フロントフォークのシール交換(その２)

作業は「フロントフォークのシール交換(その１)」からの続きになります。

フロントホイールを外していきます。
まずは右側のアクスルピッチボルト2本を10mmのレンチで緩めます。

車体反対側にも同じようなボルトが2本ありますが、絶対に緩めちゃダメ。シャフトを緩めようとすると空回りします。

フロントアクスルボルトを22mmのソケットをスピンナーハンドルに装着して、グイっと外します。

続いて車体左側のアクスルピッチボルト2本を緩めて、アクスルシャフトを抜き取ります。

抜き取る時は右側に良いサイズの棒を差し込み、ハンマーで叩いてやったら抜けてきました。

メンテナンスマニュアルでは、アッパーカウルを外して作業しろと書かれてますが、あご下のカバーだけ外せば作業できます。

まずこの状態で、一番トップにあるフォークキャップボルトを24mmのレンチで少しだけ緩めておきます。
フォーク単体になってから緩めようとすると、フォークごと回ってしまい緩めにくくなるので、このタイミングで緩めておきます。
インパクトがある方は、フォーク単体になってからでも緩めることはできます。

アッパークランプボルト(6mmの六角穴付きボルト)を緩めます。

画像では分かりにくいですが、ロワークランプボルトを12mmのレンチで2本緩めると、フロントフォークを抜き取る事ができます。
なるべく傷が付かないように慎重に、少しだけ回しながら抜き取ると作業しやすかったです。

これでようやくフロントフォークの分解作業へ移れます。

作業は「フロントフォークのシール交換(その３)」へ続きます。