ると感覚で感じ取れるのですが、塗膜がかなり薄いと感じます。海の近くだったり、雪降る地方のユーザーは防錆対策をオススメします。 3 フロントシートは仮眠できる角度にはリクライニングできず、リアシートはリクライニングできないだけでなく座面が短い。 フロントの座り心地は良いのですが、仮眠できる角度にはリクライニングできない。 リアシートはリクライニングできず、座面も短く座り心地はフロントと違いゴツゴツで更にイギリス仕様のため1対2分割で不便 いずれにせよリクライニングできないのは大きな欠点です。 追記:マイナーで若干改善されるようです。 4リアハッチに日本のナンバーを着けると出っ歯になる。 ナンバーを収める位置の窪みの高さが不足しているのが原因です。 マイナーチェンジでフロントは絶対に変えてはいけませんが、リアは絶対に変えるべきです。 5 日本車と配線の色付が違う。 電装品の取付の際にいちいちテスターを使う必要があり面倒です。 6 ヒューズを露出させるのが面倒 日本車ならヒューズ前には何もなくて蓋を開ければこんにちはですが、この車は、インパネアンダーパネルを外して、ネジとプラスチックピンを外してプラスチックフレームを外さないといけません。ここもマイナーチェンジで改善するべき点です。 7 スライドドアを閉める時の不時閉鎖防止ロックの解除が硬い 外から閉める時はドアを後方に押してから閉めれば楽にロック解除できますが、室内で座った状態だとドアを閉めるのが結構大変です。 8 スペアタイヤが車体下にある。 これが一番カルチャーショックでした。簡単に取外し出来ませんし、便利なアンダートレイも当然ありません。私は車体下のタイヤの劣化が気が気でありません。劣化防止の為のカバーか、ケースを作れないのでしょうか? ※アンダートレイの代わりに運転席と助手席の下それぞれに窪みがあり、そこに車載工具類が入っています。 9 4WDがない。 購入時にかなり悩んだのがコレ。ヨーロッパには4WDの設定がある😅のだから、日本で販売しないのは何故?4WDが出れば当然乗換えます。 10 フロントシートバックのテーブルの展開方向 安全を考えて下から上に展開するテーブルにしたのだと思いますが、大柄な人が乗ると足が邪魔でテーブルを展開する事ができないのでバスや航空機の様な展開方向に改善する必要があります。 11 シトロエンの伝統的故障の可能性 ATと電装系は日本メーカー製との事で安心ですが、伝統的な故障が発生するとされている2点が気になります。 ① 窓ガラスの開閉方式がワイヤーである事 私が乗っていた初代エスクードでも発生しましたが、大雨の時にワイヤーが切れると大慌てですし、防犯上かなり良くないのでパンタグラフ式に変えるべきです。 ② コンプレッサー 乗っていてA/CがONになるとゴロンゴロンと聞こえます。製造精度が低くまるで10年落ちの過走行車みたいに感じるので早々に壊れると思います。エアコンのアルミパイピングもかなり工作精度が低く素人が作ったのかと思うほど傷が凄くガッカリします。コンプレッサー関係も信頼性のあるデンソー製にするべきです。 ※ 実はロットによってはデンソー製もあるとの事でした。 12 後席用エアコンがない。 イギリス仕様は実質ファーストシートにしかエアコンが付かないイメージ。日本仕様だと、巨大なセンターコンソールにダクトが通されてセカンドシート用にエアーの吹出口が付きますが、あくまでも2列目用にレベル。それと引換に前後ウォークスルーが出来なくなる残念な造り込み。日本車の様に天井にダクトをつけるべきですね。 |
総評 |
小排気量なのにパワフルでよく回るプジョー製のクリーンディーゼルに日本メーカーのATと電装系、そこに丈夫なボディにシトロエンの秀逸な乗り心地、私には良い所どりに見えます。気になったら躊躇せずに、一度販売店に行って試乗までしてみて下さい。 多分気に入ると思います。 |
デザイン |
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フロント
お洒落なフェイスデザインに一目惚れした方が多いはず。 色が濃いとブサかっこよく、明るい色だとブサ可愛い独特のデザイン。 メッキパーツがごちゃごちゃ付いていないので威圧感がなく、ヤンキーっぽくない所が良いと思います。 サイド エアバンプは、ドアパンチ防止の機能(ドア部分だけしかないので残念)とデザインの融合で他社にないサイドを見てシトロエンとわかるインパクトがあります。また、リアクウォーターガラスの形が六角形でさり気なくお洒落だったりします。 リア 恐らく日本への輸出を考えていなかったのでしょう。ナンバープレートの凹みが高さ不足でナンバープレートが出っぱって出っ歯にみえるのと商用車過ぎるのでマイナーで絶対に変更するべきです。 評価:―1(リアハッチのデザインの改善を要するため。) |
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走行性能 |
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ハンドリング
スバルと比べて中央付近で若干ゆるい感じがするのとハンドルが軽めですが、それ以外は同じ会社の車か?と思うような動きです。 コーナーリング 走れるミニバンを謳うエクシーガと比べ、車高があるのに全く遜色ないどころか数段上の重厚な素晴らしい安定感のある走りをします。代車で2日借りたBOXYと比べたら、もう雲泥の差も良いところ。 エクシーガでは営業が要望したスライドドアを開発陣が運動性能が出せないと言って、スイングドアにしたせいで販売数が伸びず、2代目を出せない状況にしたのとは大違い。 評価:―1(4WDが無いため。) |
乗り心地 |
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NHVの対策が完璧で静粛性が素晴らしく、硬すぎず柔らかすぎず、路肩の大きな段差を超えた後に揺り戻しが3回程度どんぶらこっことありますが、それ以外はリアがトーションバーとは到底思えない猫脚の秀逸な乗り味です。
(シトロエンの技術力のレベルが高く、スバルと比べて別次元だと感じます。また、乗り心地が造り込み次第でサスペンション形式に左右されない事を身を持って体験しました。) 評価:―1(座面が短い事と2列目のシートがリクライニングできないため。) |
積載性 |
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3列目を外して、床の保護の為に木板を引けばバイクを載せる事も可能です。
7人乗を滅多にしないのであれば、3列目を畳んで前倒ししておけば、5人乗りのMと同等のキャリースペースが確保できます。 評価:―なし(今のところ言う事なし) |
燃費 |
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渋滞が多い地域で総重量2tを超える車が、平均時速20kmで平均燃費13.8km/lですから、素晴らしいの一言です。エクシーガは同じ条件で7.1km/lでした。
評価:―なし(素晴らしい。) |
価格 |
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総額440万円
下取り23万円 オプションはフットランプのみ。 並行輸入車ですので割高です。 正規販売されれば20万は安くなるのではと思います。 評価:―1(まだ正規販売してないので。) |
故障経験 | ありません。 |
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イイね!0件
サイドアクセントリングにラッピングフィルム施工 カテゴリ:その他(カテゴリ未設定) 2025/03/10 12:44:38 |
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フロントメッキガーニッシュ ラッピングシート施工 カテゴリ:その他(カテゴリ未設定) 2025/03/10 12:43:22 |
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ホイールカラーチェンジ カテゴリ:その他(カテゴリ未設定) 2025/02/01 07:07:37 |
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