2014年06月02日
いろいろと忙しくてブログもまともに書けませんでした。。。
GOLF R納車後はや1年3ヶ月経とうとしているのに今さら感がありますが(苦笑)
今まではワンコインで掃除できる洗車場などに据え付けの掃除機を使っていたのですが、たまたま別の場所でクルマに積んでいたシガープラグで使える掃除機でちょこちょことフロアの掃除をしようかなと思いました。
GOLF6にはトランクルームに12Vのサービスコンセントがあります。ここに掃除機のシガープラグを差し込んで・・便利ですねぇ。とやってみたらウンともスンとも言いません。あれ?納車後一度も使用していなかったので接触不良でも起きたのでしょうか?とプラグを差し直したりしても全く反応がありません。
掃除機のせいでヒューズでも切れてしまっているとか?いやいや、このコンセントってたぶん15A位の容量があるはずだし、この掃除機って大型だけどもともとクルマ専用だしヒューズが飛ぶなんてそれはないでしょー。
仕方がないので、コンソールにあるシガーソケットにつなぎ直そうとしたとき、思いつきました。ひょっとして、このサービスコンセントもACC連動になっている??
そこでキーをONにしてサービスコンセントにプラグインしてみたら動くではないですか!!
なんだ、そんなことだったのか。と簡単に解決したのですが、ふと思ったことは、なぜサービスコンセントはACC連動なんだろうか?ということです。
VWのキーはACCの位置というものはなく、ONの位置しかありません。掃除などをするとき当然エンジンは切っているのですが、キーをOFFにしてしまうとコンソールのシガーソケットとサービスコンセントは使えなくなります。でもONにしたままだとエアコンなどのスイッチやナビ・オーディオなどはすべてONになっていますので、場合によってはそれらもOFFにする必要があります。さらには、もしこれが薄暗い夕方だったなら、きっとオートライトでライトまで点灯してしまうことでしょう。こりゃ面倒だ。
もともとサービスコンセントはこうした掃除機とか、ちょっとしたクーラーボックスなどの電源などに使う目的であるんですよね。もしクーラーボックスなどであるならエンジンを切ってクルマから離れてしまうときにクーラー電源が切れてしまうと困ります。確かにバッテリーへの負荷の問題もありますが、何のためにサービスコンセントを設けたのかを考えたとき、やはり常時電源供給されている状態であって欲しいですね。
ちなみに前に乗っていたBMW E46はサービスコンセントは元々なくてコンソールのシガーソケットだけでしたが、こちらは常時電源が供給されていました。それはそれで電源を必要とするアクセサリー機器を接続しているとエンジンOFFの時に電源が切れないのも考え物ですが・・・。
Posted at 2014/06/02 11:37:36 | |
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2013年06月06日
コンピュータの世界でサイバーテロや犯罪の恐怖に晒される事件が頻繁にニュースを賑わせています。様々なサービス運営企業のサーバーがハッキングされ、大量のID、クレジットカード情報やパスワードが盗まれて悪用されるだけでなく、国家機密などの重要情報が盗まれたり、末端では個人のパソコンに保存してある情報が、スパイウェアやアドウェアによって個人の意志に関わらず勝手に抜き取られてしまったりしています。これらのサイバー犯罪とその対策は互いに進化を繰り返しており止まることを知りません。
これと自動車の話では何が関係するの?
今日時点ではまだあまり心配するような事にはなっていないと思いますが、これだけコンピュータ制御が進化を続ける車両技術にとって実は近いうちに大いに関係することになると思います。
すでに現代の最新技術では、クルマの制御はもはや電子制御技術に頼らないと生きていけないとすら思えるほど高度な進化を遂げています。車両に搭載されているマイクロコンピュータの数も少なくとも数十個にのぼり、それらの多くは互いにCAN(Controller Area Network)と呼ばれる車両内のLANで結ばれています。車両の中には複数のCANバスが敷設され、制御する箇所の状況や変化を情報として流し、代わりにコマンドを受け取ってしかるべき制御を互いに連携しながら行っています。
今やドライバーがアクセルを踏み込んだり緩めたり、シフトレバーを操作したりする操作は機械的にクルマを操作するのではなく、情報としてコントローラが受け取りエンジンやトランスミッションを制御するようになっています。ハイブリッド車や電気自動車ともなると、クルマの基本要素である走る・曲がる・止まるといったことさえすべてがコンピュータで制御されているのです。CAN-BUSによる連携プレイによってドライバーの意志(操作)とクルマの置かれている具体的な状況とを組み合わせて、かつてないほどドライバーの欲しているクルマの挙動へと結びつけることが出来るようになってきているのです。さらにそうした操作・挙動を学習・記憶することによって、そのクルマは徐々にオーナーの特性を盛り込んだクルマへと変化していくようになっています。
さらに半導体メモリの進化による大きな記憶容量によって、運転中に起きた様々な問題、動作不具合の記録とか異常なデータなどを逐一記録しておくことで、クルマの整備に関しても飛躍的に向上しています。そしてそれはディーラーの整備用コンピュータからメーカーに吸い上げられ、問題箇所の集計であるとか解決への糸口を探したり、むろんクルマの開発部門へのフィードバックとして生かされつつあります。
現在自動車産業や電子通信業界ではテレマティックス(Telematics)という用途技術に対して期待が高まっています。テレマティックスとは自動車の電子情報機器を携帯電話回線などを経由してブロードバンド接続させることで、より一層のリアルタイム情報処理を目指そうというものです。クルマは動的なものですから、いつ・どこで・何が起きるか分かりません。高度化したクルマの制御機器は開発者の知らないところで予期しない不具合(バグ)が出て乗員を危険な目に遭わせるかも知れないのです。少しでもそういう可能性・リスクを低減させるためには、クルマが整備入庫したときにだけデータを吸い上げるのでは間に合わないかも知れません。メーカーにとってみれば、ダイナミックにデータを取得し続けることはこれからのクルマの安全管理上欠かせないものになるかもしれないのです。さらに販売納車された膨大な台数のクルマがどのような走り方をしているのかという、ビッグデータを取得することでその時代に即した新しいクルマの開発にも役立つでしょう。その一方でクルマの所有者にとっても、出先でクルマが故障して途方に暮れるという可能性が少しでも減ることは有り難いことですし、さらには最新のランドマークとカーナビを結びつけることで、より便利な周辺ガイドや渋滞情報、天気予報などさまざまな便利情報をリアルタイムに入手できるためものすごく便利になることは想像に難くありません。先般猛吹雪での閉じ込めにより痛ましい事件があったことを思い出しますが、テレマティックスによりこうした危機的状況に際しても的確に救助やサービスを受けることが出来るのも大きなメリットと言えます。
ここまではいい話ですが、これから少し怖い話になっていきます。
このテレマティックスを最大限活用するためには、クルマの情報を必要に応じて細かくサービス提供者に対して送信しなければなりません。それはつまりCAN-BUSとブロードバンドが互いに接続されていることが必要になってきます。サービス提供者とは一般の民間サービス(天気予報など)もあるでしょうし、クルマメーカーやディーラーサービスなどもあるでしょう。さらに将来は公的なサービスともつながる可能性が大きいですし、果ては救急救命や救難救助、地域の病院ネットワークなどともサービス提供を行っていくのかも知れません。
しかし、極端に言えばテレマティックスによるブロードバンド接続されたノードをハッカーが見つけたとすると、そこに設置してあるはずのファイアーウォールさえ突破できればハッカーは容易にリモートで特定の(しかも現在走行中の)クルマのCAN-BUSに入り込むことが出来ることになります。CAN-BUSに一度入り込んでしまったら、基幹部分を乗っ取ってしまうことすらできるかもしれません。
一例ですが、昨今ECUやATチューンなどが盛んになりつつあります。コーディングと呼ばれる機能設定用の記憶領域のデータ変更や、エラーログのリセットなども行われるようになりました。メーカー側ではデータの暗号化処理などプロテクトに取り組みだしてはいますが、それもどんどん破られているのが実情です。パソコンと異なり固有のパスワードで保護することの出来ないクルマのコンピュータやLANは、一度市販されれば破られるのは時間の問題でしょう。なぜかと言えば世の中に使われているあらゆるコンピュータは、エミュレータという開発用の装置を接続するだけで、その道の専門家であれば容易に内部のソフトの解析が出来てしまうからです。それはいくらソフト(プログラム)を暗号化しても分かってしまいます。市販車のコンピュータをエミュレータに接続すればいいだけなのですから。
もし悪意あるサイバーテロやハッキングからテレマティックスの仕組みを悪用してクルマに入り込んできたとしたら、実際にどんなことが起きるのでしょう?考えたくもありませんが、すこし大げさに想定しておきましょう。もっとも軽いパターンで、クルマの軌跡や走行している現在地情報、行き先などを盗まれたり、ナビに登録した地点や検索履歴、ハンズフリーの電話帳などを盗まれたり、いわゆるプライバシーが侵害されます。最悪のパターンですとCAN-BUS情報を操作されることで、いきなりメーターがでたらめの表示を始めるとか、センサー情報を攪乱されることでエンジンがオーバーヒートする、空燃比がでたらめになってエンジンの調子が悪くなるなど故障を引き起こされたり、踏んでもいないアクセルを操作されて急発進・急加速したりクルーズコントロールの設定を変えられてしまうなどドライバーの意志や操作を遮って勝手にクルマが暴走を始めることすらもあるかもしれません。コンピュータをハックされると言うことは、ドライバーやパッセンジャーの命を脅かすことすらも可能なのです。
しかもたとえリアルタイムにハックされなかったにしても、時限爆弾型のウィルスを仕込まれて、特定の車種が特定の日時に一斉に暴走を始めるというような深刻なサイバーテロすら考えられます。恐ろしいことですが、テレマティックスによるIP接続さえ出来ていれば、技術的には可能なことです。クルマ発売後すぐには脅威は少ないでしょうが時間が経てばハッカー達はクルマの制御システムを解析し、そのクルマのセキュリティ・ホールを見つけ出します。常にメーカー系列のディーラーサービスで整備を受けていればクルマのコンピュータをバージョンアップできますが、一般の民間整備工場で整備されたクルマはバージョンアップなどできないでしょう。そうした古いソフトのままのクルマがずっと長い間ハッキングの危険にさらされながら市中を走り続けることになるのです。サイバーテロを仕掛ける悪意ある人々にとっては、特定の車種で100%不具合を起こさせる必要はなく、例えば日本中の各地でとか世界中の各地で特定のクルマが何台も一斉に不具合を起こしたというだけでも、大パニックを起こすことに間違いないでしょう。
またテレマティックス機能を持っていないクルマであっても、第三者の手で悪意のあるECU/ATチューニングが行われた場合、似たようなことがオフラインでもできてしまうのです。悪意あるプログラムは実行後跡形もなく証拠を消してしまうようにも作れますので、タチが悪いです。とくにクルマの基幹コンピュータは、たとえ全損事故などで車体が原形をとどめていないような状況でも唯一生き残るように設計されていますので、最も悪意の標的になる可能性が高いと言えます。
もちろんクルマのメーカー各社だけでなく政府機関もこうした可能性に気付いてはいるようです。テレマティックスや車載コンピュータに対するセキュリティー、被害を最小限(表面のみ)にとどめるためのファイアーウォールなどについても研究が進められています。しかし現時点でこれだけ簡単にROMチューンができてしまっている現状と、CA-BUSへの容易なアクセス方法が分かってしまっている中では、それらを扱うことのできる人々の『良心』だけによって支えられているといっても過言でないかも知れないわけです。そして怖いのは、現時点でコンピュータのセキュリティーが不十分かもしれないクルマが殆どを占めるなかで、その多くはこの先まだ10年近くもどこかを走り続けることになるということなのです。
LTEなど携帯電話回線のブロードバンド化がもの凄い勢いで進んでします。テレマティックスに対する通信業界の期待度も高く、特別なコストで安価にサブスクリプションを提供する動きにあり、普及が進むことは間違いのないところです。整備やオーナーの利便性を損なうことなく、このようなサイバーテロの脅威に対していかに車両を安全に守っていくのか、たいへんに重要な課題と言えるでしょう。
Posted at 2013/06/06 17:46:02 | |
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2012年05月23日
テレビでも相当騒いでいたので結構多くの方が鑑賞されたのではないでしょうか。
東京ではなんと173年ぶりということでした。部分日食はある程度見られるのですが金環日食や皆既日食tなると本当に人生に一度あるかないかのイベントだったのですね。次は2035年に北関東、長野から前橋、そして水戸にかけての狭い帯域で皆既日食がみられるそうです。
天体観測を趣味にしておられる方々は日食を求めて世界各地へ飛び回っておられると思いますが、特にそれを趣味にしてはいない私でも今回の金環食にはにわかマニアとなってしまいました。
天体望遠鏡を持っていない私なのですが、カメラ・写真撮影を趣味にしていますので、記念に撮影しようと言うことになりました。でも日食はそう年中あるわけでもないので高価な機材を揃えることはできません。そこでネットの掲示板などでアドバイスを頂いたり調べたりして、準備を整えました。あとは日食が始まるのを待つだけです!
そうしたら、なんと天気予報で雲行きが怪しいみたいじゃないですか・・・当日の朝起きてすぐはなんだかどんよりした雲が空を覆っています。だめかな~ともいつつ日食の始まる午前7時ころになると、徐々に空が晴れて行くではありませんか!
欠け始めは雲がかかってなんとなく幻想的な雰囲気でしたが、完全な金環食に入ることには太陽の周りに殆ど雲はなくなり、はっきりと観測できました。
金環食に入ると同時に周りは少し暗くなり、まるで日の出・日の入に近い状態、もしくは雲の厚い日のような景色になって、気温も少し涼しくなったような気がしました。周りもなぜか静寂が訪れ、この不思議な天体の奇跡をおごそかに見守っているようでした。
ネットでの情報によれば、次のめずらしい現象は6月6日、太陽の前を金星が通過していくらしいです。日食ほど大きな現象ではなく金星も小さいため観測には専用めがねが欠かせませんが、晴れてさえいればなんと通過に6時間も要するとのことで、仕事をしながらお休み時間に観測できそうです。
Posted at 2012/05/23 11:12:38 | |
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2012年05月15日
原則的にはこのブログにはクルマの関連しか書かないのですが、ちょっとプツンと切れてしまったので、 敢えて書きます。一回だけ、乱暴なブログをお許しください。
今朝のYahoo Newsを見ていたら東電の勝俣会長の発言が掲載されていました。原発事故当時、管首相や細野補佐官から福島第一原子力発電所の吉田所長に対して直接問い合わせがあったことが事故処理を遅らせたという批判をしたというのです。
何なのその上から目線というかデカい態度は。世界的・歴史的にも類を見ないほどの事故を起こした企業の長たる責任者というだけでも万死に値するというのに、彼ら東電経営陣から発せられるべき心からのお詫びや、天文学的な損害賠償などを値上げや税金という形で国民に負担してもらうことに対しての感謝の発言(これはまだ決まっているわけではないけれど)、そして東電の利用者へ心からの協力要請をしたりというメッセージを送ることをせず、ただひたすら沈黙を守ることで世間の批判をかわしつづけるだけでなく、この管元首相への批判たるや、あまりにも無責任で到底被害者には耐えられる発言ではありません。完全に当事者能力を失っています。
思い出しましょう。事故直後に東電は政府に対して何と言ったのか。手に負えなくなったから従業員を全員退避させたいと言ったのです。まだ放水やら何やらをする前の話です。現地従業員の中には原子力の専門家もいたはずですが、そうした人々ですらさじを投げてしまったのです。ある意味彼らは日本国民すべて、いや世界中をも放射能という今よりもはるかに大きい範囲で未曾有の災害に巻き込もうとしたのです。自分たちの命と引き替えに。それを指示しようとしたのが東電の経営陣達だったのです。
そのことを知った当時の管首相はそれを一喝しました。結果、専門家が逃げだそうとした現場に素人の自衛隊や消防隊が送り込まれて必死で冷却させたことは皆さんご存じのことです。管首相の対応にはいろいろな論議を呼んでいるようですが、少なくとも東電を一喝して強力に対応を進めさせようとしたことに対して私はそれを強く支持します。
それを批判ですって?何を仰る。もし管首相が強力に推進しなければ何が起きたのですか。現場の従業員を退避というか逃げさせてしまって、誰もいなくなったメルトダウンした原子炉を放置しようとしたことだけでも背筋が凍るほどの寒さを覚えます。管首相が直接電話をしたから作業が遅れた?それはうそでしょう。管首相が東電の言うことをそのままハイハイと聞いていたら、関東地方一円に至るまで広範囲が放射能に汚染され、人が住めなくなったかもしれなかったのです。管首相はそんな無責任な東電の経営陣や組織を信じなかっただけです。そもそも事故が起きて、それを収束させることもできない設備を作った企業の責任はどうしてくれるんですか。それを自覚もせず過ちを犯した企業の責任を本心から謝罪したこともない企業として何も言う資格はありません。とんでもないことです。
私が権力者であるなら、こんな企業に対して次の要求をします。東電、その子会社ならびにすべての東電資本関連企業の本社機能を福島の原発付近に移転させます。同時にそこに勤務する従業員、経営陣、ならびにその家族も移転させます。そのくらいさせなければ被災地域住民の受けた被害を心から理解することはできないと思います。自らが放射能の恐怖におびえ、住み慣れた場所から無理矢理移住を余儀なくされ、子々孫々に至るまで放射能の影響を心配し続ける。これらはみな被災地域の住民達が味わっていることです。いままではオトナの対応とか(まったく良い言葉ですよ)で黙っていましたが、ここまで言い逃れをするなら同じことを東電の組織全体に要求しますね。
管首相の大きな過ち、それは東電を倒産させなかったことだと思います。
東電経営陣のあきれた無責任さと言動に対して不満がたまる一方ですが、ついにそれも限界。どうか良識ある東電社員の皆様、良識ある会社への改革に向けて行動を起こしてください。新しい東電に生まれ変わってください。多くの東電社員の皆様にはこうした良識をお持ちであると信じています。そして何十年かかろうと、何万年もかかろうと、責任を持って収束に取り組むために原子炉と闘ってください。そのための新しい技術開発を続けてください。そのことが世界のどこかで再び起きるかもしれない原発事故から人類を救うでしょう。それがきっと多くの被災地住民の皆さんや、多くの日本国民に報いることだと思います。
※勢いに乗って一気にブログ原稿を書いてしまってからYahooニュースを読んでいくと、関連記事リンクに次のような記事がリンクされていました。
http://astand.asahi.com/magazine/wrscience/2012030800005.html
これを読むと、実に私の意見と全く同じであることに納得してしまいました。また私のブログでは触れられていない数々についても同じ意見でしたので、これらも併せて読んで頂くことをお勧めします。とにかく、管元首相のマイクロマネジメントを批判するメディアの論調に違和感を感じていましたので、やっぱりそうだったのかと思うことしきりです。ここまで人類を恐怖に陥れた東電が今もなお政治力で責任を逃れようとする姿を見るに付け、このことは子孫末裔にまで語り伝えないといけないと思いました。偏差値の高い東電の経営者諸氏、今のまま責任逃れや転嫁を続ける限り、あなたたちのことは決して忘れないし許しません。
Posted at 2012/05/15 13:25:47 | |
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2012年02月06日
見たのは一昨日のことなのですが、愛車のBMW E46車検の件でディーラーを訪れたときに、ちょうどフルモデルチェンジしたBMWの3シリーズ・ニューモデル【型式名:F30】が展示されたと言うことで、ついでに見てきました。ブログ用に写真を撮れば良かった・・・と反省してます。
【全体的なフォルムやデザイン】
F30の基本的なフォルムは現行E90系の延長線上だと思いますが、実車を前にいろいろな角度から眺めてみると、結構魅力的です。私個人としては今までE90よりもE46の方が好きだったので、結局乗り換えることはせずに来ましたが、今度のF30はE90よりもデザイン的に洗練されているなと思いました。特にサイドのラインや面の構成なのですが、E90では少し間延びした曲面で構成されていたのが、サイドのラインの位置などで分割する面のバランスが取れてきたと思います。といってもE46の黄金比率にはまだ届いていないと思いますが(笑)。サイドモールを廃止したE90からの流れですが、このF30はサイドモールがなくても綺麗です。そして構成している曲面のプレスラインが光の反射を美しく描き出してくれます。これはE46までのような、鏡面のように周囲の風景を映し込むという考え方ではなく、「光」を曲面的に美しく反射させてボディーラインをアピールする考え方に変えたようです。実際見てみるとこれが意外に美しく、ボディーをふくよかな感じに引き立たせてくれています。
フロント・フェイスやリア・マスクについても、E90の血統を受け継いでいると思いますが、ライトやキドニーグリル、リアコンビランプなどのコンポーネントの大きさを少し圧縮してどこか密度が高いイメージとなっています。これもE90系の間延びした感じがないため好感の持てるデザインです。
【大きさ】
時間がなくてカタログなどを頂かずに帰ってきてしまったのでまだよく調べてはいないのですが、全長はE90よりもさらに大きく(延びて)いるようで、恐らくその殆どはホイールベースの延長になっていると思います。そのことでキャビンは大きくなっているでしょうから、実車を見るとかなり大きく見えます。まるで5シリーズのような大きさに見えました。
大きさと言えば、ドアミラー。これがメチャ大きくてびっくりです。E46の2倍くらいありそう。その大きさの割には運転席に座って見たドアミラーの面積はそれほど大きくは感じなかったですが。
【座席など】
運転席に腰を下ろすと、そこは間違いなくBMWであることがわかります。これはBMWオーナーであれば必ずわかっていただけると思います。各部のデザインなどは全く新しいにも関わらず、ドライバーズシートに座った途端あこれは確かにBMWだと身体が理解してくれるのは、本当に不思議なことですが事実なのです。展示車としてラグジュアリータイプとスポーツタイプの2車がありましたが、どちらも内装の質感としてE90よりも明らかに向上し、プレミアムセダンとして納得のいく仕上がりになっていました。またシートのホールド性も向上していたほか、ドアシルが少し低めになっているのか乗降性に関しても着座位置的に低めなのに私のE46よりも向上しているところはすぐわかりました。さらに窓の面積が大きく、着座位置を低くしてもE90よりも窓の位置が低めで、キャビン内が明るく感じ圧迫感が少ないことに好感が持てます。それでもE46の方が圧迫館は少ないですが・・・どうもこれは側面衝突に対応する安全性の確保という理由らしいのですが、何とか技術的にクリアしてE46時代の見通しの良いキャビンに戻して欲しいと思いました。。
ドライバーズシートに着座すると気が付くのはエンジンルームが高く見えることで、シートポジションを低くすると前方視界に少し違和感がありました。ダッシュボードのデザインはちょっと面白いです。E90では水平ラインを基調とした比較的単純な構成でしたが、F30ではいろいろな角度のラインが組み合わさっている複雑なデザインです(特にダッシュボード付近)。それでも私は悪くないと思いましたが、人によっては好き嫌いが分かれそうです。E46までのようにセンターがドライバー側にオフセットしたデザインは残念ながらこのF30でもありませんでしたが、全体のイメージとしてダッシュボードのデザインはコックピット感がありドライバーとして満足できると思います。
センターコンソールはポジション的にかなり高めで、これ以上ないほどドライバーと助手席とを引き離しています(苦笑)。高級感を演出してくれてはいますが、どうなんでしょうねこれ。確かに5シリーズや7シリーズではシフト周りやセンターコンソールの位置は高くてドライバーと助手席の間に大きな隔壁を作っていますけど、私的にはもう少し低くても良かったかも。そしてコンソールに連続しているシフトパネルなどの面も大きく広いので、もう少し狭くしても良いですし、広いならもっと有効利用を図って欲しいかなとおもいますね。
【ちょっとこれは・・・な点】
写真を撮ってくれば良かったですが、ラグジュアリータイプもスポーツタイプも 40プロファイルの18インチタイヤを履いているようですが、フェンダーのタイヤハウス上部付近に何かプラスチック状のプロテクターのようなものを発見。VWクロスポロのようにタイヤハウス周りをすべてプロテクターみたいに覆っているのではなく、一部に四角い板?を貼り付けている感じです(ボディ同色塗装ではありますが)。これは何ですか?と聞いたら、なんと履いているタイヤが太いのでフェンダーだけだとはみ出してしまい違法になるので、その板を貼り付けた仕様とすることでフェンダーをはみ出させタイヤがフェンダー内に収められた形にしていますとのこと。これには驚きました。これではせっかく改良されたボディデザインを自ら破綻させてしまっているではないでしょうか。パッチワークというか泥縄というか。そこまでするならもう少し細めのタイヤにするか、またはホイールのオフセットを調整するかすればよかったのに。これはたぶん日本向けだけの仕様である気がしますが、はたして独本国や米国など向けの仕様ではタイヤがはみ出しちゃうってのが普通なのでしょうか?
そうしたらなんと5シリーズでも同じことが起きていたんですね~。でも5シリーズではそんな変なパッチプレートを当てることはせず、ホイールアーチに沿ってはみ出し部分にプラスチックの目立たないオーバーフェンダー?ピースを取り付けています。ボディデザインを壊さないように、でもタイヤがはみ出さないように上手に逃げています。こういう手法を今度の3シリーズにも使った欲しかったです。もし新しいF30の実車をご覧になるときは、ぜひこの部分も一応ご確認いただくことをお勧めします。ただこうした泥縄を見つけても全体評価は特に変わることはないでしょう。
あとインテリアですが、私は個人的にはナビやその他の情報を統括したiDriveという流れはあまり嬉しくはありません。少なくともNAVIやVICSなどに関しては市販のカーナビの方が段違いに優れているしオーディオ系の音も高級カーナビのほうが使われている電子部品が異なるためこれもまったく異なる質のいい音を出します。i-Driveの持つ豊富な車両情報の意義は十分認めますが、そのために貧弱なナビやカーオーディオを我慢することはできません。本当はアフターマーケットの重要性と意義をメーカーでも認めていただき、アフター向けの拡張性を確保するかそれとも車載情報系のインタフェースを整備し公開することでユーザのカスタマイズを認めていただきたいと思います。
あと、フェンダー後方にある、LuxuryとかSportsとかのグレードバッジは格好悪いのでやめて欲しいですね。MスポができるときっとM Sportsというバッジが貼られるのかな?BMWってそこまでグレードを主張する必要はないと思うんですが・・・。
【試乗してみたい】
VWのTSIと同様、エコ対策のためにエンジンのダウンサイジングを推進するBMW。6気筒エンジンはまだ登場していませんが、このダウンサイジングされた328iの試乗、是非してみたいと思います。想像だけですが、より優れたハイウェイ・クルーザーとしてかつての5シリーズを凌駕するクルマになっているでしょうけど、徐々にドライバーズ・プレミアムセダンから離れて行っているような気もして寂しいです。まだ試乗してはいませんが、果たしてこのF30は「走る」「曲がる」「止まる」でどの程度エキサイティングな仕上がりになっているのでしょうか。今乗っているE46、6気筒にアルピナのサスペンション(これは後付けですけど)を履いている330iに比べて買い換えたくなるような感動を与えてくれると良いなと思います。
【買い換えたい?】
やはり試乗してみないと何とも言えませんが、今後予想される6気筒モデルがどのようなクルマなのか次第かもしれません。もしあと一台クルマを所有できるなら、グランドツアラーとしてF30は欲しいと思うかもしれませんが、そうでないなら未だに魅力のE46 330i Mspを愛用し続けると思います。もう3シリーズは大きくなりすぎました。むしろもし発売されるなら恐らく扱いの苦労するであろう、VW Polo-Rのほうが楽しくて乗り換えてしまうかもしれません。
Posted at 2012/02/06 13:56:23 | |
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