我が家のタントL350Sには次から次へと不具合が起きている。22歳という車齢ゆえ、耐用年数の限界を既に超えつつあるのだろう。先月、H4ヘッドライトバルブ、ラジエーター、左前輪ブレーキキャリパーのゴムブーツを交換し、パッドも交換した。もう暫くは大丈夫かと思っていたら、今度はブレーキ警告灯が消えない問題が発生した。1月には第2気筒のイグナイターが駄目になり、ブログのここに書いたように、
https://minkara.carview.co.jp/userid/1275711/blog/48890920/
イグナイターを交換しており、今年に入って、5つもの作業が続いている。
原因はブレーキ液のリザーブタンクの底にあるスイッチがこの写真のように、0.1Ωという小さな抵抗値でONしっぱなしになっていた。ブレーキ液はMAX近くまであるのにである。
ブレーキ警告灯に関するスイッチ系は、結線図を見ると、このように2系統あり、今回は液レベルの系であった。
この修理をするのに、スイッチ単品は入手できず、タンクごと交換するしかないそうだが、5月連休中は部品商はお休みだった。家族が待てないと言うので、自己責任で、直流安定化電源を使って、接点を復活させる荒業をトライしてみた。
この写真のように、この電源の最大電圧である15.5Vをスイッチ接点の両端に、チョンチョンとパルスとして加えてみた。最大電流は、電源ユニット内のカレントリミッターが制限してくれ、5A弱で止まるので、電流が流れなくなるまでやったが、5回目に電流0になった。抵抗値を測ると、このように、O.F(無限大)になった。
正式な修理ではないが、これでブレーキ警告灯は点かなくなった。念のため、ブレーキ液をポンプで吸い、液が減った時に、警告灯が点くかを確認したらOKだった。果たしてこんな修理で良いかという疑念は残るが、機能的には問題無く、これで様子見としたい。
別の車であるが、我が家のダイハツ・ムーヴは寒いとスターターモーターの回らないことがあり、NSSのP接点の導通不安定が原因であった。本来なら、NSSを交換するところだが、サージ電流を流すことで、接点の活性化を試みたら治ってしまった。
https://minkara.carview.co.jp/userid/1275711/car/3721445/8508767/note.aspx
このリンクのことに、今回の問題は通ずるものがあるが、今回は導通しっぱなしをサージ電流で解消させてしまった次第で逆である。接点は流れる電流で材料を使い分ける必要があるが、接点の働きに問題があるときは、大抵の材料で、適度なサージ電流を流すことで、生き返らせる手法があったりだが、下手をすると接点を完全に駄目にすることもある。私はパルス電流を流して、様子を見ながらやることにしている。
(追記 2026.5.12)
このような方法でどうして治るのでしょうか?
という質問を受けた。その訳はジュール熱で接点の導通部分の金属を昇華させてしまうからである。今回、0.1Ωという抵抗値であったので、そこに5Aの電流を流すと、抵抗値×電流値の自乗のジュール熱が発生することになる。0.1×5×5=2.5Wの熱が導通部分に発生するが、0.1Ωという抵抗値から、導通箇所は微細だと考えられる。そこに2.5Wの熱が繰り返し発生すると、その微細な導通箇所の金属は固体から一気に気体になり(昇華)、導通が解消されるということになる。ある意味、荒業ではあるが、私にはよくやる手であったりする。でも、リードスイッチでやるのは今回が初めてであったが、機能するようになって、経験値が一つ増えた。
Posted at 2026/05/11 20:27:23 | |
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